瞬き

ひとつずつ放り投げた 短針の向こう側に
みっともない言葉 君にぶつけてしまった

話したいことがあって 口開いたはずなのに
どうでもいい思い 僕の中ではじけた

ひとつもない良いところ 探すほうが難しいよな
夕暮れに染まった 街を見て笑ってしまった

いやなことだらけの毎日 終わらせたいはずなのに
止められない呼吸 息を切らして歩く

ひとつずつ落として拾って集めて
ひとつずつ燃やしては明かりにして
躓かないように下向いて
頑張って歩いてたんでしょう

追い立てる朝日が昇って
また、いつもの今日が始まる
騒ぎ立てる誰かを睨んで
今、ここにいると叫んだ

二人分のやさしさを 画面の向こう側から
もったいない言葉 君からもらってしまった

見たくないものがあって 目を閉じたはずなのに
消したい景色が 僕の中で廻った

少なくない悪いところ 直すことは大変だよな
きらきら光った 街を見上げ泣いてしまった

楽しいことだらけの毎日 続けたいはずなのに
苦しくなる呼吸 膝ついて立ち止まる


ひとつずつ落として拾って集めて
ひとつずつ燃やしては明かりにして
躓かないように下向いて
頑張って歩いてたんでしょう

追い立てる朝日が昇って
また、いつもの今日が始まる
騒ぎ立てる誰かを睨んで
今、ここにいると叫んだ

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