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2024/11/03 配信台本【5e】DAC2024行ってきましたよ【世界で最初のファンタジーロールプレイングゲームの第五版】

割引あり

皆さん、お疲れ様です。先週はDAC2024に参加していたので配信はありませんでしたが、今回はそのレポートを簡単にした上で、Kickstarterで届いたアイテムを見せびらかすという話もします。

Discord のサーバも用意しています。雑談とかしてます。ご参加いただけると幸いです。

また、ご支援していただける方のために欲しいものリストを公開しています。

正直な告白をします。この記事が面白かったと思ったり役立ったと思ったりした方は、「ハート」のマークをクリックしていただけると嬉しいです。承認欲求を満たしたい。

注意:本記事は全編無料です。応援いただけると軽率に買ったサプリメントの翻訳や利用、感想とか捗るので、ちょっと試験的に販売ボタンをつけてみます。
注意2:このページのアマゾンへのリンクは確かアフィリエイトが設定されてると思います。思いますってのは、若い頃に設定したっきり忘れてるからです。10年かけて最近500円ほど帰って来ました。素人でも時間をかけるとお金が返ってくることあるんですね、アマゾンのアフィリエイト。
注意3:最近DriveTHRU RPGのアフィリエイトプログラムにも参加しました。そのため、リンクをクリックして購入すると私に幾ばくかの謝礼が入るシステムになります。RPGのソースブックを紹介した結果手に入れた金でRPGのソースブックを買う、という永久機関を発明してノーベル賞取りたいのです。
この記事ではDungeons&Dragonsなどの書籍や記事から引用していますが、これらはファンコンテンツポリシーに従って引用しております。
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前書き

今週のTRPGニュース

Dungeons & Dragons 2024 フリールール ダンジョンマスター編が公開!

上記ページにですね、こういう項目が増えていましたよ。

D&D フリールール 2024 ページから抜粋

ダンジョンマスター用のルール解説ページ。ルール…というよりはステップバイステップによる学習素材とでも言うべきだろうか…。
ページの項目は大まかにこういう風に分かれてる

この「The Basics」の項目がとてもいい。この本一冊で「ダンジョンマスターやってみたい」という人に「じゃぁ何を準備すれば良いの?」という段取りをちゃんと理解させようとしている。
D&D2014のDMGは、ワールドビルディングと追加ルールの束にDMとしての基礎を挟み込んだ構成で、まぁこれはこれで悪くは無いんだけど全くの初心者には向いてない作りだった。やっぱ初手から世界の作り方とか神格をどう扱うかとか貨幣をどうするかみたいな話は「あれ!?ずいぶん話のレベルが高いな」となってしまうワケですよ。

特に「どう準備するか」と言うことを解説する「Preparing a Session」の項は良いですね。

と言った感じに、「セッションの準備は一時間で十分足りる」「もっと踏み込んでも3時間あればかなり行ける」と説明して、とにかくDMをはじめたい人のハードルを下げようとしている。長いことDMをやってきた人にとってはもしかしたらもの足りないかもしれないけど、はじめてDMをする人にとっては実に有用でかつ最低限のアドバイスが纏まっている。ここを翻訳して公開するだけでもだいぶダンジョンマスターへの敷居は下がりそうだ。

このルールの近いうちに有志による翻訳作業が始まる予定ですので、そっちに自分も参加して使える道具を整備したいと思ってますよ。

あと、トラッキングシートのデザインがファンシーですね。ダウンロード出来るPDFは全部フォーム入力可能なので、デジタル的にも使用可能なのが嬉しい。英語も特に難しいことは無いのでこのまま使っちゃえばいいんじゃ無いですかね。
マジックアイテムトラッキングシートがちょっと衝撃的。「こんなに配って良いんだ…」ってなる。レベル1-4でもコモンのアイテム6つも配って良いんだってなる…いや、ヒーリング・ポーションとか含めたらそんなに多くもないのか…?

ダンジョンマスターズガイド 2024 も現地で先行発売が開始された。

これはまぁ記事の通り。
DMG2024には簡単なアドベンチャーのサンプル、サンプル世界設定グレイホークが32ページほど(本に折り込みマップも入っている)、伝承用語集なども含まれている。あと、アドベンチャーに汎用的に使えるマップも15種類ほど。
DMGの内容だけで誰でもダンジョンマスターが出来るようにするのが目的のようなので、こういう方向の充実は嬉しい。
ちなみに付属のマップはみんな大好きDyson Logosさん謹製のものなので質は間違いない。Dyson Logosさんはフリーに使えるマップを大量に公開しているので、セッションのネタに困ったらみんなここに飛び込んでみようね。

オススメしたいKickstarter 2つ

まずは、Nord Gamesの作成する汎用ワールドビルディングツール「Wondrous Worlds: The World Builder for any Fantasy RPG」だ!

