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旅の途中で見つけてみて。関西に根付く信楽焼のたぬきたち

関西では、店の入り口、ショーケースの中、レジの横など、いたるところにたぬきの置物があり、訪れる客を迎えている光景をよく目にする。

きゅうりを持っていたり、サンタクロースに扮していたり、
置かれている場所もそれぞれで、オーナーの遊び心が感じられる

たぬきの置物といえば、信楽焼のたぬきがよく知られている。
信楽焼きのたぬきは、昭和天皇が信楽を訪れた際、沿道に並べられた焼物のたぬきを見て歌を詠まれたことがきっかけでその名が世に広まった。

信楽焼のたぬきの特徴は、頭に被っている大きな傘。
その傘には「災難を避け身を守る」と言う意味が込められているのはご存知だろうか。
他にも、目・笑顔・徳利・通い帳・大きなお腹・金袋・尻尾、その一つひとつに意味があり、それらは『八相縁起(はっそうえんぎ)』と呼ばれている。

最近では、徳利や通い帳の代わりに、招き猫やフクロウなど、他の縁起物を組み合わせたデザインや、忍者やスポーツ選手に扮したたぬきなどバリエーションに富んだユニークなもたぬきにも出会えるようになっている。

商売繁盛の他にも「他(た)を抜く」と言う語呂合わせから
勝負運や開運のご利益もあるとされている

これだけあると、ひとつは手にとってみたくもなるものだ。

まちの風景に溶け込みながらも、その愛嬌たっぷりの表情で、どんな場所でも存在感を放つ信楽焼のたぬき。
次の旅では少し視点を変えて、まちなかにいるたぬきを探してみると、旅の楽しみがひとつ増えるかもしれない。

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Yuka Shogaki
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