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(2024/7/21配信台本)【5e】7月のクリスマスセール(!?)でセッションにスパイス加えよう【世界で一番最初のファンタジーRPGの第五版】

割引あり

日曜日はこの記事を台本にして配信をやります。あと、みんなからのオススメのTRPGとかそのサプリとかもDRIVETHRU RPGで買えるモノがあったら教えて欲しい。コメントに書いてくれると嬉しいぞ。


正直な告白をします。この記事が面白かったと思ったり役立ったと思ったりした方は、「ハート」のマークをクリックしていただけると嬉しいです。承認欲求を満たしたい。

注意:本記事は全編無料です。応援いただけると軽率に買ったサプリメントの翻訳や利用、感想とか捗るので、ちょっと試験的に販売ボタンをつけてみます。
注意2:このページのアマゾンへのリンクは確かアフィリエイトが設定されてると思います。思いますってのは、若い頃に設定したっきり忘れてるからです。10年かけて最近500円ほど帰って来ました。素人でも時間をかけるとお金が返ってくることあるんですね、アマゾンのアフィリエイト。
注意3:最近DriveTHRU RPGのアフィリエイトプログラムにも参加しました。そのため、リンクをクリックして購入すると私に幾ばくかの謝礼が入るシステムになります。RPGのソースブックを紹介した結果手に入れた金でRPGのソースブックを買う、という永久機関を発明してノーベル賞取りたいのです。
この記事ではDungeons&Dragonsなどの書籍や記事から引用していますが、これらはファンコンテンツポリシーに従って引用しております。
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前書き

あと、自分は七月が誕生月です。もしこのNoteと配信への支援のお気持ちがありましたら、こちらの欲しいものリストから何か送っていただけると有難い。

今週は前置き無しにオススメ5e英語サプリの配信をする。

いま、なう、現在、DriveTHRU RPGX'mas in July(7月のクリスマス)セール中だ。7月のクリスマスとは…?となるかもしれないが、これはアメリカの商習慣らしい。12月のクリスマスセールを夏にやる。クリスマスパート2。豪快な発想だ。嫌いじゃない。何より円安のこの時代、セールという言葉の響きだけでご飯が何杯も食べられる。

これを機に、君も英語サプリの世界に飛び込んで、自分のセッションにひと味変わったスパイス見たいに、プレイヤーにとって未知のモンスターやアイテム、知らんギミック、アドベンチャーのアイディアなんかを導入してみよう。好奇心に満ちた世界設定のアイディアを手に入れたり、色々やってみよう。
英語資料の読み方は自分が過去にまとめた記事を参考にすると、割とすいすい読めるぞ。モンスターデータは伝承部分と特殊能力をざっくり訳せばすぐに使えるし、シナリオもちょっと頑張れば1日1時間の作業で1週間もあると読める。

ゲームマスターに便利な遭遇集やランダムチャート、マスタリング指南書なんかもオススメだ。ワールドセッティングに凝りたい人には、でっかいランダムチャート付きの世界構築指南本とかもある。興味のあるモノに軽率に飛びついて、翻訳して読んでみて知見を広げよう。

GMサポート用の本達

Uncharted Journey(Cubicle7) $29.99 → $23.99

「旅」をしてみないか?セッションで行う旅はだいたい合間を省略して「君たちは長い旅路を経て首都の○○にに到達した」だったり、あとは合間合間でエンカウントのダイスを振り、狼やゴブリンやクマが出てくるのに備えたりする、そういう定番の展開が多い。
そんな君たちに「旅」そのものを拡げる拡張ルールや大量のエンカウンター表を用意している、Uncharted Journey(未知なる旅路)の紹介記事はこちら。

Spectacular Settlements $30.00→$18.00

直訳すると「壮観な居住地」。つまり街だったり村だったりを作る際に役立つチャートや情報が纏まっているめちゃくちゃな物量の本。482ページ。
いろんな「人が住んでいる領域」を作り込むために使える様々な情報・ランダムチャートが掲載され、それらのデータを使ったサンプルデータとオリジナルマップも載っている。「このくらいの規模にふさわしい人口は?存在すべき施設は?」みたいなこともアドバイスしてくれる非常に便利な本だ。この本にさらにKobold Press発行の「Campaign Builder: Cities & Towns($29.99→$23.99)」を組み合わせると、街の運営とか発達とかにまで視野が拡がるので、オリジナル世界をさらにさらに作り込みたい人は手を伸ばすと良いかもしれない。