Wondrous Worlds: The World Builder for any Fantasy RPG
Wondrous Worlds: The World Builder for any Fantasy RPG より

こいつは自分がお気に入りのパブリッシャーの1つNord Gamesが送る第三のワールドビルディングマニュアルだ。過去に「Spectacular Settlements」という居住地構築用マニュアルと、「Dangerous Destinations」という冒険の目的地となる遺跡や墓地、聖域を構築するためのマニュアルの二冊を出してきた。双方とも500頁程度の分厚い資料で、大量の世界観構築のアドバイスとそれをサポートするランダムチャート、サンプルの町や目的地、そのマップを含んでおり、自前の世界観で遊ぶ人も、既存の世界観にオリジナリティを加えたいという人にも向いたマニュアル群だ。

この本のうち、Dangerous Destinations に関してはこのNoteでも記事にしている。ちょっと作ってみたのだが30分ほどでなんか曰くありげな建物が1つ出来上がるから面白いぞ。

もう一つは「TEAM SPELLCASTING」をテーマにしたサプリメントを製作すると言う事で期待している「Xarnon's Codex of Combined Magic (5E)」ですかね。

2人以上で使用すると効果が出てくるマジックアイテムとか、魔法を複数個チームで発動して纏めてぶつけるとか、そういうロマンの溢れるムーヴについてルール的な裏付けを与えてくれる!と言うことでハウスルールとして取り入れるとかも面白いんじゃ無いかなぁと。自分たちより明らかに手強い存在を出したり、複数の交渉や魅了の呪文を組み合わせてはじめて解ける洗脳とか、そういうことをしてみてもいい。興味深いのでKICKしてみました。

DAC2024に行ってきました。

というわけで表題の通りDACに行って参りました。
DACというのは日本で20年近く行われているDungeons & Dragonsとその系統TRPGを遊ぶコンベンションですね。日本各地で行われておりまして、自分は10/26~27に行われた東京大会に参加してきました。物理セッションは一年ぶり、正直DACでしか物理で遊べていないのが現状ではあるんですが…

今回カウンターには Hotgoblin さんというフィギュア販売の会社さんも来てまして、様々な作例を展示していました。

STLからカスタムフィギュアも起こしてくれるみたいだよ。楽しそう。
タラスクのミニチュア。デカい
モンスター達の数々もこんなに。企画卓ではこのモンスター達が次々と卓に投入されたらしい。楽しそう。

自分が参加したのは2日目の卓「秋葉原D&Dアドベンチャラーズ・リーグ出張版」でした。舞台はフォーゴットンレルムの北、アイスウィンド・デイルと呼ばれる領域のアドベンチャーでした。めっちゃ寒い。
アウトロー達の誇り」の冒頭に出てきた刑務所なんかもあったりするエリアですね。まぁ今回のセッションでは出てこないんですが。公式のアドベンチャー「Icewind Dale: Rime of the Frostmaiden」の舞台でもありますね。

今回使用したのは、WtoC公式が実施しているアドベンチャーリーグというキャンペーンプレイ企画の1つ、「A Plague of Ancients」シリーズの冒頭四シナリオを組み合わせて濃縮した感じのアドベンチャーでした。オリジナルのシナリオバンドルはこちら↓

アイスウィンドデイルへ向け物資を運ぶキャラバンの護衛に参加した我々冒険者。しかしアイスウィンドデイルの厳しい自然は我々に牙を剥いてくる。冒頭から雪崩に巻き込まれ、命からがら脱出し洞窟に駆け込んでみたはいいモノの、外は不自然なまでの猛吹雪。その洞窟で発生する異変の数々。すでに我々はこの血に秘められた歴史と、それにまつわる呪いからにすでに囚われてしまっていた…

と言った導入から、雪山にいる様々な敵と戦い、妙な事件に巻き込まれ、親切なゴライアスの集落に助けられ…と言う感じで楽しく冒険させていただきました。

仲間のPCの人たちも面白かったのですが、「星の円環」のドルイドはそういう風に面白かったのか、と普段プレイヤーをしない自分は新発見でしたね。

卓の模様はこんな感じ

ホワイトボードで簡単な位置関係の図示をする


イニシアチブ管理にはこういうカードを使って…
こんな風に並べて管理。物理は知恵と工夫でより楽しく乗り切るのだ
ブック式のバトルマット。ホワイトボードマーカーにも対応していて便利そう

このブック式のバトルマップは便利そうだなぁ、と思ったらアマゾンでも売ってましたね。興味あり…

興味はあるけど若干高いな…
同じものは実はDriveTHRU RPGにもあって、これはVTTで使用するものになるけど…

60枚のバトルマップ入りなのでこれはこれでバーチャルで遊ぶ人には良いかもね。ちなみに、昔同じメーカーのエンカウント集は買ったことがある。PDFで。

映画で出てきた真っ白もふもふアウルベアだけど、こいつは見た目だけで敵。超敵対的。
アウルベアからの攻撃!こうかはばつぐんだ!おかげでパーティーメンバーが死にかけた。

