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理想と言われた仲良し夫婦がコロナ離婚にぶちあたって得た教訓②

*同棲・入籍*


両親への挨拶、式場をきめて、
顔合わせを済ませるまではあっとゆう間だったけれど、
一緒に住めるようになるまでは長く感じて
毎週末の別れの時間は寂しがって彼を困らせた。

顔合わせから2ヶ月後。
初めてデートをした日からちょうど2年の日に
私たちの帰る家が一緒になる。

お互い実家からの引越し作業。
母が大きなダンボールにたくさんの日用品を詰めて持たせてくれた。

いってきますの挨拶をして、
乗り込んだ車の中から振り返ったら
母が背中を震わせながら
長年使っていた私のお弁当箱をしまっている姿がみえて、
ぎりぎりまでせき止めていたダムの堤防が一気に崩壊した。

運転席の彼と、
助手席で嗚咽で号泣するわたしと
その真ん中に引越しを手伝ってくれた彼の後輩。

新居までの道は長いのにずっと泣き続けて、
彼は最初こそもらい泣きをしていたけど、途中から笑い始めた。
後輩くんがずっと困った顔をしていて気まずかった笑

2人の職場の大体真ん中の駅に借りたアパート。

貯めていたお金も限られていたので、
テレビや洗濯機や炊飯器などいくつかの家具は、
最初はあり物や頂き物でまかなった。

1週間後。
付き合ってちょうど2年の日。
会社に有給をもらって市役所へ向かう。


訂正印だらけの婚姻届けを提出し、
私たちは夫婦になった。

なぜか私が市役所の椅子で転び、
激しく尾てい骨を打ちつけて、
痛くて泣いて、死ぬほど笑った。

たくさん泣いて
たくさん笑う。
私たちらしい夫婦の幕開けだ。


*新婚生活*

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新婚生活はピンク色ではなかった。

ビビットなオレンジと淡いピンクのマーブルカラー。
サーティーワンのアイスクリームみたいな。

初めての家事に私は翻弄されていた。

料理は少しできたけど、
洗濯機の回し方すら知らずに嫁いでしまった。
今までいかに親に甘えて生きてきてかを思い知らされた。

朝早く起きてすぐに朝ごはんの準備。
1時間半かけて会社にいく。
スーパーが間に合うギリギリの時間まで仕事をして
また1時間半かけて帰って
夕飯をつくる。

大体彼の方が帰りは早かったけど、
当時の彼は「お腹すいたーー」とゲームをやって待っている人だった。
(徐々にやってくれるようになりました)

まだそんなにうまくない私の料理を
「うまい!新妻界でぜったいトップクラス!」と
いつも褒めてくれるのが嬉しくて、もっと頑張ろう喜んでもらおうと
本を読んだり母に聞いたりしながら腕をみがいていった。

近所の友達がご飯を食べにくることもよくあったから、
3.4人分のご飯を作る日も多かった。

ご飯をたべて、片付けを一緒にして、
お風呂にはいり、2.3日に1度は洗濯をして、
明日の準備をして、寝る、の繰り返し。
ベッドでイチャイチャする時間なんて週末くらい。

正直、毎日一緒にいれることには満たされていたけど、

新婚生活、ちょー幸せ♡

とゆうよりも
結婚て、、
主婦って大変だなと痛感していたとゆうのがこの頃の印象。

ただ、約束をしなくても毎日顔が見れて、
同じごはんを食べて、
仕事以外は一緒にいれた。

寝る寸前までゲラゲラ笑って、
せまいセミダブルのベッドでくっついて一緒に眠る。

今思えば、こんな当たり前に
お互いの存在を、新生活を愛していたこの頃が幸せだった。

大学の男友達に結婚どう?と聞かれて、
「忙しくて大変だけど、寝る寸前まで笑ってられるって幸せだよね」
って答えてキョトンとされたのを覚えてる。
照れ隠しのつもりが、最大限に惚気てた。


でもね、ほんとそう、満たされた心のままに眠るって
当たり前じゃない。
すごくすごく幸せなこと。

*教訓*

・結婚前に家事を覚えておかないと甘い新婚生活を楽しめない
(花嫁修業大事)
・引っ越し・同居は、多額の買い物をする人生で有数のタイミングなので、支払いはカードでポイ活する。

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