Monstrous Menagerie $24.99 → $14.99

D&D5eのコアブック「モンスターマニュアル」…に出てくる標準的モンスターを『置き換える』ことが出来るモンスターデータ本。5th Edition SRD に掲載されている、WtoCが版権を持ってない類のモンスター達を、より手強く、よりバリエーション豊かに再構築した、もう一つのモンスターマニュアル。
この本自体は、D&D 5版と互換性のある Level Up:Advanced 5th Edition(A5E)という独立したゲームのモンスターマニュアルなのだが、元のゲームにD&Dとの強い互換性があるので、ほぼそのまま君の遊んでるD&Dに持ち込むことが出来る。みんなが知ってるモンスターのデータだけではなく、より踏み込んだ伝承、クリーチャーのいた痕跡、遭遇の徴候などをアレンジするテーブルなんかも含まれていて非常にお得だ。少しだけ自分たちのテーブルにスパイスを利かせたいならこの"代替モンスターマニュアル"はオススメだ。

あと、このモンスターマニュアルに含まれているアートを使ったトークンはなんと無料、フリー、ただで配布されている。このトークンはオンラインセッションで非常に役立つことだろう。

ちなみに、A5Eの他の本も現在君が運営しているD&Dのセッションに持ち込める強力な武器になる。
プレイヤーハンドブックに相当するAdventurer's Guideは、さすがにプレイヤー全員の同意がないと持ち込みにくい(リバランスされたクラス、スペル、コンバットマニューバなど楽しそうな要素も多いので、一読してみるのもお勧めだけど)ので、この新しいアプローチのD&D互換ゲームにダイブしてみたい人には強く勧める。
ダンジョンマスターズガイドに相当するTrial & Treasureには遭遇のバリエーション、冒険のアクシデントや困難、冒険の目的地作成チャートなど盛りだくさんで、セッション準備に役立つモノが沢山収録されている。
また、ダンジョン構築に踏み込んだルールやアイディアが対寮に盛り込まれてる Dungeon Delver's Guide も楽しい本だ。NODESシステムという「ダンジョン構築時にちりばめておくべき要素」を容易にチェック出来るアプローチなど役立つ情報が盛りだくさんでD&D以外にも応用が利く。お勧めだ。
このほかにも、「プレーンホッピングキャンペーン用設定・データ集」や、「Sci-Fiキャンペーン用設定・データ集」なども発売されており、これらも少しいじるだけで君のD&Dに投入出来る。ちょっと自分のテーブルのセッションを味変してみたいという人には強くお勧めするシリーズになっている。興味のある人は目を通して観ると良い。

The Weird $19.99→ $15.99

タイトルからして「」という直球な本。これは何かというと、無数の『変』を集めたランダムチャートだ。この本自体は Any system / system-agnostic…全てのシステム/システム非依存の本であり、D&Dはもちろん、クトゥルフ神話TRPGにも、ダブルクロスにも、アリアンロッドにも、エモクロアにも、本当になんにでも使える。
この本で変に出来るモノは多く、変な魔法、変なテックアイテム、変なタトゥー、変な酒場の飾り付け、変なダンジョンの部屋、変な場所、変なキャラクター…と本当に幅広く用意され、その変さ加減も「おや…?」から「ふざけてんのか?F**k Off!」まであり本当に飽きさせない。
例えば、今なんとなく開いた「Weird Magical Creature(Fantasy)」の表を「S:SURPRISING(うわっ!?ッと驚く程度の変さ)」で振ってみると…

The Weird より抜粋。こんなサイケデリックなデザインのランダムチャートが100種以上用意されているのだ。

「Brain‑leech eats and replaces victim’s brain; victim gets a migraine, “falls asleep,” and is then fine」…脳蛭〈ブレイン・リーチ〉が被害者の脳を食べ、入れ替わる。被害者は偏頭痛に襲われ、"眠り "に落ち、その後は平然と過ごす。

The Weird より

いや、それはどう見てもボディ・スナッチされているのでは…?みたいなモンスターが登場してきたりする
また、たとえば「Weird Ways to Success」…成功までの『変』な道のり表を「G:GONZO(は?ふざけてんの?ってレベルの変さ加減)」で振ると…