そんなこんなでアウルベアだったり呪いの根源だったりを何とかしてPC達は無事ミッションをクリア出来ました。時間ギリギリ一杯使ったけど。

で、お楽しみの閉会式の抽選会で、自分はウォーハンマー40000のフィギュア付き雑誌をいただいてしまいました。オレどうするの?D&Dだけでも手一杯なのにウォーハンマーでも遊ぶ必要あるの?とかちょっとビックリしたけど、遊ぶ"必要"は無い
でも遊びたくなったら遊べば良い。必要があるとか無いとか考えてしまうのが悪いコスパ思考である。そういうのは2020年代で終わりにしよう。うん。

と言うわけでDAC2024体験談でした。ざっくりと。他の卓の様子も見回りたかったんだけど、ちょっとその余裕がなかったね。残念。色々テレインとか使って楽しそうな卓あったんだけどねぇ…

HOTGOBLINさんのブースの写真だけど、こんな感じの豪華にテレインとかも使ったセッションは憧れます

昔から応援していたKickstarterの返礼品が届きはじめました。

このNoteの初期に紹介したことがある「Kitsune」系の種族の設定資料集「Somnus Domina: Luxus' Guide to Kits'adria」。個人的にはかなり気に入った本の一つなんですよね(実セッションでの使い処はちょっと見つけられなかったんだけど)。なんというか著者の前のめりな情熱とアニメやJRPGも大好きって感じがほとばしっていて。

で、この種族の出てくる世界観 SOMNUS DOMINA に関して纏まった資料が欲しかったんですが…無かったんですよね、この記事書いた頃は。
ところが昨年の12月に、この種族の出てくる世界観を纏めたソースブックを出す、と言うので出資を決めて、Noteも作ったんですね。

そしたらあれよあれよと順調に出資者の数が伸び、ストレッチゴールも次々と追加されたのは良いことなんですが…

目標額30,000カナダドルに対して207,895カナダドルにまで到達!

ストレッチゴールが積み上がりすぎて、一冊の本じゃ収まりきらないよ!って事になり2冊のハードカバーの出版のための追加出資も始まり…

こっちも目標額を大幅に超えて、収録されるデータもさらに増え…ってことで実に超マッシヴな設定資料集に仕上がったのだが…

目標額20,000カナダドルで良いのに90,000カナダドル集まってしまった…

で、このプロジェクトの返礼品のうち、まずPDFファイルが届いたのですね。DRIVETHRU RPG経由で。僕はこのプロジェクトにハードカバーつけて出資しているので、現物も来年の頭に届く予定なのですが…まぁとにかくページ数が異常。積み込まれたデータ量も異常。今チマチマ読んでるけどまず冒頭の歴史と地理誌だけでも80頁近くあって、ここから神格とか組織とかも有るの。で、まだプレイヤーオプションとかもてんこ盛りなの。スゴイ物量に今殴られているところ。

ちなみに、この本に載っているハウスルールのコア部分はPAY WANT YOU WANTで入手出来るので、気になった人はこっち見てもイイかもね。休憩ルールの「BALDUR’S REST」はいますぐ取り入れても良いかもしれない(大休憩のあと小休憩は2回までしか取れない)

バルダーズ・レスト
クリーチャーは、小休憩を2回行うと、体力を回復させるために大休憩を完了するまで、それ以上行うことはできない。小休憩は、移動中または探索中であっても、その間に攻撃ロールを行ったりダメージを受けたりしなければ、1分間のダウンタイムで完了できる。毒に冒されたり、少なくとも1レベルの消耗状態にあるクリーチャーは、代わりに10分間小休憩を行う必要がある。

5.19th Edition Reference Bookletより。小休憩は1分で行えるが、毒や1レベルの消耗は解消に10分かかる(つまりランダムエンカウントの危険があり得る!)

どのくらいの物量なのかというと、いま目次をお見せするがこんな感じ。

1冊目の目次…の1ページ目
1冊目の目次…の2ページ目

1冊目の世界設定&プレイヤーオプション集だけで全617頁!

さらにここに2冊目のアイテム&モンスター集で377頁!もう圧倒的物量で攻め立ててくるわけ。そしてこの2冊で終わりでは無く、新しいキャンペーンをこのソースブックベースでさらに設定を拡張して進行しているので、今後戻す語彙物量のソースブックが作られるかもしれないってとこだ…
正直ここまでの情熱と意欲があるの、うらやましいとこだぜ…

ちなみにこの本の作者のインスパイア元は、「ファイナルファンタジー、ドットハック、天元突破グレンラガン、BLEACH、Fate/Stay Nightなど」と序文に明確に書いてあるし、配信サークルの中ではD&Dでデジモンやペルソナ3を遊ぶ企画を走らせている人たちなので、まぁ今後もそういう方向の作品が出てくるでしょう。ちょっと楽しみなとこある。
好きなモノと好きなモノを全部混ぜて出しました!って感じのある種の蛮勇というか勢い、日本のインディーズ創作界にも必要かも知れへんね…って気持ちになる

中身の詳細は今ボチボチ読んでるのでそのうちに。

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