自己紹介というやつ
とりあえず思っていることを文章にしていく練習がしたい。
絵も添えちゃってさ!生活が豊かになりそう!という浅はかな期待のもと、インターネットの片隅を、また一つお借りすることにした。
小さいころから絵を描くことに夢中だった私は、愚かにも同世代で一番絵がうまいと思い込んでいた。
「あの子の絵もまあいい感じだけど、私のほうがちょっとうまいな…」
「私はもう自由帳一冊終わったよ。君は?」みたいなクソガキだった。
インターネットに触れ始めてから、”お絵描きBBS”と出会うまで、そう時間はかからなかった。世の中には絵がうめーやついっぺぇだな!と悟空顔で興奮した。パソコンについてるペイント機能みたいなやつでここまでうまく描けるの?!すごい!マウスで?!ペンタブレットっていうのもあるんだ!と憧れもした。私も投稿してみたい!
「私も絵を投稿したら、年齢の割にうまいねって、かっけ~!って思われちゃうかもしれない!」という期待と願望を持っていた。承認欲求の塊よ。
そんな矢先に、父がワコムのペンタブレットを買ってきてくれた。
「マウスでお絵描きなんかできないよ~!」ってデカい声で言ってたからかもしれない。ありがとう。
ワクワクしながらパソコンにつなぐ。マウスやキーボードしかり、なんでも思い通りに動いてくれるものと思っていたが、なんだか様子がおかしい。ペン先をタブレットから放しても、画面上ではペンが機能し続けている。
いわば、ペン先が紙にずっとついていて、インクが出っぱなしになっている。
今だからこそ、
「ドライバーをインストールしていなかったのかな」とか
「ペンの設定してなかったんじゃないの?」など思い当たるも、
当時の私にとっては謎だらけ。
どうにかこのじゃじゃ馬を扱うしかねえ!と気合で使った。
そうこうしているうちに
「ずっとペンが出ている状態なら、逆にこのまま線を何重にも重ねて、一本にしちゃえばいいんじゃね!?」という発想に至った。
何度も往復して、どうにか一本ぽくみせようと頑張った。
自動一筆書きの状態で、線画を描き、バケツで色を塗り、ドキドキしながら投稿した。
数日の内にか、その日の内か、なんとなんと、私の自動一筆書き絵に、優しい誰かが、コメントを付けてくれた!なんで?
「線がまとまってるともっといいと思います!」的なことを書いてくれた。
うれしい…!!!!!!!!!!
「いや、そうなんですよ、なんだかわかんないけど一筆書きみたいになっちゃって!」と言い訳を返信していたと思う。
そしてほどなくして、最初に思い描いていた程大きくちやほやされることもなく、私の自動一筆書き絵は、すっかり流れていった。
これは、私のインターネット史の中では思い出が深い出来事で、あの優しいコメントがなかったら、今頃インターネットに自分の絵をアップロードするなんてことしなかったと思う。
「人に見せないなんて、もったいない!」という精神で生きてこれた。
※その後の人生において、
しっかり鼻を折られておりますので、ご安心ください。
おかげ様で、たくさんの人たちと交流できて、今もインターネットで繋がっていられるのは、本当にうれしく、ありがたいこと。
何か生み出せたら、絵でも日記でも、「みてみて~!」って走り回るので、
たまに見に来てやってください。