カンタンに売れるのになぜYouTubeをやらないんですか!?/鴨頭嘉人氏
第1章 なぜ今YouTubeなのか!?
◯消費者の価値観の変化
消費者の間で「モノ消費」から「コト消費」という、価値観の大きな変化が起こっている
モノが無かった時代、モノ自体に価値がありました
モノの価値が高かった
だからモノを作れば消費に繋がりました
今はどうでしょう
“欲しいとは思っていない”
冷蔵庫もテレビもあって当たり前、ほとんどの人が“どうしても欲しい”とはならない、モノの価値が下がることで購買欲も下がってしまう
今は何を求めているのか?
モノではなく、コトです
「心の充実度」「感動」が求められている
消費者が「物語」を求めるようになった今の時代だからこそ、あなたの発する情報を受け取ってもらえる土壌の世の中には出来ている
価値観の変化とともに、YouTubeが必要とされる時代が訪れている
YouTubeが与える価値と、多くの人が求めている価値がマッチしはじめている
今こそ、YouTubeなんです
◯消費思考の変化
これからのビジネスは、インターネットで情報発信しないと損です
情報発信しなければ、見つけられることもなければ、比較検討もされません
極端なことを言うと、その商品やサービスは存在しないも同然です
◯消費者心理の変化
「知る」が「購入」に直結していた
だからテレビでよく見かける有名人の宣伝するシャンプーを買っていた
ところが、インターネットの普及によって、購買意欲を高めるプロセスの中に「信用」が加わりました
「認知」の時代が終わり、信用消費の時代に変わったのです
◯消費者行動の変化
情報発信を始めた人たちの実に95%が継続できずに発信を止めてしまう
逆に言うと情報発信を止めなければ、ずっとトップの5%にとどまることができる
つまり、発信し続けることが一番大切なのです
第2章 なぜYouTubeでなければならないのか!?
消費者が、売り手に対する信用を貯めていくプロセスの中で、発信者側が特に意識したいのが情報伝達量です
つまり、もっとも情報量が多い動画こそ、信用を貯めるプロセスの中では重要すべきコンテンツなのです
◯世界を牛耳るGoogleを使い倒せ
「Googleが動画サイトYouTubeを16億5,000万件ドルで買収した」
2006年、Googleのこの行動に世界が驚かされた
当時のYouTubeは収益性がほとんどなかった、ところがGoogle傘下に入り、動画配信プラットフォームとして世界ナンバーワンの地位になった
2017年にアメリカのフォレスター・リサーチ社が行った調査によると、動画が埋め込まれたホームページと、埋め込まれていないページでは、動画が埋め込まれたページの方が約53倍の確率でGoogle検索の1ページ目に表示される
ランディングページ、ECサイトの販売ページ、企業サイトのトップページ、動画を埋め込むと1ページ目に表示される確率が53倍も跳ね上がる
◯Googleはどうしてほしいのか
「Googleさんはどうしてほしいんだろう?」
Googleは「YouTubeを使ってほしい」と思っている、前述のフォレスター・リサーチ社の調査の通り
◯一緒に成長できる唯一のプラットフォーム
鴨頭さんの動画のチャンネル登録者数が増えると、メンタリストDaigoさんのチャンネル登録者数が増える
ページ上に“オススメ動画”としてDaigoさんの動画が表示される
ライバルも一緒に前に進んでいくプラットフォーム、それがYouTubeの世界観です
第3章 こういう人にはYouTuberは無理
◯YouTubeで広告収入を狙うのはNG
YouTubeはクリエイターに優しいツールです、努力してコンテンツを作り上げ、有益な情報を配信する人たちが損をしない仕組みをYouTubeは常に追求している
第4章 YouTuberを目指すな!ビジネスYouTuberになれ
ビジネスYouTuberとは、広告収入を主たる目的とせず、YouTubeで情報発信し、そこからビジネスにおける本命商品を販売する人のことを指します
◯YouTubeのカテゴリー別人気ランキング
YouTubeのさまざまなコンテンツの中で、カテゴリー別に見るともっともシェアが高いのは「ゲーム」の26.9%で、次いで「エンターテインメント」が14.4%、「ブログ」14.2%、「音楽」13.5%となっている
今後の展望としては「ハウツースタイル」「教育」「ニュースと政治」の伸び代が大きい
動画配信サービスが広く浸透していく過程には、ある一定の法則がある
最初にバズるのはアダルト系、次いで過激なコンテンツ、そしてエンターテインメント
その次に来るのが教育系
第5章 今後伸びるYouTuberは!?
