今思えば…

時々ふと、むかしむかしのあの時のあれは
こういう事だったのかと思い出す出来事があり。
思い出さなくてすむなら記憶を焼いてしまいたいと思う訳で。。。
あまり気持ちがうーーんってなるので
読みたくない人はここまでで。

小学校1年の時、近所の同級生の男の子達と
家から自転車に乗って15分位の大きな川へ
遊びに行った日の事。
ほんとは子供だけで川へ遊びに行くのは
危ないからダメだと言われてただろうに
暇を持て余した私達は内緒で行ったんだろな。

最初は土手で遊んだりしてたけど
物足りなくなって、服のまま川に入って
水遊びに夢中になっていた。

友達と遊んでいると、知らないおじさんに
声を掛けられて、わたしだけ少し離れた
草むらみたいなとこへ連れて行かれた。
服のまま川に入って濡れてたわたしを寝かせて
バイ菌が入ったら大変だからと言い
下着を脱がせて、陰部を触られたのだった。

行為の意味を分かってないわたしは
下着を履かされて、また川に戻って遊ぶと
同じ事を繰り返された。
でももちろん意味は分からないまま。

その後、裸足で川で遊んでいたので
落ちてたガラスの破片で足の裏を切ってしまい
自転車に乗るのが難しいわたしのことを
家まで送ったのは、そのおじさんだった。
何も知らない母が、おじさんに御礼を言って
すぐ病院に行ったのを今でも覚えている。

もう数十年経つというのに
なぜだろう、ずっと頭にこびりついていた。
なんだか知らなくても、きっと子供ながらに
違和感しかなかったんだろう。
そして何をされたのか分かってしまった時に
こんな記憶、消えてしまえばいいのにと思った。
わたしの記憶力、覚えてなくていい事ばかり
覚えてしまう。ものすごく嫌になる。