【見分け方】結婚詐欺チェックリスト10選!実際の詐欺事例まで徹底解説
「結婚詐欺の手口が巧妙化しているって聞いたけど、見分け方はあるの?」
結婚詐欺は、愛を装い相手の信頼を得てから金銭を騙し取る悪質な詐欺行為。
婚活アプリやマッチングサービスが普及する中で、詐欺師の手口も巧妙化しているため、知らず知らずのうちに騙されるケースが増えています。特に「短期間で結婚を急かす」「お金を貸してほしいと頼まれる」などの兆候があれば要注意。
そこで今回は「結婚詐欺チェックリスト」を徹底解説します。
本記事では、結婚詐欺の実際の事例まで詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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【見分け方】結婚詐欺チェックリスト
結婚詐欺の見分け方として、項目をチェックリスト化すると以下の通りです。
短期間で結婚を急かす
金銭の貸し借りを頻繁に求める
仕事や収入の詳細を曖昧にする
家族や友人に会わせようとしない
SNSや公的記録に本人の情報がほとんどない
連絡が不規則で長期間途絶えることがある
重要な場面で理由をつけて会えなくなる
高価な贈り物や投資話を持ちかける
過去の結婚歴や借金を隠す
個人情報や財産状況を執拗に聞き出そうとする
順番に解説していきます。
チェックリスト①:短期間で結婚を急かす
結婚詐欺師は、相手の冷静な判断を奪うために、短期間で結婚を急かす傾向があります。
通常、真剣な交際では、お互いの価値観や生活習慣、家族との関係などを時間をかけて理解し合うプロセスが必要です。しかし、結婚詐欺を行う人物は、こうした慎重なステップを省略し、異常な速さで関係を進めようとします。
例えば、出会ってから数週間や1〜2ヶ月以内に「結婚したい」「すぐに籍を入れよう」「両親には事後報告でいい」などと持ちかけてくる場合は警戒が必要です。短期間で強い愛情を表現し、将来の計画を具体的に話すことで、被害者の心を掴みます。「運命の相手」「ずっと探していた人」「こんなに好きになったのは初めて」といった言葉を繰り返すのも特徴の一つです。
また、結婚を急かす理由として「仕事の都合で海外に行く前に」「親が重病で安心させたい」「年齢的に早く子どもを持ちたい」などの説得力のある口実を作り、相手に決断を迫るケースもあります。
チェックリスト②:金銭の貸し借りを頻繁に求める
結婚詐欺の典型的な手口の一つに、金銭の貸し借りを頻繁に求める行動があります。
普通の恋人関係では、金銭の貸し借りは慎重に行われるものですが、結婚詐欺師は被害者の信頼を利用し、次第に多額の金銭を要求するようになります。
初めは少額の借金から始まり、「給料日になったらすぐ返す」「絶対に迷惑はかけない」といった安心感を与えます。しかし、一度貸すと「緊急でお金が必要」「家族が事故に遭った」「投資が成功しそうだから少しだけ支援してほしい」などと繰り返し要求するケースが多くなります。
詐欺師は、被害者が「もう後に引けない」「ここで支援をやめたら関係が壊れる」と思うように心理的に追い込んでいくのです。
さらに、結婚をエサに「結婚資金を貯めたい」「新居の頭金が足りない」といった名目で金銭を求める場合もあります。信頼関係が築かれる前に金銭のやりとりをすることは危険です。
チェックリスト③:仕事や収入の詳細を曖昧にする
結婚詐欺師の多くは、自分の職業や収入に関する具体的な情報を隠します。
被害者に信用されるためには、安定した仕事や高収入であるように見せる必要があるため、嘘の職業を名乗ることも少なくありません。
例えば、「外資系企業の管理職」「投資家」「経営者」「医師や弁護士」といった社会的信用の高い肩書きを使うことが多いです。しかし、実際には職場の具体的な名前や、日々の仕事内容について質問すると、曖昧な回答しか返ってこない場合があります。
また、「忙しすぎて会社にはあまり行かない」「リモートワークだから職場はない」など、仕事に関する詳細を避けることもあります。
さらに、収入についても「月収100万円以上」「年収1000万円超え」などと大きな金額を言うものの、具体的な収入証明や納税状況を示すことはほとんどありません。「現金ではなく暗号資産で持っている」「海外口座だからすぐには引き出せない」などと言い訳をするケースもあります。
