好きな服を長持ちさせるために
ボクは服が好きだと思う。
特に古着。
高校生や大学生のときには、
良く古着屋さん巡りをして、楽しんだ。
古着屋さんで、自分の気に入ったものを探す感じが好きで、
宝物を探してる感じがしてた。
古着屋の店員さんから、服のことや、その時代背景なんかも聞いたり、
服のこだわり、機能なんかを聞くと思い入れが強くなって、
ほしい気持ちが倍増したりした。
そして、目当てのものを購入すると、
最高の気分になる。
そんな、気分になるのが好きで、今でも、
服屋さんや、リサイクルショップを見かけると巡ってしまう。
でも、最近思うのは、
その気持ちは物を手に入れて着ていくうちに、
どんどんと薄れていく気がする。
確かに、思い入れの少ない服に比べると、
旅先で買った服や、
必死でお金貯めて買ったもの、
ずっと憧れていたものを買ったあとの
最高な気分は長い気がする。
それでも、一年もたてば、
かなり薄れている。
それは、着用せずに置いていても同じような気がする。
なんか、旬じゃない気分が出てしまう。
服の賞味期限。
物の賞味期限も存在するのではと思う。
つまり、飽きる。
着ても、嬉しくない、いい気分がしないのだ。
ただ、この賞味期限を伸ばす、すべを
ここ数日感じている。
それは、とことん着たおす。
生活の一部にしてしまう。
自分の制服にする。
そうすると、めちゃくちゃ愛着がわく。
そして、どこでも、その服でいける気がする。
しかし、僕は普段畑仕事をしており、
服は泥んこなのだ、なので、
どこでも行くには、ハードルが高くなる。
それでも、着ていきたい。
いや、着ていたい。
生活に根付かせる。
それが、服を長持ちさせる秘訣なのかも知れない。
古着のジーンズがカッコ良く見えるのは、
そこに、過去に着た人の生活が見えるから、
刺し子の張った服なども、それだと僕は感じる。
パタゴニアが、最近行ってる、
服の修理なども、いい流れだと思う。
アウトドア製品も、アウトドア、泥んこになるから、
カッコよさが増す。
そんな、泥んこ、つぎはぎ、ほつれのある服を
街中で着て歩きまわれる、
そんな紳士にいつかなりたい。