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東大生が家庭教師で稼ぐ方法

東大生バイトの代表として一番に挙げられるのは教育系バイト、その中でも高時給のものといえば家庭教師でしょう。東大生なら誰でも一度は家庭教師バイトを検討したのではないでしょうか。

しかし、具体的にどうやって始めればいいのか、どのようなスキルが必要なのか、どうやったら生徒を見つけられるのか、何もわからないと言う方も多いと思います。

私は2021年の春から家庭教師のバイトを始め、今では対面の家庭教師案件を5件、オンラインでは3件を扱っているのですが(月収は15-20くらい)、今回は私がどのようにして家庭教師案件を見つけ、採用をいただいたのか、ここ1年でやったことをざっくり書いていこうと思います。

前提条件として、私の基本情報をこちらに記載します。

  • 中学受験経験あり(大事)(→中受経験がないと小学生の案件はほぼ受けられない、中受を経験していない場合はどうにかして中受案件を受けて指導経験を作ることが大切)

  • 都内在住(→高時給の対面家庭教師の案件はほぼ都内しかないので都内住みじゃない人は案件獲得がかなり難しい)

  • 非医学部(→医学部の方は以下の時給の1.5-2倍で考えていって大丈夫だと思います。目安があんまりわからないけど。)

0、家庭教師サイトに登録する(1日)

最初やることは家庭教師サイトに自分の情報を登録することです。初心者はtnewsやス○ートレーダー、トウコ○、スタ○ィーコーチあたりがいいと思います。

対面ならtnewsかスマ○トレーダー、オンラインならtnews、ト○コベ、スタディー○ーチです。

イメージとしては、対面は時給2500(←これ以下の案件は受けない)〜5000、採用ハードル高めで案件少なめ。オンラインは時給2000〜3000、採用ハードル低くて案件が多い、と言う感じです。また、生徒層は対面では中学受験を目指す小学生の案件が最も多く、オンラインでは中高の生徒で授業の補習や大学受験の相談系案件が多めです。

プロフには自分の書ける経歴全てを書きましょう。英検漢検、大学受験で合格した大学はもちろん、高偏差値の中高に通われていた方でしたら、成績○番だった、特待だったなど、少しでも見栄えの良いプロフィール作りを心がけましょう。また、少しでも家庭教師っぽい経験(いとこや兄弟に勉強を教えた、など)をしていたら、それを指導経験○人という形で書きましょう。

1、家庭教師スキルを身につける(3〜6ヶ月)

どんな仕事でも、まずはスキルを身につけることが大切です。しかし、東京大学に入学するほどの学力がある皆さんなら、学力面で強化するところはありません。

学力以外で身につけなければいけないスキルとは、「教えることに慣れる」ことです。つまり、最初は時給が低くてもいいので家庭教師として生徒とコミュニケーションをとったり、生徒がわからないところをうまく伝える経験を積むのが大切です。

私の肌感覚として、結構慣れてきたなぁと思ったのは対面とオンラインの家庭教師を2件ずつほどこなしたあたり。この時の対面の時給は2500〜3000円くらい。家からも遠かったので稼ぐと言うより研修みたいな感じでした。最初は時給面で高望みしすぎるのは良くないです。一方で、時給2000円未満のもの、あるいは時給を値切ってくる案件はやめておきましょう。良いことないです。(これに似ているもので塾講師とか個別指導などもお勧めしません、T○MASとかやる気スイッチとかSAPI○とか鉄○会とか)

とにかく場数を踏むだけならオンライン家庭教師がおすすめ。特にトウ○ベなんかは常に案件募集の掲示板がいっぱいで毎日新規案件の紹介がくるので、スケジュール管理さえしっかりやれば無限に生徒を持てます。また、対面の案件応募の際に指導経験の人数の多さは武器になります。最初はオンラインで指導人数を増やしてそれを家庭教師サイトのプロフに反映させることで、対面の案件を受けやすくなります。

ただ、それでも将来高時給の対面案件を受けたい、と思ってる方は1件でも良いので対面指導の経験も踏んでおいたほうが良いと思います。対面だとコミュニケーションをたくさん取って生徒と仲良くなるのが大切なのですが、オンラインだとなかなかこのような経験は積めません。また、保護者(大人)との交渉も大切になってくるので、失礼の無いような接し方を身に着けるのも大切です。

また、オンライン家庭教師なら最初にズームの使い方や板書用のタブレット準備、授業報告などの手順も慣れておく必要があります。

対面、オンライン双方に共通して言えるのは、とにかく最初は全力を出して挑むことです。生徒さまの疑問を解決できてるのか逐一確認、宿題範囲も決めて欲しそうであればしっかり考えて出す、とにかく仲良くなろうという姿勢を見せて関係を構築していく。失敗することはもちろんありますが、その失敗を今後にしっかりと繋げていく謙虚な姿勢を持ちましょう。また、自分の経験だけで語ったり独自の勉強法を押し付けるのは厳禁です。

2、個人契約サイトに登録する(6ヶ月〜)

対面を何件かこなしたら個人契約サイトに登録しましょう。カテアプ○、Medi○iがおすすめです。DIYとか言う最大手の個人契約サイトの方も一応登録だけはしても良いと思いますが、私は一件も依頼が来たことはないです。

また、こちらでの時給設定は3000-4000くらいにして、慣れてきたら4000円以上に設定しましょう。医学部ならその倍の金額(10000とか)でも良いと思います。

先ほど紹介したスマー○レーダーの方では数か月ほど案件をこなしていると勝手に時給の査定額がシルバー(授業料6000円時給4350円)になるのでこちらの時給に合わせて行くのが良いと思います。

個人契約では自分で自由に授業料を設定できる上、マージンを一切取られないのが魅力です。また、個人契約は富裕層からの依頼がとても多く、優良案件が他の形態よりも多いです。本格的にたくさん稼ぐ、となれば個人契約は必須でしょう。

3、案件を選ぶ(6ヶ月〜)

仕上げは案件選びです。指導のプレッシャーが少なめで自宅からの指導場所が近くて時給が少しでも高い案件を積極的に求めていきましょう。駆け出しの頃は自宅から遠くても案件を受けた方がいいですが、ある程度慣れて家庭教師の仕事を収入源としていくなら、通勤30分以内に収めていくのがポイントです。

また、よくありがちな失敗として、案件が少なくなってきたからといって無理して自宅から遠い案件を受けてしまう、と言うのがあります。正直、2週間程度案件応募を重ねたり個人契約の募集ページを更新して放置しておけば何かしら依頼は来るので、焦らず自分のキャパシティを越えないように慎重に案件の取捨選択をしていくのが良いです。1ヶ月くらい依頼が来なければ別のプラットフォームを探しましょう。

注意点

案件の安請け(対面報酬1500円とか)は絶対にやめましょう。また、時給を値切る案件(授業料6000を4000にして欲しいなど)も、その後の先方の要求がやたら多いので絶対に受けないでおきましょう。最初に提示した金額に難癖つけてくるのはいわゆる地雷案件です。

おわりに

私の場合、学生寮や奨学金申請などは所得制限で出せず、それでも一人暮らしの必要があって自ら生計を立てなければならない状況にあります。そんな中でも、家庭教師バイトをうまくやればそこら辺の正社員くらいには収入を得ることができます。

お金を稼がなきゃいけないけど、勉強やサークルも手を抜けない、そんな人たちに少しでもこの情報が役に経てば幸いです。

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