◯メガマーケット&ニッチポジションを狙える人
「組織のコミュニケーションと言えばこの人!」
「上司との人間関係ならこの人!」
「転職でやってはいけない5つのポイント」
巨大マーケットでニッチなポジションを取ることが成功のポイント
◯ゴールに向かって継続できる人
YouTubeを始めたばかりでチャンネル登録者数が100人未満の時はらどんなに頑張って動画を投稿しても、チャンネル登録者数が増えない、視聴回数が伸びない
でも何の問題もありません
そのとき、視聴者に見向きもされなかった動画が、将来、1万回再生のヒット動画に生まれ変わる日がくるんです
YouTubeの世界では、継続力のある人が圧倒的に強いです
勝敗は投稿動画の本数で決まる
質よりもまずは量です
量がないのに質を追求してま効果はありません
複数人数で制作したチャンネルは今後伸びる可能性が高い
家族、夫婦、カップル、画面に複数の人が写っていると絵が賑やかだからです
第6章 絶対に知っておきたい!チャンネル登録者数を増やす7つのポイント
○週に2本以上の動画を配信する
定期的に情報発信している人のデータを集約したとき、週に2本以上の人はチャンネル登録者数が伸びているが、週に2本未満の人は伸びてる人がいないことが分かっている
理想としては、1日1本、しかも毎日同じ時間なら効果的です
◯オープニングで興味を引く
動画はオープニングで興味を持たれないと、視聴者に続きを観てもらえませんYouTubeの世界では、最初の15秒が勝負
この動画を見たら何を得られるのかを最初にはっきり言わなきゃダメ
理想的なオープニングは視聴者に「最後まで観ないと損しそう」と思わせること
オープニングが上手くない人は、「自分が言いたいことばかりに意識が集中している」という傾向があります
何より視聴者のことを考えて「このチャンネルを見ている人は、どんな情報を得たいんだろう」と視聴者の頭の中を想像するようにしてましょう
◯効果的なエンドスクリーンをつくる
エンドスクリーンとは「チャンネル登録お願いします」とか「高評価ボタンとコメントもすごく嬉しいので、宜しくお願いします」など、動画を締めくくるお知らせ部分です
人の思考は「どんな行動を取れば相手が喜んでくれるのか」なんて発想にはなかなか辿りつかない
だから発信者側から明確に伝える必要があるんです
大切なことは「何のために情報発信をしているか」ということです
・チャンネル登録してほしい
・高評価ボタンを押してほしい
・コメントがほしい
・LINEへの登録
・概要欄に貼り付けているURLクリック
人は自分から動かないものです
◯長い動画もアップする
YouTubeにおいて効率的なSEOたいさくは、視聴回数を増やすことではなく、その動画がより多くの人に認められているかを視聴時間で評価されます
ここで重要になるのが、最後まで観たくなる長い動画を作ることなんです
一、クオリティーを上げること:内容が良ければ人は価値を感じて動画を視聴し続ける
二、スピーチレベルを上げること:オープニング同様、しゃべりがうまければらその動画に視聴者は引き込まれる
三、動画編集、つまり演出:視聴者を飽きさせないために、BGMや効果音、テロップを入れるなどの作業が必要です
◯YouTube LIVEを活用する
感度の高いトップクリエイターたちは、週一回のペースでライブ動画を配信しています
◯他のYouTuberとコラボする
チャンネル登録者数が少ないタイミングで行うコラボは、あまり有用ではありません
コラボ企画は自分が成長してから、同じくらいか、ちょっと上のレベルの人とやるのが効果的と覚えておく
◯伸びているチャンネルを研究する
チャンネル研究とは
ひとつめは、TTSに着目する
タイトル、タグ、サムネイル
タイトル:このタイトルが「ユーザーが解決したい悩み」になっていれば表示されやすくなります
タグ:視聴者に対してではなく、YouTubeに対して、どんなジャンルの動画なのかを知らせるためのもの
ユーザーの検索結果もそうですが、視聴動画の関連動画として上位に表示されるかに影響します
YouTubeの検索アルゴリズムは、タイトルやタグをもとに動画を認識しています
サムネイル:本でいう表示のようなもの、YouTube上だけでなくSNSでシェアされた際に表示される画像のことを指します
数値の分析:動画数、再生回数、再生時間、チャンネル登録者数、PV、平均視聴時間、平均再生率、高評価数、コメント数、代表的な9項目の数値の変化を観察していきます
トップYouTuberの人たちは、みんか他のYouTuberの研究をしている
指標となるのが概要欄です
第7章 YouTubeで世界を変える
売り上げを伸ばしたい、お客様を増やしたい、のならばどうすればいいか
ひとつめは、「自分の価値を高めること」
もうひとつは、「自分を認知してもらう」
YouTube単品では何の価値もありません、SNSは連携させて初めてビジネスに活かせる