2024/11/03 配信台本【5e】DAC2024行ってきましたよ【世界で最初のファンタジーロールプレイングゲームの第五版】
皆さん、お疲れ様です。先週はDAC2024に参加していたので配信はありませんでしたが、今回はそのレポートを簡単にした上で、Kickstarterで届いたアイテムを見せびらかすという話もします。
Discord のサーバも用意しています。雑談とかしてます。ご参加いただけると幸いです。
また、ご支援していただける方のために欲しいものリストを公開しています。
正直な告白をします。この記事が面白かったと思ったり役立ったと思ったりした方は、「ハート」のマークをクリックしていただけると嬉しいです。承認欲求を満たしたい。
今週のTRPGニュース
Dungeons & Dragons 2024 フリールール ダンジョンマスター編が公開!
上記ページにですね、こういう項目が増えていましたよ。
ダンジョンマスター用のルール解説ページ。ルール…というよりはステップバイステップによる学習素材とでも言うべきだろうか…。
ページの項目は大まかにこういう風に分かれてる
この「The Basics」の項目がとてもいい。この本一冊で「ダンジョンマスターやってみたい」という人に「じゃぁ何を準備すれば良いの?」という段取りをちゃんと理解させようとしている。
D&D2014のDMGは、ワールドビルディングと追加ルールの束にDMとしての基礎を挟み込んだ構成で、まぁこれはこれで悪くは無いんだけど全くの初心者には向いてない作りだった。やっぱ初手から世界の作り方とか神格をどう扱うかとか貨幣をどうするかみたいな話は「あれ!?ずいぶん話のレベルが高いな」となってしまうワケですよ。
特に「どう準備するか」と言うことを解説する「Preparing a Session」の項は良いですね。
その時間をもう少し増やせるなら何を追加すべきか
と言った感じに、「セッションの準備は一時間で十分足りる」「もっと踏み込んでも3時間あればかなり行ける」と説明して、とにかくDMをはじめたい人のハードルを下げようとしている。長いことDMをやってきた人にとってはもしかしたらもの足りないかもしれないけど、はじめてDMをする人にとっては実に有用でかつ最低限のアドバイスが纏まっている。ここを翻訳して公開するだけでもだいぶダンジョンマスターへの敷居は下がりそうだ。
このルールの近いうちに有志による翻訳作業が始まる予定ですので、そっちに自分も参加して使える道具を整備したいと思ってますよ。
あと、トラッキングシートのデザインがファンシーですね。ダウンロード出来るPDFは全部フォーム入力可能なので、デジタル的にも使用可能なのが嬉しい。英語も特に難しいことは無いのでこのまま使っちゃえばいいんじゃ無いですかね。
マジックアイテムトラッキングシートがちょっと衝撃的。「こんなに配って良いんだ…」ってなる。レベル1-4でもコモンのアイテム6つも配って良いんだってなる…いや、ヒーリング・ポーションとか含めたらそんなに多くもないのか…?
ダンジョンマスターズガイド 2024 も現地で先行発売が開始された。
これはまぁ記事の通り。
DMG2024には簡単なアドベンチャーのサンプル、サンプル世界設定グレイホークが32ページほど(本に折り込みマップも入っている)、伝承用語集なども含まれている。あと、アドベンチャーに汎用的に使えるマップも15種類ほど。
DMGの内容だけで誰でもダンジョンマスターが出来るようにするのが目的のようなので、こういう方向の充実は嬉しい。
ちなみに付属のマップはみんな大好きDyson Logosさん謹製のものなので質は間違いない。Dyson Logosさんはフリーに使えるマップを大量に公開しているので、セッションのネタに困ったらみんなここに飛び込んでみようね。
オススメしたいKickstarter 2つ
まずは、Nord Gamesの作成する汎用ワールドビルディングツール「Wondrous Worlds: The World Builder for any Fantasy RPG」だ!
