【9日目】クワイエット・プレイス

 こんばんは。マイケル・ジャクソンです。
 今日はクワイエット・プレイスを観ました。

 この映画、私にはあまり合わなかった。それはなぜか。という探究心で、次はドント・ブリーズを観ようと思います。
 さて、まずは比較する前の純粋にピンと来なかった点を考えてみる。

 この映画は音を出すと、盲目の宇宙人がやってきて、即時殺されてしまうというもの。だから、人類は静かに暮らしましょうね、というものだ。そこで、とある一家にフォーカスして、そこでの生き様を魅せるというのが、おそらく面白いであろうポイントなはず。
 どんな1シチュエーションものでも、当然ストーリーがあり、起伏をつけて、飽きさせない工夫があり、それが作品の強度につながるのは、周知の通り。その究極系がヘミングウェイの「老人と海」だろう。あらすじは、老人が海ででかい魚と戦って帰ってくるだけ。これが名作といわれる所以は作者の手腕と見事な構成によるものだ。
 では、このクワイエット・プレイスはどうか。音を立ててはダメという状況に対して、何らかの理由で(人為的なミス)音を立てるだけ。一応、家族の繋がりみたいなテーマもあるのだろうが、取ってつけた感が否めない。なんなら父親を殺すための、軋轢を用意したのでは感もある。また、滝の近くでは滝がうるさいので、絶叫してもOK。さらに宇宙人を倒すのは特定の周波数を持つホワイトノイズなど、いや、結局音出しまくってるし、他のタイプの宇宙人がいるって考えないのか感、音を出したらダメって結構家の床が軋んでますけど判定はどこにあるんでしょうか感、など設定の甘さによってイマイチ没入感が得られなかった。そりゃ没入できなければ、感情移入ができないんだから、音を出しちゃダメという1シチュエーションが腐る訳です。

 ツッコミどころ満載の映画が悪いわけではなく、むしろそんな映画は大好きなんだけど、本作に限ってはシリアスに見せたい感もあり、そういう観方をしない方がいいのではないかと考えてしまったのは、こちらの落ち度。この映画、ロードショーでやってた時は、みんな爆笑しながら見たのかなあ。子供が死んで、その後すぐに新しい子供を産んでるのとか、サイコギャグだもんなあ。

 個人的に一番、興醒めたのはラストの続編に続く感。じゃあドラマでやればええやんけ、クソが。と思ってしまった。まあ、今度2やるんですけどね。「クワイエット・プレイス 破られたちんぽこ」


 色々うるさくてすみません。ちょっとクワイエット・プレイスに行ってきます。今回はセリフなしでお別れしましょう。では。

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