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食道がん手術闘病記3 〜反回神経麻痺〜
術後4日目、ICUでの重症管理を終え、HCU病棟への移動。
その日に耳鼻科の先生が来てスコープで鼻から反回神経の検査をしたら
「右は正常ですが左が少し麻痺しています」と。
だから3日経っても声が出しづらかったんだ…。
術前説明で、反回神経麻痺は20%くらいの確率で起きると聞いていた。
20%って結構な確率だよね?って心配はしていたけど、その20%に入ってしまったようだ。ただ、時間が経てば声は出るようになる場合もあるし、発声リハビリをすると今よりは出るようにはなるらしい。今でも全く出ないと言うわけではないし、特に声を使う仕事でもないしな〜と、あまり深刻に考えていない私。
でも今まで通りに発声が出来ないストレスはあるわけで。
体のリハビリも始まり術後すぐに歩行訓練もする。最近では「とにかく早く動け」が主流らしい。その方が傷の治りも良く、腸も動いて便通も改善される。
痛み止めが効いているので、傷の痛みはあまりないけれど、とにかく食道亜全摘手術というのは、あちこちに傷があるので、正直どこが痛いと言われても分からない。体全体が鈍痛といった感じが続いている。
そして腸ろうから栄養剤注入が開始。
術後5日目には左手側の点滴やチューブと硬膜外麻酔のチューブが抜け、かなり体が自由になりスッキリ。痛みが強くならないかという不安もあるけれど、カロナールとロキソニンの併用でなんとか痛みは抑えられている。
術後8日目「嚥下造影検査」で縫合不全はなく、やっと水が飲めるようになった。
術後9日目、右手側の点滴やチューブ、廃液ドレーンのチューブが抜かれ
かなり身軽に。やっと人間に戻れた感じがした。
先は長い… ゆっくりいこう。
このブログでは、私の食道癌との闘いを記録していきたいと思います。同じ病気と闘っている方、そして、これから検査を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。