こいつは自分がお気に入りのパブリッシャーの1つNord Gamesが送る第三のワールドビルディングマニュアルだ。過去に「Spectacular Settlements」という居住地構築用マニュアルと、「Dangerous Destinations」という冒険の目的地となる遺跡や墓地、聖域を構築するためのマニュアルの二冊を出してきた。双方とも500頁程度の分厚い資料で、大量の世界観構築のアドバイスとそれをサポートするランダムチャート、サンプルの町や目的地、そのマップを含んでおり、自前の世界観で遊ぶ人も、既存の世界観にオリジナリティを加えたいという人にも向いたマニュアル群だ。
この本のうち、Dangerous Destinations に関してはこのNoteでも記事にしている。ちょっと作ってみたのだが30分ほどでなんか曰くありげな建物が1つ出来上がるから面白いぞ。
もう一つは「TEAM SPELLCASTING」をテーマにしたサプリメントを製作すると言う事で期待している「Xarnon's Codex of Combined Magic (5E)」ですかね。
2人以上で使用すると効果が出てくるマジックアイテムとか、魔法を複数個チームで発動して纏めてぶつけるとか、そういうロマンの溢れるムーヴについてルール的な裏付けを与えてくれる!と言うことでハウスルールとして取り入れるとかも面白いんじゃ無いかなぁと。自分たちより明らかに手強い存在を出したり、複数の交渉や魅了の呪文を組み合わせてはじめて解ける洗脳とか、そういうことをしてみてもいい。興味深いのでKICKしてみました。
DAC2024に行ってきました。
というわけで表題の通りDACに行って参りました。
DACというのは日本で20年近く行われているDungeons & Dragonsとその系統TRPGを遊ぶコンベンションですね。日本各地で行われておりまして、自分は10/26~27に行われた東京大会に参加してきました。物理セッションは一年ぶり、正直DACでしか物理で遊べていないのが現状ではあるんですが…
今回カウンターには Hotgoblin さんというフィギュア販売の会社さんも来てまして、様々な作例を展示していました。
自分が参加したのは2日目の卓「秋葉原D&Dアドベンチャラーズ・リーグ出張版」でした。舞台はフォーゴットンレルムの北、アイスウィンド・デイルと呼ばれる領域のアドベンチャーでした。めっちゃ寒い。
「アウトロー達の誇り」の冒頭に出てきた刑務所なんかもあったりするエリアですね。まぁ今回のセッションでは出てこないんですが。公式のアドベンチャー「Icewind Dale: Rime of the Frostmaiden」の舞台でもありますね。
今回使用したのは、WtoC公式が実施しているアドベンチャーリーグというキャンペーンプレイ企画の1つ、「A Plague of Ancients」シリーズの冒頭四シナリオを組み合わせて濃縮した感じのアドベンチャーでした。オリジナルのシナリオバンドルはこちら↓
と言った導入から、雪山にいる様々な敵と戦い、妙な事件に巻き込まれ、親切なゴライアスの集落に助けられ…と言う感じで楽しく冒険させていただきました。
仲間のPCの人たちも面白かったのですが、「星の円環」のドルイドはそういう風に面白かったのか、と普段プレイヤーをしない自分は新発見でしたね。
卓の模様はこんな感じ
このブック式のバトルマップは便利そうだなぁ、と思ったらアマゾンでも売ってましたね。興味あり…
興味はあるけど若干高いな…
同じものは実はDriveTHRU RPGにもあって、これはVTTで使用するものになるけど…
60枚のバトルマップ入りなのでこれはこれでバーチャルで遊ぶ人には良いかもね。ちなみに、昔同じメーカーのエンカウント集は買ったことがある。PDFで。
そんなこんなでアウルベアだったり呪いの根源だったりを何とかしてPC達は無事ミッションをクリア出来ました。時間ギリギリ一杯使ったけど。
