羽田空港飛行機事故を西洋占星術から読み解く「地震の次の日になぜ飛行機事故は起きたのか」
1.能登半島地震の次の日に起きた飛行機事故。
今年の投稿はイベントチャートリーディングを多めにしていこうと思っております。
能登地震の翌日に起きた羽田空港での飛行機事故についてです。
飛行機事故の状況については次のニュース記事を参考にしています。
「奇跡だ、助からないと思った」 日航機炎上事故で乗客らが見たもの - BBCニュース
【最新情報まとめ】海保機の5人死亡 JAL機着陸時に衝突炎上…乗客・乗員379人脱出 (tv-asahi.co.jp)
2.羽田空港飛行機事故、能登半島地震のチャートとの比較
羽田空港飛行機事故の発生時のホロスコープチャートです。
能登半島地震の次の日、地震発生の時間とも近いことからイベントチャートに多くの共通点があります。
しかし、ホロスコープチャートの読み方は変わります。
能登半島地震を西洋占星術で読み解く「災害に繋がった3つのハードアスペクトの考察」|ピピココ (note.com)
能登半島地震のチャートと比較していくと、時間も地震の発生と近いことから、天体同士のアスペクトに大きな変化は見られませんが、最も早く動く月とハウスが異なります。
Ascは変わらず蟹座ですが、飛行機事故はICが天秤座。
月は地震の時から進みましたが、乙女座のままです。
しかし、地震の時は土星と金星のスクエアにアスペクトを形成してTスクエアになったのに対し、飛行機事故では水星、火星、海王星のスクエアに加わりTスクエアを形成しています。
一方、ハウスですが、地震の時にICにあった月は飛行機事故では3ハウスに移動しているのを始め、他の天体も一ハウスずつ手前のハウスとなっています。
その中で地震時のチャートのハウスが変わらない惑星は、6ハウスの水星、火星、11ハウス手前の天王星となっています。
飛行機事故時のチャートで目を引くのが、Dscと冥王星、MCと、キロンノードのコンジャンクションです。
3.ハードアスペクトが解消しないまま、次の災難が起きてしまった星の状況
能登半島地震の発生時には三つのハードアスペクトがありました。
この内の一つに月が加わり災害が発生したパターンです。
大体、こういったハードアスペクトは数日中に解消してしまいますが、今回の月は乙女座を出ないうちに次のハードアスペクトに参加してしまいました。
個人の運勢にも言えることですが、何か悪いことがあれば二、三日待つと状況が変わることがあります。
これは月が個人のネイタルチャート、トランジットの天体のハードアスペクトを解消したり、次のサイン(星座)に移るからです。(月は2,3日で次のサインに移動する)
地震後にこの飛行機事故が起きた後、個人的に心配したのが次の太陽とキロンのスクエアに月が参加でした。本当に何事もなく過ぎて良かったです。
この次のハードアスペクト、太陽とキロンスクエアに月が参加しても、特に事件事故が起きなかったことは、またどこか別の記事などで説明することがあるかもしれません。
では、ホロスコープチャートを読み取っていこうと思います。
4.航空機の乗客避難と海上保安庁の飛行機炎上で明暗を分けたもの
月はチャートルーラーであることから、国民としての関心を集めていることと読み解くことができそうですが、3ハウスにありハードアスペクトを形成しています。
3ハウスは交通を表しています。またカスプルーラーは乙女座であることから、地震のチャートでも鍵となった射手座水星が3ハウスを支配しています。
この射手座水星と火星、9ハウスの魚座海王星のTスクエアから飛行機の事故の一端を表していそうです。
特に火星が絡むことから飛行場での炎上を表していそうです。
8ハウス(死)についてみていくと、カスプは水瓶座、カスプルーラーは天王星ですが、副支配星の土星もみていきます。
月は11ハウス直前の天王星とトラインとなっています。(天王星は飛行機も表す)
また、6室ルーラーが木星をみていくと、木星は土星とセクスタイルとなっています。
乗客をどの天体で表されるかについては、議論があるかと思われますが、この場合移動速度が早い月としていいでしょうか。
また、6室は労働者と読むことができるので客室乗務員と読むことで6室ルーラーなどが加わる二つのソフトアスペクトから乗客の避難が奇跡的に行われたことと考えられるかもしれません。
一方で、海上保安庁の職員が助からなかったことについては土星と金星がスクエアであり、魚座土星側が海上保安庁とし、金星はICルーラー。4室もまた死に関わるところです。
魚座は海といった意味から、死傷者が出てしまったのは海上保安庁側であったと考えられるところです。
Dsc上にある冥王星も空港での極限状況、MC上のキロンは首都東京での医療が必要となる状況を表していそうです。
5.事故の原因に繋がったもの
事故の原因に繋がった状況をここで詳しく分析することはしませんが、JALと海上保安庁の状況は食い違いが起きています。
射手座水星は、こちらも遠距離の移動ということで飛行機を表していそうですが、通信や連絡の状況を考えてもよさそうですね。
しかも水星は3ハウスのルーラーであり、コミュニケーションに関係していそうです。
射手座水星の品位の悪さは地震のチャート分析でも見ていきましたが、こちらは海王星とのスクエアの状況、情報の誤認などを表していそうです。
6.まとめ
ハードアスペクトが解消しないうちに、次のハードアスペクトまでの間が短く、次の事故が起きてしまうという事例になりました。
ただ、こういった状況はそんなには起きないと思っています。
二つの災害、事故は、日にちや時間が近いことから、ホロスコープチャートは似ているように思いますが、強調される天体が違うことが分かります。
特に冥王星については、能登半島地震よりも羽田空港飛行機事故の方が強く影響を及ぼしていると感じました。
あと、能登半島地震と羽田空港飛行機事故のチャートで強く表された射手座水星についての品位は二つの記事で言及しましたが、こういったイベントチャートは出来事の瞬間を切り取り、ネイタルチャートのように人の生涯ほど長く影響するものではないと考えます。
ですから、ネイタルチャートリーディングとの意味合いとは違います。
水星が射手座にあるネイタルチャートだから、悪いとは考えないようにしてください。