TRPGに使えるフリーリソースなどを語る【2024/05/26 配信台本】
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今週のTRPG ニュース
FF14TTRPG スターターセット発売!
期待の新作であるFF14TTRPGのスターターセットが発売されました。内容物としてはプレイヤーズブック・ゲームマスターズブック・マップ3枚・キャラクターチット&予兆(効果範囲とかを事前に出すためのマスク)マーカー4枚・作成済みキャラシートが3つのレベル別で4種12枚・オリジナルダイスが16個(うち20面ダイスが6つ)など盛りだくさん。
ゲームの内容はまだあまり読めていませんが、判定方法はd20+修正値で目標値以上を出せば成功という馴染みの深いモノ。D&D4版の匂いを残した割と戦闘をがっちりやれるグリッドを使ったゲームになりそうですね。
なお、マップのスクエアのサイズは、Paizoが発売しているフリップマットのモノと同じ(つまり1インチスクエア)なので、過去にD&Dを遊んできた人たちの持ってるいろんなフリップマットやダンジョンマップがそのままFF14TTRPG用のマップとして立ち上がってくるようになります。
今ならこういうのが売ってますね。これらも使えそうです
昔の道具を出して遊んでみる古強者光の戦士とかもいそうです。やってみようぜFF14TTRPG。
ちなみに自分は、ヒカセンとしては紅蓮の途中までは遊んでます。内田真礼の声をした氷の竜が出てきたあたりの話も好きです。
あと、「このTRPGの設定資料が欲しいなぁ」とネットで呟いたりすると、絶賛エオルゼアに住んでいる現役のヒカセンから、おそらく以下の回答が返ってくると思います。
これから本格的にFF14を遊ぼうという場合は、7月に登場する最新のパッチも併せて購入するとお得かもしれない。
TRPGに使えるフリーリソースのアレコレ
TRPG を遊ぶのに便利なフリーリソースについて。ボクはなんだかんだで「買い物」を中心に紹介している気がするんですが、遊ぶときにタダで使える様々なモノがあります。日本語でも英語でも。そういうのを紹介していきたい。
ユドナリウム
まずはお馴染みユナドリウムですね。ボクはココフォリアにはあんまり慣れて無くて、Foundry VTTを使用する前はもっぱらユドナリウムでした。
基本的にゲームのシステム非依存で、ダイスとマップとトークンを置くことが出来、必要に応じてチャットパレットなどを準備出来る、極論するとあらゆるダイスで判定するタイプのTRPGに使えるバーチャルテーブルトップシステムです。三次元表示も出来るので様々な応用も効きます。サーバいらずなのですぐに使えます。つまり、昨日買ったTRPGをなんとなく遊ぶって時の用途にも有効なわけです。
けど、マスターのPCにほぼ全てのデータを置いて遊ぶことになるので、それなり以上のパワーを持ったPCを使った方が良いと言う問題はちょっとありまが…。
あと、ソースも公開されているので、様々なバリエーションもあるのが良いですね。機能強化版のユドナリウムリリィや3次元機能をオミットした2次元表示対応版ユドナリウム2dとかもあります。プレイスタイルに応じて使い分けてみてください。
Dyson Logos
クラシカルなスタイルのマップを無料公開している Dyson Logosさん、Dungeonを自力で描くのもいいですが、出来合いのものを使って遭遇と宝物を用意するだけでも十分面白いセッションは出来ます。
Dyson LogosさんはD&D公式のマップも描いている地図作家さんでして、最近ではフィズバンと竜の宝物庫のドラゴンの住処の地図が彼の作品ですね。あのくらいのクオリティの地図が大量に(2000枚近く!!)あります。お好みの地図を探し出し、必要に応じて加工して使おう。
例えば街の地図だけでも、この物量があってこのクオリティ。キャンペーン設定を作るときの面倒なところは出来合いのものを利用して楽に準備していこう。
アリアンロッドのフリーコンテンツ「モンスターアート」
VTTで遊ぶときでも、リアルで遊ぶときでも使える、モンスターのアートがここに勢揃いだ。
ここのリンクから入手可能なモンスターアートを使えば、様々なモンスターのトークンを簡単に作る事が出来る。ルールに沿って使おう。とはいえそこまで複雑なルールはない。配信などで使用したときには一筆クレジットを入れてこうね。
D&D 公式モンスターアート(DMS Guildからダウンロード可能)
所謂ファンコンテンツポリシーの範囲なら自由に使える…と思う。
この辺の引用を見る限り、商業利用でないなら好きに使っていいようだ。