で、お楽しみの閉会式の抽選会で、自分はウォーハンマー40000のフィギュア付き雑誌をいただいてしまいました。オレどうするの?D&Dだけでも手一杯なのにウォーハンマーでも遊ぶ必要あるの?とかちょっとビックリしたけど、遊ぶ"必要"は無い。
でも遊びたくなったら遊べば良い。必要があるとか無いとか考えてしまうのが悪いコスパ思考である。そういうのは2020年代で終わりにしよう。うん。
と言うわけでDAC2024体験談でした。ざっくりと。他の卓の様子も見回りたかったんだけど、ちょっとその余裕がなかったね。残念。色々テレインとか使って楽しそうな卓あったんだけどねぇ…
昔から応援していたKickstarterの返礼品が届きはじめました。
このNoteの初期に紹介したことがある「Kitsune」系の種族の設定資料集「Somnus Domina: Luxus' Guide to Kits'adria」。個人的にはかなり気に入った本の一つなんですよね(実セッションでの使い処はちょっと見つけられなかったんだけど)。なんというか著者の前のめりな情熱とアニメやJRPGも大好きって感じがほとばしっていて。
で、この種族の出てくる世界観 SOMNUS DOMINA に関して纏まった資料が欲しかったんですが…無かったんですよね、この記事書いた頃は。
ところが昨年の12月に、この種族の出てくる世界観を纏めたソースブックを出す、と言うので出資を決めて、Noteも作ったんですね。
そしたらあれよあれよと順調に出資者の数が伸び、ストレッチゴールも次々と追加されたのは良いことなんですが…
ストレッチゴールが積み上がりすぎて、一冊の本じゃ収まりきらないよ!って事になり2冊のハードカバーの出版のための追加出資も始まり…
こっちも目標額を大幅に超えて、収録されるデータもさらに増え…ってことで実に超マッシヴな設定資料集に仕上がったのだが…
で、このプロジェクトの返礼品のうち、まずPDFファイルが届いたのですね。DRIVETHRU RPG経由で。僕はこのプロジェクトにハードカバーつけて出資しているので、現物も来年の頭に届く予定なのですが…まぁとにかくページ数が異常。積み込まれたデータ量も異常。今チマチマ読んでるけどまず冒頭の歴史と地理誌だけでも80頁近くあって、ここから神格とか組織とかも有るの。で、まだプレイヤーオプションとかもてんこ盛りなの。スゴイ物量に今殴られているところ。
ちなみに、この本に載っているハウスルールのコア部分はPAY WANT YOU WANTで入手出来るので、気になった人はこっち見てもイイかもね。休憩ルールの「BALDUR’S REST」はいますぐ取り入れても良いかもしれない(大休憩のあと小休憩は2回までしか取れない)
どのくらいの物量なのかというと、いま目次をお見せするがこんな感じ。
1冊目の世界設定&プレイヤーオプション集だけで全617頁!
さらにここに2冊目のアイテム&モンスター集で377頁!もう圧倒的物量で攻め立ててくるわけ。そしてこの2冊で終わりでは無く、新しいキャンペーンをこのソースブックベースでさらに設定を拡張して進行しているので、今後戻す語彙物量のソースブックが作られるかもしれないってとこだ…
正直ここまでの情熱と意欲があるの、うらやましいとこだぜ…
ちなみにこの本の作者のインスパイア元は、「ファイナルファンタジー、ドットハック、天元突破グレンラガン、BLEACH、Fate/Stay Nightなど」と序文に明確に書いてあるし、配信サークルの中ではD&Dでデジモンやペルソナ3を遊ぶ企画を走らせている人たちなので、まぁ今後もそういう方向の作品が出てくるでしょう。ちょっと楽しみなとこある。
好きなモノと好きなモノを全部混ぜて出しました!って感じのある種の蛮勇というか勢い、日本のインディーズ創作界にも必要かも知れへんね…って気持ちになる
中身の詳細は今ボチボチ読んでるのでそのうちに。
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