コライドン、やらかしがち(テラレイド)
テラレイドバトルのマルチプレイでコライドンがやらかしがちな印象を持ってしまう理由を考察し、読者が良きコライドンを目指してくれるといいな……という記事です。
同じポケットモンスター最新作の伝説ポケモンでありながら、どうしてコライドンがミライドンと比べて「やらかす」印象を持ってしまうのか筆者なりに気持ちの整理をするためでもあります。
記事タイトルを見て「ミライドンもやらかすだろ!どうしてコライドンだけ!」と思った方もいるでしょうがミライドンもちゃんとやらかします。
「ミライドンと比べた時のコライドンの強み・弱みがトータルでマイナスに働きやすいのではないか」がメインです。
コライドンのやらかし集
コライドンやらかし①フレアドライブ
コライドンの高い攻撃と「こだいかっせい」によって威力の上がったフレアドライブは魅力的に見えますが、
基本的に反動でダメージを受けるような技をマルチプレイのテラレイドで使ってはいけません。
テラレイドは自分の数倍から数十倍のHPを持つテラスタルポケモンと戦う場であり、通常のポケモンバトルのような「同じ体力なら反動ダメージを受けても殴り勝てる」ような戦術が殆どの場合成立しないからです。
例えばHP1000のテラスタルポケモン相手にHP100のコライドンがフレアドライブ(自身も与ダメージの1/3を受ける技)を使い300ダメージを与え続けた場合、コライドンが3回反動ダメージで瀕死になった上で相手はHPを100残している計算になります。
テラレイドバトルにおいて「ひんし」になると自身が攻撃に参加できない時間が生まれるだけでなく参加者全員で共有している制限時間が減ります。
ダメージを与えているにも関わらず他参加者が制限時間終了までに攻撃できる猶予を奪ってしまい結果としてメンバー全員が与えるダメージを削ぐ、つまり「いない方がマシ」なプレイヤーになってしまうのです。
「じゃあフレアドライブ以外の炎タイプ技を使えば良いんだね!」と思うかもしれませんがコライドンの覚える炎タイプ技はコライドンが使ってもあまり強くない技ばかりのため、炎タイプの技に関してはマルチプレイで使わない方が良いと思われます。炎タイプで弱点を突ける氷・鋼に対しては格闘タイプ技でも弱点を突くことができるので、残った草・虫を他のポケモンに任せるのが無難です。
コライドンやらかし②弱点を突かれる
①で反動技による「ひんし」を避けるべきという話をしましたが、弱点を突かれることも瀕死に繋がってしまうので避けるべきです。
ミライドンと比べてコライドンは弱点が多いです。
ミライドンの弱点が「フェアリー・ドラゴン・こおり・じめん」の4つなのに対してコライドンの弱点は「フェアリー・ドラゴン・こおり・ひこう・エスパー」の5つで弱点が一つ多く、フェアリータイプに関しては4倍のダメージを受けてしまいます。
相手タイプの弱点を突いて2倍ダメージを与えても4倍ダメージを受ければ有利どころか不利になります。
そもそも2倍ダメージを与えても弱点を突かれてしまえばダメージレース上まったく有利にならないので、コライドンに限らず弱点を突いてくるようなポケモンに対して選出するべきではないです。
コライドンやらかし③ひざしがつよい
コライドンは特性によって場の天候を「にほんばれ」状態にできます。
これによって味方全員の水タイプ技威力が半減され、相手の使う炎タイプ技が強くなってしまいます。
例えばコライドンで弱点を突ける岩タイプは水タイプも弱点としているため味方水タイプポケモンが突こうとしている弱点を無為にしてしまいます。
「同じ格闘タイプポケモンで弱点を突かない味方が悪い」と思うかもしれませんが、相手ポケモンが使う技次第で弱点を突かれず弱点を突ける水タイプポケモンを使うのが一番良い選択になる場合があります。
にほんばれ状態は炎タイプ技の威力を強め、サンパワーといった「にほんばれ」状態で発動する特性を誘発させるため相手テラスタルポケモンの攻撃性能を高めてしまうことから、炎タイプ技を使うポケモン・サンパワーを持つポケモン・テラバーストを使う炎テラスタイプポケモン相手には注意が必要です。
コライドンやらかし④突ける弱点が多い
「これは欠点じゃなくない?」と思うかもしれませんが他の要素と複合してやらかしを生む要因の一つです。
ミライドンの場合イナズマドライブで突ける弱点が「ひこう・みず」の二つと少ないのですが、コライドンの場合アクセルロックだけで「いわ・はがね・こおり・ノーマル」の四つ弱点を突くことができ、フレアドライブなどの炎技によって更に多くの弱点を突くことができます。できてしまうのです。
ミライドンと比べてパッと見で突ける弱点が多いということは選出機会が多いということになり、①から③で語ったような「フレアドライブを使って逆に瀕死になったり」「弱点を突かれて瀕死になったり」「特性で相手を強くしてしまったりする」コライドンに遭遇する機会を高めていると考えられます。
まとめ~良きコライドンになるために~
コライドンの「やらかし」について語ってきましたが逆に言うと
①反動ダメージが大きすぎるのでフレアドライブを使わない
②コライドンの弱点を突いてこないようなポケモン相手に選出する
③サンパワーや炎タイプ技を使う相手ポケモン・水タイプ技を使う味方ポケモンに注意する
④突けるテラスタイプ弱点の多さに惑わされない
を意識し改善できるということでもあります。
①では与えるダメージが大きすぎて反動ダメージも大きいという話をしましたが、与えるダメージが大きいということは「ドレインパンチ」のような与ダメージの半分量を回復できる技で大幅に回復できるということでもあるのでオススメです。ミライドンの場合、「パラボラチャージ」がドレインパンチに相当します。
今回はミライドンと比べたコライドンのやらかしについてクローズアップしているので、ミライドン単体のやらかしやコライドンとミライドンで共通して「やらかし」がちなことについては触れていません。
コライドン・ミライドンに多いミスとしては
・「まけんき」「かちき」を持つポケモンに対して「いやなおと/きんぞくおん」を使い相手ポケモンの攻撃性能を高めてしまう
・「とくこう/こうげき」の方が低いにも関わらず「とくしゅわざ/ぶつりわざ」を使う
・相手ポケモンがシールドを展開した際に一切通じない「いやなおと/きんぞくおん」を使う
等があります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?