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塗装チラシの反響率は「○○理論」では5000枚で33件です。

塗装屋さんのチラシをポスティングした場合

外壁や屋根の塗替えを検討している方の家に
「ちょうどタイミングがよく」チラシが入っていれば
問い合わせに繋がる可能性があります。

あなたの引きが強ければ
5,000枚のチラシから4~5件反響が出る可能性はあるのですが

タイミングが悪ければ反響は0件の可能性すらあります。

初めて配った塗装チラシでは5,000枚で1件位が平均値で

キッチリ細かく配ることで2,000~3,000枚で1件の反応が取れます。


ハッキリ言うと

「初めて配ったチラシ」や「たまにしか配らないチラシ」では

「タイミングの良し悪し」で結果が決まると言えます。


とりあえずチラシを配ってみた。

5,000枚のチラシで3件問い合わせがあって
その中で1件が契約になった。とかなら

可能性を感じ、費用対効果も問題なく、次に繋がるのでしょうが

問い合わせ1件 契約0件という結果になった場合は

「もうチラシはやらない。」と決めてしまうかもしれませんね

実にもったいない話です。

チラシを配る最大のメリット

「タイミングの良し悪し」「運がいいのか悪いのか?」というような

「宝くじを買う」ようなことではなく

「知ってもらうこと。」です。

なぜ?外壁塗装を検討している多くの人はネットで検索して業者を探し、何社か相見積もりを取るのか?

考えたことはありますでしょうか?

「知らないから」「わからないから」 ですよね?

・どこにあるか知らない。
・どうゆうところに頼んでいいかわからない。
・相場はいくらぐらいなのか知らない。

相見積もりを取ってみても

・値段が大きく違っていてなんでこんなに違うのかわからない。
・損をしない業者選びのポイントがわからない。

まずは

あなたの店がどこにあるのか知ってもらう。
近所に塗装屋さんがあることを知ってもらうだけで

相見積もりに参加できる権利が与えられます。


定期的にポスティングすることができれば

あなたのお店を覚えてもらえます。
忘れていた人にも思い出してもらえます。

知って得する情報を伝えていくことで

あなたの店の信頼感が上がります。

プロフィールや塗装屋を始めたきっかけ、
仕事に対する思いを伝えることや

お客さんに言われて嬉しかったこと
などをチラシに載せれば親近感が生まれます。

近所に信頼感と親近感がある塗装屋さんがあったら
あなたのお店が選ばれる可能性は極めて高いのではないでしょうか?


「○○すれば」あなたのチラシの反響は
5000枚で33件になります。


さて本題です。


イノベーター理論はご存知でしょうか?

新しい物やサービスが普及をしていく過程を

5つの層のタイプで分類したものなのですが、

外壁塗装チラシに当てはめて解説してみます。


1、イノベータータイプ(全体の2.5%)

感覚的に反応するタイプです。

外壁塗装チラシの反響率は5000枚で1件と言ったのですが
正に、イノベータータイプの人が反応していることになります。

5000枚チラシを配れば

5,000枚×2.5%の層=125人

この理論でいうと5000枚で1人が反応しているのではなく

「125件中1人」が反応していることになります。

なので実質的なチラシの反応率は 

1件÷125人=0.8%になります。


2、アーリーアダプタータイプ(全体の13.5%)

比較的早く、新しい商品を購入するタイプですが、

「他と何が違うのか」
「自分にとってのメリットはあるのか?」

を考えてから行動します。

このタイプに反応してもらうためには

他の塗装店とどう違うのか?
なぜあなたの店を選ぶべきなのか?

メリットを明確にする必要があります。

実質反響率0.8%を掛けると 
アーリーアダプターにまでアプローチできれば

5,000枚×16%(2.5%+13.5%)=800人

800人×0.8%=6.4人

※チラシの内容が良ければ、
5000枚チラシを配れば6人集客できることになります。


3、アーリーマジョリティタイプ(全体の34%)

「いいねこの会社にしようかな?」
「ちょっと問い合わせてみようかな」
となっても、

このタイプは
「やっぱりちょっと考えよう。」「比較検討しよう」

となります。すぐには行動に移しません。

「初めて見たチラシ」は疑ってかかります。

定期的に接触しないと反応しません。

このタイプにアプローチするとなると

根拠や証拠、証明、保証、事例、お客さんの声

などをチラシの載せるのが効果的です。


※お客さんの声で注意が必要なのが
「本当に感謝されてもらった声」と「作り物の声」を
敏感見分けますので気をつけてくださいね。


4、レイトマジョリティタイプ(全体の34%)

このタイプの人は

「損をしたくない。」「失敗したくない。」と強く思っています。

あなたの店の評判を気にします。

違いが分からなければ、大手の会社を選ぶ傾向があります。


5、ラガード(全体の16%)

基本的にはあなたの店が近所の評判店にならないと反応しません。

この層は無視して構わないのですが、
あなたの「こだわり」や「価値観」に強く共感するとファンになってくれます。

イノベーター理論による塗装チラシの可能性

さて

チラシ集客のポイントは

いかに「アーリーマジョリティタイプ」を捕まえるかに掛かってきます。

ほとんどの人は1,2回チラシを配っただけで、諦めてしまいます。

人間の脳は「3回以上」接触回数がないと重要なことと認識しません。

イノベーター理論でいうと

1,2回のチラシポスティングでは
イノベーター(2.5%)+アーリーアダプター(13.5%)

全体の16%にしかアプローチできていないことになります。

その先のアーリーマジョリティは34%もいます。

この層を掴めれば
全体の50%にアプローチすることができます。

あなたのライバルがチラシを配っていたとしても
定期的には配っていません。

なので

どんなにチラシが良くできていてもチラシを配った中の16%にしか
アプローチができません。

平均的なチラシなら初動は5000枚で1件の反応です
メチャメチャ良くできたチラシでもMAX5000枚で6件の反応になります。

もしあなたが

定期的にチラシを配ることができるのなら
全体の50%にアプローチできるようになります。


先程の計算式に当てはめると

5000枚×50%=2500人

2500×0.8%(反響率)=20件

5000枚で20件の反応が取れる可能性があるってことです。

さらに定期的にチラシを配ることで

あなたのお店の認知度が上がり
まじめに商売をしていて「悪い噂」が広がっていなければ

その先には

レイトマジョリティ(34%)がいます。

この層にアプローチできれば

全体の84%にアプローチできることになります。

5000枚×84%=4200人

4200×0.8%=33件

5000枚チラシを配れば33人反応が取れることになります。

夢のような話に聞こえるかもしれませんが

イノベーター理論が間違いではない。」のであれば

「理論上この計算式が成り立つ」ってことになります。


チラシで集客できるのかも?

もう一度やってみようかな?

と可能性を感じてもらえたなら嬉しい限りです。


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