食道がんステージ2手術後の選択-臨床試験に参加するか、経過観察にするか?②
腸ろうから解放されました
手術から1ヵ月半、ついに腸ろうが外れました!
まだ食べられる量は少なく、体重が減らないか少し心配ですが、それ以上に
体からすべてのチューブが無くなったという開放感が✨✨
「やっとここまで来たかぁぁぁ」という達成感でいっぱいです。
腸ろうがあった時は本当に大変でした。注入には2時間ほどかかり、その間は動けずじっと我慢。注入口や縫った部分のヒリヒリする痛み、胸の圧迫感、防水テープを貼る入浴の手間など、日常のひとつひとつがストレスの連続でした。
そのストレスから、ようやく解放されたんです!
これで年末年始は腸ろうなしで過ごせます。やったー!
そういえば…反回神経麻痺で声が出にくかったのですが
いつの間にか普通に声が出るようになってます。
旦那に「なんか声普通に出てるなぁ」と言われ…
自分でもあまり気にしてなかったのですが、意外と早く回復したなぁ〜
未来を見据えて:免疫チェックポイント阻害薬の決断
術後の補助療法として、主治医から提案されていた免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボ)の投与について。
2週間前の外来で説明を受け、自分でもいろいろ調べ、専門医のアドバイスをいただきました。不安や疑問をひとつひとつ整理し、主治医ともじっくり話をした結果、ようやく覚悟を決めました。投与は2025年から開始する予定です。
副作用への不安は正直あります。ですが、癌の再発を抑えるために、少しでも可能性に賭けたいと思います。
もうひとつの不安は。高額な治療費です。保険適用治療で高額療養費制度があるとはいえ、限度額上限になるだろうし1年間というのもかなり痛い出費です…
でも決めた限りは愚痴ってはいられませんからね!
💊こちらのサイトではオプジーボについて詳しく説明してくれています。
*治療日記もPDFでダウンロードできます
高額医療費:付加給付制度(今すぐ自分の加入健保組合をチェック!)
こちらの制度は神制度です‼️
普通のサラリーマンの年収なら、いくら治療費が掛かったとしても、大体9万円くらいまでには抑えられます。それに加え、この付加給付制度を利用すれば、会社によっては自己負担が「20000円〜25000円」ほどで済む場合があります。
残念ながら私は「協会けんぽ」なので付加給付制度はないのですが、大企業の方は大体あるんではないでしょうか?ご自身の加入している健保組合で調べてみてください。
癌を通して考える健康と人生
今や「2人に1人が癌になる時代」と言われています。
ある研究では、死後解剖で発見された癌のうち、生前に気づかれなかったものが約50%にも上るとのこと。進行が遅いものや症状が現れない癌が多く、高齢者の場合、他の原因で亡くなるため気づかれないケースが増えているそうです。
本当は、癌にならず健康で楽しい人生を送りたかった。
でも、一度患ってしまった以上、再発のリスクを覚悟しながら生きていかなければなりません。
幸いなことに、まだ体力のある年齢で見つかったことが救いです。気力も体力もまだ十分ある。これが高齢での発覚だったら、同じようにはいかなかったかも…後悔のないよう、自分の人生をしっかり歩んでいきたいと思う。
「幸も不幸も、感じ方しだい」
私の大好きな言葉です。
この言葉を胸に、前を向いて生きていこうと思います。
このブログでは、私の食道癌との闘いを記録していきたいと思います。同じ病気と闘っている方、そして、これから検査を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
前回の記事は①はこちら