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望廊杯2nd青白プラチナドラゴン解説

 引き続き望廊杯2ndのデッキ解説。といいつつ、このデッキは前回から形を変えておりません。

デッキ概要

 プラチナドラゴンは耐性-白以外という狂気じみたテキストを持ちつつ、なぜかスマッシュ3あり、しかも出たときにスマッシュを2枚手札に戻すという、環境末期を象徴するカードパワーがあります。
 フレアロードの回にも説明した通り、スマッシュ3点のユニットは①プレイ②前進スマッシュ③前進スマッシュでゲームが終わります。もちろん相手も動きますが、耐性-白以外なので除去する手段はかなり限られています。なので、普通はこういうユニットは放置して、スマッシュレースを仕掛けるのが、プレイングとしての解答となり得るのですが、ここで「出たときにスマッシュを2点回収」というテキストが光ります。
 この2点はかなりの延命に成ります。どのくらい遠くなるかは実際にやってみた方がいいかなと思います。またそれを助長させるカードが「信頼の証」です。これは白1コスのストラテジーで相手ターンに使うと山札の一番上に戻り、このカードがスマッシュされると相手カードは全てフリーズします。つまり信頼の証を使えば1体からしかスマッシュを受けなくなります。
 この信頼の証とプラチナドラゴンはとても相性が良く、プラチナドラゴンを出す前に7点スマッシュを決められそうになっても、信頼の証で守ることができます。そうは言っても相手はスマッシュをしないといけないので、スマッシュをすると、プラチナドラゴンの着地を許してしまう。さらにそのプラチナドラゴンでスマッシュに落ちた信頼の証を回収できます。
 この動きが非常に強力で、これを目指すのが青白プラチナドラゴンとなります。

 このデッキはデッキの多くをドローソースにし、序盤はとにかく手札補充し、プラチナドラゴンを探します。中盤以降は相手の動きを受け流すイメージです。全てを除去しようとせず、ある程度攻めさせる必要があります。というか全ては除去できません。
 相手がスマッシュしそうになったら、死なないように調整。10コスになればプラチナ+信頼の証の動きができるので、あとはゆっくりプラチナで攻めて終わりです。

 このデッキはハンデスや白いカードなどプラチナドラゴンを対処する手段がある相手にはとことん不利です。逆にそれがない相手には大体有利です。
 345環境はカードパワーが高いので、プレイングでなんとかするというのは難しく、デッキ構築で有利不利がかなり決まってしまいます。その最たる例であるのがプラチナドラゴンであり、この青白プラチナドラゴンというデッキタイプかなと思います。

プラチナドラゴンの倒し方

 まず分かりやすいのが、白いカード。「聖なる意思」は白い除去カードなので、簡単に除去できます。またシンプルに白いユニットをぶつけるのもいいでしょう。
 あとはドラゴンゾンビやアニヒレイトドラゴンみたいに対象を取らない除去です。カタストロフドラゴンなんかはスクエアを対処に取るので、それでも除去が可能。
 もう1つがハンデスしてしまうという方法。ただしこれは黒入りのプラチナドラゴンに対してはあまり効果がない可能性が高いので、安心はできません。似たような手段として「不運の始まり」で山札の下に送ってしまうという方法もあります。ただこれもシャッフルの手段があった場合、あまり効果がないですね。
 最後にルールエフェクトで倒すというのがありますが、これも現実的ではありません。1番できそうなのが「融解」ですが、「天使たちの決意」を握られていると無理ですし、ベースを何枚切るかにもよりますが、マナカ2枚でケアされます。パワーを上げるコンバットトリックカードはカードパワーが低く、あまり採用されていません。

 結論としては残念ながら「明確な解答は無い」となります。対策するとすると、
①デッキの速度を上げてプラチナを無視する
②デッキパワーを下げても対策カードを入れる
③割り切る
の3つくらいしか解決するアプローチは無いかなと思います。③についてですが、確かにプラチナドラゴンを倒す手段は限られていますが、引けないとか序盤の事故とかを考えれば勝てないということはありません。またこの環境は強いデッキが他にもたくさんあるので、少なからず何かを割り切るというのは必要となってきます。プラチナは他のフェンリルビートだったり、早いビートデッキがブン回して倒してくれるはずと割り切るのも1つの手だとは思います。
 一応このデッキへの対策としては3点スマッシャーを用意するというのはあります。信頼の証は1回はスマッシュを受けるので、3点スマッシャーが要るだけで、超えるべきハードルが一気に下がります。また信頼の証に対して「不運の始まり」などでプランゾーンから消してしまえば、あっさり勝てるかもしれません。

採用カードの説明

 解説と言いながらほとんど対策のことばかり書いているので、申し訳程度に採用カードの説明。

☆多色カード
 基本的に色エネです。色拘束が強いカードが多いので、ここの枚数はあまり減らせません。

☆コンブリオ
 これを入れるならプラチナドラゴンでいいのでは?となりそうですが、こいつのロック力とアンタッチャブルが意外と優秀で、白相手にもワンチャン作りたいので採用しています。

☆メイルシュトローム
 マナカやエビシルバーを大型に変えるため、でもありますが、実はこれを投げるだけで相手の場のユニットは3体まで減り、フリーズするので延命できます。雑に1ターン稼げます。

☆クリスタルコロニー
 11点スマッシュを受けないと負けないというカード。要約すると「あなたはスマッシュを受けても負けない」です笑。ただ7点以上受けている状態でのベース破壊で負けになるので、使う相手は見極める必要があります。フレアロードがベース破壊してくるので、相対的に価値は下がったと思います。

☆エスティタート、ネオジェネシス、シェカラート、クリスタルコロニー、ソーラービームサテライト聖なる証、天使達の決意
 ここは自由枠。メタる相手によって変える場所かなと。この枠の候補としては「ブラッディ・マリー」「エヴァンジリカルエンジェル」「ミラーコーティングペガサス」あたりも挙げられるかなと。


最後に

 いまいちまとまってない気がしますが、とりあえずあげます。このデッキは地味にお気に入りだったりするので、ぜひ使ってみてください!

 言っていませんでしたが、自分の中で情報がアップデートされたら過去のデッキも含め、更新するつもりです。更新したらTwitterで多分報告すると思います。

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