チェックリスト④:家族や友人に会わせようとしない
結婚を考えるならば、通常はお互いの家族や友人に紹介し合うのが自然です。しかし、結婚詐欺師は、自分の正体を隠すために、家族や友人と会わせようとしません。
例えば、「家族とは疎遠だから」「友人は海外に住んでいる」「仕事が忙しくて時間がない」など、もっともらしい理由をつけて会う機会を避けます。また、「家族のことは結婚してから話したい」「親はすでに亡くなっているから会わせられない」といった口実を使うこともあります。
逆に、被害者側の家族や友人に会うことも避ける傾向があります。「忙しいからまた今度」「急な仕事が入った」「人見知りだから」などの理由で、親しい人たちとの関係を断とうとするのです。
結婚を前提にした交際であるにもかかわらず、家族や友人を頑なに避ける相手には注意が必要です。
チェックリスト⑤:SNSや公的記録に本人の情報がほとんどない
現代では、多くの人がSNSを利用しており、仕事や生活の一部を公開していることが一般的です。しかし、結婚詐欺師は身元を隠すために、SNSや公的記録に自分の情報をほとんど載せていません。
例えば、SNSアカウントが一切ない、もしくは開設されていても投稿が極端に少ない、友人がほとんどいないといった特徴があります。また、名前を検索しても何の情報も出てこない、過去の勤務先や学歴に関する記録がないなど、公的な記録が存在しないケースもあります。
特に、結婚を前提とした交際相手の基本的な情報が検索しても出てこない場合は警戒が必要です。詐欺師は偽名を使ったり、過去の経歴を隠したりすることがあるため、相手の言葉だけを鵜呑みにせず、慎重に情報を確認することが大切です。
チェックリスト⑥:連絡が不規則で長期間途絶えることがある
結婚詐欺を行う人物の多くは、連絡の頻度やタイミングが不規則で、突然音信不通になることがあります。これは複数のターゲットと同時に詐欺を行っていたり、相手の感情をコントロールするための戦略の一環である可能性が高いです。
例えば、通常は頻繁に連絡を取っていたのに、突然「仕事が忙しい」「海外出張に行っている」「家族の問題で対応できない」といった理由で長期間連絡が取れなくなるケースがあります。そして、しばらく経ってから何事もなかったかのように再び連絡をしてくるのが特徴です。
また、LINEや電話の返信が夜間や早朝など特定の時間帯に限られることもあります。これは、他のターゲットとの関係を管理するために、スケジュールを調整している可能性があるためです。「仕事の都合で連絡できない」「スマホが壊れた」「電波が悪い場所にいた」といった言い訳を繰り返す相手には注意が必要です。
チェックリスト⑦:重要な場面で理由をつけて会えなくなる
結婚詐欺師は、実際に会うことを極端に避ける傾向があります。
特に、結婚の話が具体的になったり、家族や友人を紹介する段階になると、さまざまな理由をつけて会うのを延期しようとします。
例えば、「仕事が忙しくなった」「家族にトラブルが起きた」「急に体調が悪くなった」といった理由でデートをキャンセルすることが頻繁にあります。最初のうちは普通に会っていても、関係が深まるにつれて、重要な場面で会えなくなるケースが多いです。
また、実際に会う約束をしても、当日になって急に予定を変更したり、遠距離を理由にオンラインでのやり取りに限定しようとすることもあります。「今すぐ会えないけれど、結婚の準備は進めたい」「次こそは必ず会おう」などと先延ばしにする相手には注意が必要です。
チェックリスト⑧:高価な贈り物や投資話を持ちかける
結婚詐欺師は、被害者の信頼を得るために、高価な贈り物をしたり、魅力的な投資話を持ちかけることがあります。これにより、「お金に余裕がある」「経済的に成功している」と思わせ、被害者の警戒心を解こうとします。
例えば、ブランド品のバッグや時計、アクセサリーなどをプレゼントし、「これぐらいのものは普通に買える」「経済的に安定している」とアピールすることがあります。
しかし、これは後に金銭を要求するための布石であることが多いです。最初はお金を使ってくれるように見えても、後になって「投資話がある」「一緒にビジネスをしたい」「大きな儲け話がある」と言い出し、被害者から資金を出させようとするケースがよくあります。
さらに、「短期間でお金が増える」「絶対に損をしない」などの甘い言葉で投資を勧める場合もあります。実際には存在しない架空の投資話や、ねずみ講のような仕組みを持ちかけ、最終的に被害者の資産を奪うのが目的です。