デザインも派手で奇妙、見てるだけでもなかなか楽しい

「Dedicate your firstborn to an unholy power to gain a favor」…寵愛を得るために、不浄の力に自分の初子を捧げる。

The Weird より

何してんのおまえ~~!!!みたいなNPCの成功の秘密なんかが得られたりする。

こういうランダムチャートは『自分の脳だけだと思いつかない何か』のひらめきを得るのに非常に有効で。ランダムチャート表をなんとなく振っているだけでも次回のシナリオのネタは思い浮かぶことはあるんですが、この表はその中でも「とびっきり変!!」なことがポンポン飛び出てくるのでオススメしたい。
変になれば楽しくなるんです。心がはじけて夜空に飛び出すんです。
自分の中にない思いつきの種がここには大量に含まれています。今なら安くなってるぞ!!!

Vault of Magic for 5th Edition $29.99→$17.99

僕はモンスター本も好きですが、マジックアイテム本も好きです。この本はみんな大好きKobold Press さんが発行しているマジックアイテムの本です。最初から最後までマジックアイテムのことしか書いてません。ダンジョンマスターズガイドにも山のように魔法のアイテムは載っていますが、それをさらに拡張し、コモンからレジェンダリーまで概ね900種類のアイテムが載っている!という触れ込みで非常に楽しい。

Vault of Magic より抜粋

この本の便利なところは、5th Edition SRD掲載のマジックアイテムと、この本に載っているマジックアイテムを『混ぜて』作られたマジックアイテムランダム表があるところだ。これをプレイ中にリアルタイムで振って出すのはちょっと面倒臭いが、プレイ準備中に『ここにどんなお宝用意しようかなぁ…』と悩んでる人にとってはかなり便利かもしれない。

標準のマジックアイテムとVault Of Magicのアイテム群が『混ざった』ランダムチャート。便利だぞ

プレイヤーはみんなマジックアイテムが大好き、それも良くわかんないマジックアイテムならみんな使い方を考えたりしてくれるから、奮発して沢山出していこう。なぁに、強力な装備が出たとしても、普通のPCは同調枠があるから一度に3つまでしか装備出来ないのだから、躊躇うことはない。アイテム本は事前に訳す範囲が狭くても済むから、英語版初心者の君にも強くお勧め出来るぞ!

Prepared! Collection of One-Shot Adventures for 5th Edition $19.99→$15.99

1つあたり3~4ページで構成されているミニアドベンチャー集。簡単なシチュエーションとモンスター遭遇、小さなマジックアイテムなどが用意されている便利本。
僕が持ってるのは、この本が出る前に出ていた2分冊のバージョン。

これの何がいいか。セッション準備の時に遭遇の良いシチュエーションが思いつかない、明日急に来られなくなったプレイヤーがいるのでキャンペーンの核心に触れない冒険をさせたい、「D&D遊ぼうぜ、1時間後」とか友達に無茶振りされた、などの様々な状況で「さっと取りだして使える」冷凍食品の惣菜のような存在です。この手の遭遇集はいくつか持っておくだけで便利に使えますね。

Kobold Press の出してるモンスターデータ集

僕が頻繁に話題に出しているKobold Pressのモンスターデータ集。Kobold Pressさんは今年の5月に Tales of the Valiant というD&D互換ゲームを出版しました。そのため、Kobold Pressさんも「標準的なモンスターマニュアル互換データ集」を製作することと相成りました。それがこちら、Monster Vaultとなります。

これもMonstrous Menagerieと同じように、現行のD&Dモンスターマニュアルを置き換えることの出来るデータ集です。ただMonstrous Menagerieとは異なり「Kobold Press独自のモンスター」も沢山含まれているのが面白い。伊達に2000体近いモンスターを世に生み出したワケでは無い。今までのノウハウが注ぎこまれたベーシックなモンスターデータ集だ。

Moon Knight,Void Dragon,Gibbering Moutherなど変わったモンスターも沢山収録(Monster Vaultより)

その他にも、Tome of Beasts シリーズ(ToB)に属する以下の4冊も絶賛割引中だ。美麗アートと歯ごたえのあるデータ。手に取ってみて君の卓にいろいろ効かせてみようスパイスを。

