【5e】ファンタシースター(オンラインのつかない方)のTRPGが2025年発売予定!(英語で)【世界で最初のロールプレイングの第五版】
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風雲が…急を…告げたっ!
月曜日、定例のD&Dセッションを終えたあと、だいたいこの頃にYoutubeに上がっている Sly Flourish のLazy DM Talkshowの今週更新分を見て居たのだけど、その中にものすごく気になるニュースが飛び込んできた。
往年のセガの傑作CRPGファンタシースターシリーズの世界観で遊ぶTRPGが、セガの公式ライセンスを得た上で発売される!というニュースだ。
上記のように、すでに公式サイトもある。解説文を機械翻訳だが引用してみよう。
このニュースで特に重要なのは、「Esper Genesisという包括的なSFロールプレイングのルールシステム」という箇所だ。これは何を意味しているかというと…つまりは、5e SRDから生まれたSF RPGのシステムをベースにして作られたということだ…つまり「だいたいD&D5eと同じ遊び方でファンタシースターが遊べる」と言うことです。
Esper Genesis とは
ここでベースとして用いられる Esper Genesis とは、ほぼほぼD&Dと同じプレイフィールで遊べるSF RPG セッティングとそのデータ集だ。クラス・種族・ヴィークル・モンスターなどはSF的なデザインのモノに変わり、魔法はサイオニクスとして表現されている…が、データ的な解離は小さく、ちょっといじれば既存のD&DデータをSFに持ち込めるし、逆もしかり。かなり評判の良い5e-compatibleゲームなのだ。
そして朗報がある。このEsper Genesisのコアルールはフリーで配布されている。興味のある人は目を通してみるといいだろう。
Esper Genesis の製品版は3冊のコアルールに分かれていて、プレイヤー向けのCore Manual、ゲームマスター向けのMaster Technician's Guide、モンスターデータ集のThreats Databaseの三冊で構成されている(皆さんお馴染みのヤツだね!)様々なSF的種族、SF的なクラス、SF的装備などのデータで満載だ。いますぐ読みたいなら↓のリンクから購入してくれると嬉しい。
ときどきBundle of Holdingでバンドル販売されているときがあるので、そのときにまとめ買いするも良し。あと、11月のBLACK FRIDAY&CYBER MONDAYセールを狙って買うのも良し。君に可能な範囲で手を出してみてくれ。
制作担当者のインタビューあり
さて、このNoteではLevel Up :Advanced 5th Edition の発行元でお馴染み(お馴染んでいてくれ…)EN PublishingのコミュニティEN WORLDが運営するポッドキャスト Morrus’ Unofficial Tabletop RPG Talk の #313 にて、今回のTRPG化プロジェクトを担当した Rich Lescouflair へのインタビューがある。
セガの日本担当に向けて「まずダンジョンズ&ドラゴンズとは何か」「自分が作ったESPER GENESISとは何か」「なぜファンタシースターをTRPGにしたいのか」を解説するパワポを作って説明たというライセンス取得の下りとか、故小玉理恵子さんへの言及とか、ESPER GENESISをベースにしているがゲーム自体はスタンドアローンとして設計しているとか、ESPER GENESISはドワーフを宇宙船に乗せたければさほどいじらずにそのまま使えるように出来てるとか、銃器ルールがよく出来てるというインタビュアーからの評価とか、色々貴重な話が聞ける。
自動文字起こしからの機械翻訳からでもだいたい内容は把握出来るので、興味のある人は是非に。
インタビューからわかった概要
担当者はファンタシースターをセガマーク3時代に遊んだセガキッズ
ESPER GENESISの設定にはファンタシースターからのインスピレーションは含まれている
セガオブアメリカと通じて日本のセガ本社の担当者に向けてTRPG版を作りたいとプレゼンした。
当時の開発者は物故しているか退社しているのでまず「ファンタシースターとは何か」「ダンジョンズ&ドラゴンズとは何か」から説明するパワーポイントを用意した
自分は小玉理恵子さんのアートが好きだが当時使われていたアートは低ピクセルのモノしか残っていないのでそのまま流用は出来なさそう。ただ幸いESPER GENESISのアート担当もファンタシースターの大ファンだったので、公式サイトのアートが用意出来た。
他社のIPを利用するので、Kickstarterを使用した出資の募集は出来ない。それは仕方ないモノだと考えている模様
発売は2025年半ば、夏の終わり頃までにはと考えている。ハードカバーのルールと、デジタルでリリースするスターターセットがメイン
というわけで、これ、日本語版を発行できないですかね、どこか…
少なくとも担当者がやりたくてやっている、と言うことがわかった。元のファンタシースターも「中世的な王政の国家に魔法使いがいて、メデューサが居て、そして宇宙船の港がある」なのでD&Dとの相性は抜群なのだ、と言われると「そうですね」って感想になるので、確かにちょっと期待して良いかもしれない。可能なら日本語版を出して欲しい。このゲームは一応スタンドアローンで機能するという話なので…もっと言うと、表紙のアートに米田仁士さんが起用されると倍嬉しいかな…位の気持ちです。
というわけで、風雲が急を告げたので至急まとめて見ました。いかがだったでしょうか?感想などコメントでいただけたら嬉しいです。
なお、原典のゲームの方はNintendo Switchで遊べます
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