今年の初雪はいつだろう。「初雪食堂」のことを思い出して恋しくなった夜

【花弁雪(はなびらゆき)】雪片が花びらのようにはらはら舞い落ちる、大きな雪。

今年は関西でも雪は降るんだろうか。
noteの下書きに埋もれていたこの言葉を見てふと２年前の年末に行った近江八幡の雪景色を思い出した。

旅でも散歩でも、その日に「なんとなく」気になって立ち寄った場所が、前から計画しているソレよりも結構な確率で記憶に残ることは多い。

この日はいつになく大雪で、牡丹雪のような、でも重みを纏った花弁雪が舞う日だった。琵琶湖にある沖島の雪景色を撮りに行こうとしてた記憶があるが、船が欠航していたのと、この雪だと行っても帰れないと判断し早々に近江八幡へ。近江八幡は割と頻度高く訪れるスポットなのだけれど、雪の日だったのはこの一度だけ。

普段は日牟禮八幡宮あたりしか散歩しないのだけれど、この日は思い立って仲屋町通りを歩いて食事処を探す。そこで見つけたのが『初雪食堂』。こんなぴったりな名前の店ってある？とすぐにお店の中へ。

雪とのコラボは撮るしかない

店内は活気があって店員さんも元気。壁にメニューがズラっと貼ってあってまさに老舗食堂のほっこりした雰囲気だったのをよく覚えている。お腹が空いてたので味噌カツ定食を注文。甘めのソースとカツの相性がとてもよく美味しかった。

味噌カツ定食

後から調べると、2011年に桑田佳祐出演のdocomoのCMで使われてたり、るろうに剣心の撮影中は監督の大友啓史氏が大好きでよく足を運んでいたとインタビューで公言していたりするほど結構有名なお店だった。

そこに住んでいる住民だけじゃなく、外から来た人も虜にさせる大衆食堂っていいね。また近江八幡に行った時は訪れたいお店。

その後はしっかり日牟禮八幡宮もスナップして帰宅しましたとさ。
いずれもオールドレンズ×NikonZ5で撮影。
大雪すぎてストロボ焚かずとも雪が映ってくれたのは良かった。