チェックリスト⑨:過去の結婚歴や借金を隠す
結婚詐欺師は、自分の過去の経歴を隠すことがよくあります。
特に、過去に結婚歴がある場合や、多額の借金を抱えている場合、その事実を意図的に隠し、被害者に伝えないことが多いです。
例えば、「これまで一度も結婚したことがない」と言いながら、実際には離婚歴があったり、子どもがいるケースもあります。相手の話に矛盾が多い場合や、過去について質問してもはぐらかす場合は注意が必要です。
また、「過去のことは気にしないでほしい」「前の結婚のことは話したくない」などと話題を避ける傾向があります。
さらに、借金を隠している場合、「少しだけお金が必要になった」「事業資金が足りない」といった理由で被害者に資金提供を求めることがあります。最初は小さな額でも、徐々に金額が増えていくケースが多いため、相手の金銭状況を確認することが重要です。
チェックリスト⑩:個人情報や財産状況を執拗に聞き出そうとする
結婚詐欺師は、被害者の個人情報や財産状況を執拗に聞き出そうとします。これは、被害者の資産を狙うための重要なステップであり、最初はさりげなく、徐々に具体的な質問へと移行することが特徴です。
例えば、「貯金はいくらあるの?」「親からの遺産は?」「持ち家?賃貸?」といった質問を頻繁にしてくる場合は警戒が必要です。通常の恋愛関係であれば、お金の話を細かくすることは少ないですが、詐欺師は被害者の経済状況を正確に把握し、奪う方法を考えます。
さらに、「クレジットカードの情報を教えてほしい」「銀行の暗証番号を変更してほしい」といった直接的な要求があれば、ほぼ確実に詐欺です。こうしたケースでは、すぐに関係を断ち、警察や弁護士に相談することが重要です。
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結婚詐欺の事例
結婚詐欺は、結婚を装って相手の信頼を得て、金銭や財産を騙し取る悪質な犯罪です。近年、婚活アプリやSNSの普及に伴い、その被害が増加しています。
例えば、2017年には特殊詐欺の認知件数が18,212件、被害額は約394.7億円に上りました。被害者の多くは女性であり、特に高齢者が狙われるケースが多いです。
結婚詐欺の事例①
まず、ある50代の独身女性が結婚詐欺の被害に遭ったケースがあります。
彼女は婚活アプリで知り合った男性と交際を始め、短期間で結婚の話が進みました。しかし、男性は「仕事でトラブルが起きた」「家族が病気になった」などと理由をつけて、次々と金銭を要求。最終的に彼女は5,000万円もの大金を騙し取られてしまいました。
このような手口では、相手が高収入や高学歴を装い、被害者の信頼を得ることが多いです。
結婚詐欺の事例②
また、別の事例では、52歳の男性が21歳の女子大生を名乗る女性と出会い、交際を始めました。
彼女は有名女優に似ていると自称し、男性の心を掴みました。交際中、彼女は「学費が足りない」「家族の借金を返済したい」などと訴え、男性から300万円を借り受けました。しかし、その後彼女は音信不通となり、男性は詐欺に遭ったことに気づいたのです。
このケースでは、被害者が女性慣れしていないことや、好みの女性に好意を持たれると夢中になってしまう性格が、詐欺師に利用されました。
結婚詐欺の被害に遭った際は、恥ずかしがらずに警察や弁護士に相談することが重要です。早期の対応が被害拡大を防ぐ鍵となります。結婚詐欺は誰にでも起こりうる犯罪であり、自分は大丈夫と思わず、常に警戒心を持つことが大切です。
【見分け方】結婚詐欺チェックリスト:まとめ
結婚詐欺は身近な問題になっており、誰もが被害に遭う可能性があります。
本記事では、結婚詐欺の特徴や見分け方を詳しく解説しました。短期間で結婚を急かす、金銭の貸し借りを求める、家族や友人に会わせようとしないなど、怪しい兆候が見られた場合は注意が必要です。
詐欺師の手口は巧妙ですが、冷静に相手を見極めることで被害を防ぐことができます。少しでも不審に感じたら、第三者に相談することも大切でしょう。
結婚は人生の大きな決断です。信頼できる相手を選ぶためにも、しっかりと見極めることが重要ですね。
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