あと、各ToBに出てくるモンスターを使った遭遇集なんかも出ている。「このモンスターどういう風に運用したら良いの?」と悩んだらこれを使うといい。

Sly Flourish の出してる本

上記3冊の Lazy Dungeon Master シリーズを押さえておけば、「最低限の準備で最高のプレイ体験」をプレイヤーに与えられるマスターになれる…かも。
Return of the Lazy Dungeon Master は効率の良いセッション準備の仕方をステップバイステップで教えてくれる良本。英語も平易で読みやすいので高くオススメしています。
The Lazy DM's Workbook はプレイ準備に使えますが、一緒にセッションに持ち込んで使える即興ネタのチャート集、Lazy Dungeon Trickと呼ばれる即興で役立つテクニック、プレイヤーが想定外のところに行ったときに使える簡単なマップとそこで発生しがちなイベント例など、マスタリングの最中困ったら手に取るための道具がそろっている。
The Lazy DM's Companion はプレイ準備に使うための様々なチャート類、が用意されている。ここに用意されているチャートでNPC、ヴィラン、野外の旅、冒険の目的地、カルト教団の名前や目的、異星人やその住処、群れを成してやってくるモンスターの集団を管理するハウスルールなど様々な道具が納められている。

詳細はこちらの記事にも載っているが、これらの本は僕から強くオススメする三冊だ。元々安いがさらに安くなっている。買おう。

Wally DM's Journal of Puzzle Encounters $4.99 → $2.99

ダンジョンの中に待ち構えるのはモンスターばかりではない。理不尽な地形、噴き出す猛毒のガス、崩落する天井、浸みだしてくる地下水…そして頑張れば溶けるかもしれないパズルだ。この本はWally DMというパズルとトラップが大好きなD&D Youtuberが作成したパズルの本だ。そう、ターシャの万物釜の巻末に掲載されていたああいうやつが100ページ近く掲載されている。どれもプレイヤーが少し知恵を絞れば解ける上に、「どういうヒントを出すか」「君の世界に落とし込むならどうするか」と言った指針も書かれている。便利!ちょっと凝りたいマスターにはお勧めだ。

Dungeons of Drakkenheim $24.99→$7.99

D&D Beyond でも絶賛発売中のメガダンジョンキャンペーンセッティング&アドベンチャー、Dungeons of Drakkenheim(ドラッケンハイムのダンジョン)がなんと70%引きで手に入る。これはお得。
かつて栄華を誇った都市ドラッケンハイム、だがそれは一夜にして崩壊した。ある日突然落ちてきた不気味な隕石群が都市を破壊し尽くしたのだ。それをキッカケに王国は崩壊。ドラッケンハイムは隕石から出る謎の「もや(ザ・ヘイズ)」の汚染により生者は怪物に、死者はアンデッドに変わっていった。周囲は無政府状態と化し、様々な勢力がしのぎを削る群雄割拠の状態になった。その勢力達は滅んだドラッケンハイムを目指していた。あるモノは王家再興のため、あるモノは隕石由来の新鉱石「デレリウム」に眠る膨大な魔力を求め、あるモノはアカデミーに眠る叡智の欠片を奪還するため…様々な思惑が絡み合いそこに一攫千金を目指す冒険者が絡んでいく、というあらすじ。ダンジョン運営のヒントもあれば、ダンジョンが絡んだ大河ドラマや組織の対立も描いていてだいぶ勉強にも成りそう。一部を取りだして君のキャンペーンに取り込んでもいい。お安いうちに手に入れて使い倒してみるのも一興。

Shadowed Keep on the Borderlands $11.95→$7.17

D&Dベーシック時代の名作モジュール「B2 国境の城塞」にインスパイアされたサンドボックス型のモジュール式アドベンチャー。サンドボックス型とは何かというと割と説明が長くなるのだけど

  • ある地域を拠点にして

  • プレイヤーが行きたいところ・やりたいことを選び

  • DMはそれに応えてアドベンチャーをはじめたり課題を出したりする

といった風情。「オープンワールド型」のアドベンチャーと言っても良いかもしれない。「B2 国境の城塞」は、小さな城塞を拠点に、その周辺にある様々な洞窟をプレイヤーが好きに攻略していいという作りで、城塞の中の町を拠点にいろんなところへ冒険に行くだけの情報も整っていた。
それを現代の洗練されたシステムで遊べるように整えたのが、このShadowed Keep on the Borderlands国境の城塞を覆う影 だ。

