drop by drop
多くの声は聞こえない
15時過ぎの画面越し
それでも僕らは止まらない
こじつけながら約束する
君の熱を逃がさない
眠い目をこすりながら
冷たい床では眠れない
うなされてまた目覚めた
あなたへ届くように自己満足の歌声を
一等星みたいに光れなくたって
もうそれでいいか
消える言葉をさらって連れていってよ
遠く海の向こうまで
落ちる心掬って持っていってよ
ああ ひとしずく
毎日消さないように
決められたこと繰り返し
寂しさ一つも消えやしない
何か足りない夜と朝
暗くなる空の下で
冷えた手をこすりながら
冷めたコーヒーを握って
痺れたまま立ち尽くす
未来へ置いていった悩み悩んだ歌声と
君の目の前だけ光っていれば
まだそれでいいか
慣れた言葉ひとつで色付けてよ
何色でも黒い夜空でも
染まる瞳見つめて笑ってくれよ
ああ ひとしずく
あなたに届くといいな枯れたこの声も
君の目の前で光れるのなら
もっと瞬いて
消える言葉をさらって連れていくから
遠く海の向こうへと
落ちた心掬って持っていくから
ああ ひとしずく
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