どこかで聞いた解釈だと、「お金を払わないと見られないコンテンツに勝手に使うのはNG、見るのは無料・投げ銭は受け入れるというやり方なら使用可能」って感じに見える。
そして、個人利用なら特に止める人は居ない。身内のプレイングにD&Dの公式アート類を使ったりしてみるのもアリだろう。
ただ、配信とかに使う場合は、ファンコンテンツポリシーによく目を通した上で、以下の但し書きは加えておこう。
本からキャプチャするのが面倒という人は、DMS Guildsでダウンロード出来る、オフィシャルから提供されている DMS Creator Resourceをダウンロードして使おう。これはWtoCがDMS Guildの出版物に使っていい公式アートを集めて提供しているセットなのだが、個人のセッションで使う分にはこの中の画像を使っても問題は無かろう(配信の場合は…まぁ個人の見解ではファンコンテントポリシーの範囲で大丈夫だと思うが…)
なお、WtoCが用意しているCreator Resourceは沢山あり、「なんとなくこういうの探してる」をするにはちょっと骨が折れる。そういう人のために有志が「なんとなくこういうの探すのに向いてる」ファイルを作ってくれたので、こちらを参考にしてほしい。もちろん説明文は英語だが、気になるモンスターとかの名前を英語で弾いた上で、検索で引っかかった文を機械翻訳すると何を使えばいいかわかるから。それで十分。
HERO FORGE
デジタルカスタムフィギュアを好きに作れるサイト。英語圏では自分の作ったフィギュアを3Dプリンタで出力してくれるサービスもやっている。そういう文化が定着しているからだろうね。うらやましいね。
このサービスはもちろん自分のキャラのポートレートを作るのにも適している。NPCの画像が欲しいときにも使える。AIアートよりは簡単かもしれないし、何より一度作ったフィギュアを簡単にカスタマイズ出来る。服の着せ替えやカラーリングの変更も簡単だ。
こんな感じで作ったモデルのキャプチャ画像を撮って、トークンやポーンへ変えて利用するのも良し。自分好みのキャラクターポートレートを量産出来る。画風がこれだけを使うと一致するというのもオススメの一つではある。キャラの画風がばらついてくるのはちょっとノイズになるかもなぁ…って思う人には強くオススメだ。
Token Stamp 2
画像をコピペ、あるいはドラッグアンドドロップしてトークンを作れるサービス。ここを使用すれば、すぐにオンラインセッションで使えるトークンが用意出来る。
こんな風に簡単にトークンが仕上がる。例えば公式データのPNGとかをトークンに仕上げたい場合なんかも使えるだろう。オンラインセッションをする際には強くオススメ出来るぞ。
無料で手に入る英語圏RPG
これもまぁ、色々探りを入れてみると沢山あるので資料として使えるのではないかと考えている。問題はあまり読めていないということなんですが…
BASIC ROLEPLAY
いわゆる古い昔のD&Dあるいは1版時代のAD&Dのようなプレイフィールのゲームを最新のゲームメカニズムで、というOSR(Old School Renaissance)の流れを汲むシリーズ。PDFはフリー、つまり無料である。ルールだけではなく様々なサプリメントやアドベンチャーも全部無料である。
このゲームをそのまま遊ぶのももちろんいい。だが、このゲームにある要素を色々引っ張って君のD&D5eゲームに引き込むのもアリだ。
Talislanta(タリスランタ)
ネットでフリーのTRPG資料を探していたときに偶然見つけたTRPGなんだけど、1980年代に初版が発行されたファンタジーRPGで、「Still No Elves!(エルフはいないぞ!)」が売り文句だったという作品。最近リバイスドエディションが製作されて、5eコンバージョンガイドも出ている気になる作品。
これの過去のドキュメントが非商用クリエイティブコモンズで公開されているので、チマチマ読んでみたりしている。とはいえ、忙しくて全貌はまだわからないのだけど、「皆さんお馴染みの」って感じのファンタジーではなく自分の脳から出てこないアイディアの種とかは沢山拾えそうだなと思ってる。
軽く読んでみたところ、原則的にキャラクタービルディングはしないがサンプルのキャラクターが沢山用意されていてそこから選んでスタートするようだ(自分の解釈が間違ってないなら)。5e版がどうなっているのかは気になるのでそのうち手に入れてしまうかもだ。
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