こんな雰囲気のダンジョン探索と社会戦やりたい人にはお勧め。
そしてこのモジュール、買うと定期的にアップデートされていき、あと2回変身(アップデート)を残している
すでに1回目の変身が終わり、拠点での活躍のキッカケ、宝の在処を吹いて回るご老体、社交界の派手な令嬢、いくつも秘密と嘘が交錯する夜の社交場。そう言ったモノが沢山用意された。今後は2025年の中盤に書けてサブクエストの強化とさらに中編のクエストが追加される予定だ。一冊持っておくと無限に遊べそうなモジュールだ。ダンジョンマスターの君には入手しておくことを勧める。そして俺もこのモジュールを運営してみんなで遊びたい…実はもう機械翻訳ではあるが訳して遊べる準備は整えてるのよ…

特殊お勧め:Troll Lord Gamesの5eコンパチブルサプリメント全部(一冊$1.53程度まで値下げされてるモノを含む)

え~、僕がたまに口にしてるOGL騒動ってヤツなんですが、その際に5eの出版から手を引いたメーカーがありまして。そこがこのTroll Lord Gamesって会社なんですね。
で、ここはD&Dの始祖の一人であるゲイリー・ガイギャックスが最後に契約していた会社です。それもあってなのかは判りませんが、昔のD&Dの雰囲気を残しているCastle & Crusade(C&C)というゲームを発行しています。このゲーム自体はなかなか根強い人気作というか、古き良きAD&D1eの匂いを残しているところがありオールドスクールなゲーム好きには根強い人気もあるようです。
ただ、その作品の一部プレイヤーオプションとかアドベンチャーモジュールを5版向けに変換したものが今までに大量に発行されてまして。これは非常に資料としても有用だし、面白い切り口のモダン向け5eルールである Amazing Adventures 5eなんてのも含まれているので、興味がある人は確保しておくと良いと思います。すでに物理版は絶版になっていて在庫流通のみ、電子版も出版社の胸三寸であるということもありますし…。

興味深さもありオススメできるのはこの The Undying Warですかね。今年の2月に出たアドベンチャーモジュールの合本で13本分のモジュールを合わせてキャンペーンシナリオにしているのですが、それがいま$2.45です。今買っておかなきゃいつ買うのかという感じです。これはシナリオモジュールのA0-A12を一つにしたモノなので、これを買っておけばこの13冊は無理に買わなくて良くなることもありますし。内容は若干単巻ののモジュールからリファインされ、イラストもマップもフルカラーに変わってます。

あとは、サンドボックス型都市遺跡モジュールLost City of Gaxmoorもイイかも知れません。この一冊に治安の悪い荒野、中世ファンタジー的街の遺跡、化け物の住む下水道、手強い対戦相手の待つ競技場、お宝の眠る洞窟やそれにまつわる伝承などがこってり書いてます。著者にゲイリー・ガイギャックスと息子のルーク・ガイギャックスが名を連ねるクラシカルな中世の都市の遺跡を舞台にしたアドベンチャーセッティング。これをそのまま自前のアドベンチャーに使っても良し、一部を切り出して君の冒険に組み込むも良し。いろんな使い方が想定できます。なんと198ページ分の遺跡の歴史・建物・遭遇チャート・新モンスターなどのデータが今なら$4.59。試してみる価値は…あるかな?

あと、トンチキアドベンチャーが好きなら1910~60年代のアメリカ風の世界を舞台に、パルプ小説のようなアクションアドベンチャーを楽しむ「Amazing Adventures 5e」も確保しておくと幅が拡がっていいかもですね。

とにかく山のように資料がまさに投げ売り!って感じでセールしているので、今のうちにその手に掴んでおこう。アドベンチャーの元ネタに困ったときに目を通す資料としても良し、もちろん読み込んでからそのまま遊んでも良し。

