適応障害と躁鬱

ぴこです。

前回のnoteでは、簡単に退職までの経緯をお話しました。

今回は双極性感情障害と診断されるまでのことをお話しようと思います。

双極性感情障害と診断される前は、適応障害と診断されていました。

昨年冬頃に、母が末期ガンであることを知らされたり、仕事が立て込んでいたことで、心身ともに思うように休む事が出来ずにいました。
この辺りから体調面で怪しいと思うことが増え、夏頃に一度短期間ではありますが、会社に行けなくなりました。
そして、初めて精神科を受診し、そこでは適応障害と診断されました。

その後なんとか会社に行けるほど回復し、今年の春頃まで順調に仕事をしていました。
しかし、ある日突然、起きた瞬間から頭痛やめまい、吐き気がひどく、遅刻や欠勤が続くようになりました。

さすがに迷惑をかけすぎていると感じ、病院や会社とも相談し、4月より休職することにしました。

また、通っていた病院が閉院することが決まっていたため、近所の病院へ転院しました。
転院先のセカンドオピニオンにより、双極性感情障害Ⅱ型と診断されました。

振り返ってみれば、学生時代より、恐らく他人より希死念慮を感じることが強かったと思います。親との付き合い方や友人関係、受験へのストレスなどにより、毎日、如何に人に迷惑をかけずに自分の存在を消すことができるのかを考えていました。
社会人になると、手にする額が増えたことで、学生時代はあまりなかった衝動買いが目立つようになりました。
また、疲労度によっては、帰宅後、話す声が大きくなったり(興奮状態のような感じ)、普段はあまり言わないような批判まで口にするようになりました。

これらの症状はすべて双極性感情障害のうち、躁状態の特徴と言えます。

私の場合、Ⅰ型(躁状態が著しい)と比べ、躁状態があまり強くなく、言われてみれば確かに…と思う程度でしたので、Ⅱ型との診断になりました。

診断後は薬による治療を開始し、そのおかげで現在ではやや落ち着いてきたと思います。

双極性感情障害Ⅱ型は、目に見えて分かりやすい訳ではない精神疾患です。
何気ない一言で鬱状態に陥ることもあれば、抑圧されたストレスにより、一気に躁状態になることもあります。
人によっては、その感覚に葛藤している人もいると思います。

この記事を読んでいる方は、ぜひ周囲にもこのように悩んでいる人がいるかもしれないと少しでも意識していただけると幸いです。
それだけで救われる方が多くいると思います。
全て分かろうとしなくても良いので、少しだけ優しい気持ちで見守っていただけると非常に嬉しいです。


今回も読んでいただきありがとうございます。

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