簿記2級 スッキリわかる第14版 会計士による解説


第1章 株式の発行、剰余金の配当と処分

case2 会社を発行して株式を発行したときの仕訳

問題_A社は、会社の設立にあたって株式100株を1株あたり10円で発行し、全株式の払い込みを受け、払込金額は普通預金とした。

A社の仕訳
(原則)
普通預金1,000円(100株×10円)/資本金1,000円
(容認)
普通預金1,000円/資本金500円
        /資本準備金500円
最低1/2を資本金として処理することも会社法上認められています。

コメント
株式会社を新しく設立しようとすると、上記の株式発行が必要になります。
仮に、個人Xさんが、株式会社A社を設立する際は、Xさんが1,000円を株式会社A社に払込み(有価証券1,000円/現預金1,000円)、株式会社A社はXさんに株式を発行する(現預金1,000円/資本金1,000円)ことになります。

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