Ptolus: Monte Cook's City by the Spire $59.99→$35.99

超デカい街、超沢山居る人、そして蠢く悪の気配。この本の凄みは674ページにデジタルエクステンション300ページ超という大ボリューム。それ故めちゃくちゃお値段が張るので、こういうセールのタイミングで手に入れるべきですね。
内容は「尖塔の街プトラス」というファンタジー世界の巨大都市の詳細な解説とシティアドベンチャー運営のアドバイスなども纏まっていて非常に使いでのある本だ。どこを切り取っても街の一部。上流階級の生活から下層階級の犯罪、綺麗な山の手の街の景色から地下下水道、街の地下に眠る遺跡、様々な思惑を抱えたNPC、街に蔓延る犯罪結社、正義を守る騎士団などマジで様々なネタが盛り込まれていて読み物としても楽しい。

Ptolus 目次。迫力の全674ページだ。

この目次を見てくれ。壮大な大都市の情報がこの物量で盛りだくさんだ。この都市をそのまま使うのも良い。でも、この本に収録されている要素を引き出して君のキャンペーンに取り込んでみるだけでもいい。プロが長い時間をかけてテストプレイし編集したデータだ。非常に纏まっていて使いやすい。セッション準備中いい街の設定が思いつかない、となったら他から引っ張ってくればいい。そう言う時に使えるデータや設定をあちこちに持っておくのはオススメだ。

Flee, Mortals! $39.99→$31.99

2023年度ベストプロダクトと言ってもいいMCDMが発行したモンスター本「Flee,Mortals!」。イカしたアート、手強いデータ、悪役アクションという新ギミック、悪の冒険者パーティーのデータ、森、遺跡、沼、洞窟などの環境下に現れる特殊なモンスターなどデータと運用指針が満載。ただのゴブリンでさえも、群れを成し役割分担を決め、ゴブリンの女王はその群れを操ってPCを追い詰めてくる。戦闘をもっとエキサイティングにしてみたいなぁ…と言う君にお勧めだ。
あと、この本に含まれるモンスターデータとギミックを使った遭遇集も発売されている。それがこの Where Evil Livesだ。ちょっとした…と言うにはだいぶ濃厚なアドベンチャーがレベル帯別で20本収録されている。ゴブリンの群れ、ホブゴブリンの軍隊、オークの一族、悪しき冒険者、いろんな連中と出逢って戦いマジックアイテムを獲得する。そういう冒険で埋まっている。

実はこの本を買うだけでも、登場するモンスターデータとモンスター運用のオプションルールはついてくるので、比較的お安いこっちだけ買うというのも手だ。どっちに需要があるのかを考えて手を出そう。

モンスター追加データ集_AD&D1stEdition(第5版_日本語) $19.50→$15.60

AD&D1eのモンスターマニュアル1モンスターマニュアル2フィーンドフォリオに掲載されているモンスターのうち、まだ5eに登場していないモンスターをまとめデータをコンバート、掲載可能なアートと各モンスターの伝承などをまとめた一冊。大変な労作です。ちょっと懐かしい雰囲気の、いつもと手触りが違うモンスターを出してみたいならお勧め。英語では無く日本語なので使い勝手も良い。それに、巻末に原典のモンスターが5eのどの本に掲載されているかの対応表もあるので、クラシカルなアドベンチャーモジュールで遊ぶ場合この本を参考にしてモンスターデータの置きかえなんかするのに便利。AD&D1e時代のアドベンチャーモジュールをざっくり機械翻訳して遊ぶ、という自分の想定した使い語らない力を十二分に発揮してくれそう。
あと、キュプロスキンやローグ・モドロンといった変わり種のPC種族なんかもあるので凄く楽しい。英語の本ばかりに目を向けていたので取りこぼすところでした。セールを機に皆さんもこれらに手を出してみたらどうでしょう。
DMS Guildにも日本語のD&D向け資料は結構な数で用意されていますし、D&Dに限定せずに視野を広げたらなんとこんなに用意されているんですね。
どれもキャンペーン運営やセッション準備に有用なので、DMをもう少し深くやってみたいという人にはお勧め。あと、最終的に自分で書いてみる…と言うとこまでいけると素敵かもしれない。僕も頑張りたい。

多分まだまだ追加されると思う…(2024/7/21現在)

…以下、今後も思いついたときに追記していく。7月の末までセールはやっているし、築地は2時からあいている。寝ているうちにお買い得情報が流れてしまうかもしれないのだ。注意して待とう。
みんなもお勧めのモジュールやゲームがあったら教えて欲しい。自分も知りたいので…。
あと、いくつか日本語のモジュールも買ったのでそのレビューは後日。

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