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農業にも影響大のロシアの軍事侵攻

ロシアがウクライナに対する軍事侵攻に踏み切って1週間が経った。
こんなにいとも簡単に戦争になるのか?とニュースを見て驚いた。
コロナで疲弊しきった世界に追い打ちをかけるようなニュースに、日常のありがたさをしみじみと感じると同時に、今まで以上に苦しむ人たちがいる事に胸が締め付けられるようだった。

遠く離れた日本では関係ない話とも言ってはいられない。
農業肥料の原材料は海外に依存しているものが多数ある。
カリや尿素が手に入らないというのは去年から耳にしている。
中国からの輸入の制限で、遠くはベラルーシからの輸入しているため
輸送コストがそのまま価格に上乗せされているそうだ。
業者から、ある肥料が「1袋1,000円値上がりするかも」と
聞かされた時には驚愕した。
この分を販売価格に転嫁するのが難しいのが農業だ。

加えて重油価格の高騰は追い打ちをかけている。
私の場合で計算すると、昨シーズンと比較して1.6~1.8倍の高騰だ。
農家を続けられないとやめる人も出てきた。
自ら命を絶ったという話も聞いた。

食料自給率を上げるためには

日本の食料自給率を上げよう!というのは
かなり前から言われているが、未だ状況は変わっていない。
このような状況が続けば、
農業従事者減少→自国の農作物減→自給率減→他国に頼る
→有事で食料供給不安→食料難というのもない話ではない。

自国の食はインフラそのもの。
そこを確保できなくては不安は尽きない。
資源の乏しいと言われている日本で
今こそ代替エネルギー等を考えなくてはならない時期だと感じた。

私1人の力では何も変えられない。
1人でも多くの人が日本の脆弱性を憂い、言葉や行動で表すことが
現状を変える一歩だと感じている。

今できる事

ありがたい事に温泉美人トマトを取り扱って下さっている業者様は
現状をご理解頂き、販売価格も考慮してくださっている。
ただただ「おいしいものを届けたい」という思いで
丁寧にトマトを育てることが、今の私にできる事だ。
そして1日も早い停戦と、平和な日常が戻ってくることを願うしかない。

糖度も上がってきました


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