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昔ながらの助け合いの知恵

みなさん、「頼母子講(たのもしこう)」って聞いたことありますか?
おそらく多くの人が「何それ?」と思うかもしれません。
実は、昔、私の祖母がよく話していた仕組みなのですが、当時は意味がよく分かりませんでした。でも、今考えると、まさに「相互扶助」の理想的な形だったんだなと思います。この頼母子講と現代の保険制度を比べると「相互扶助の本当の目的って何だろう?」って今の保険商品を見ていると考えさせられます。

頼母子講ってどんな仕組み?

頼母子講は、簡単に言うと「みんなでちょっとずつお金を出し合って、困ったときに助け合う」という、昔ながらの仕組みです。例えば、何か大きなイベント(結婚式とか葬式とか)がある人が「ちょっとお金が必要なんだけど…」ってなると、頼母子講のメンバーから集まったお金を貸してもらえる。みんなで積み立てたお金だから、銀行で借りるよりも安心だし、何より「助け合い」って感じが温かいんですよね。

一方、返済する時には少しだけ利息をつけて返すので、グループ全体の資金が増えていき、次に困った人もまた助けられる。この仕組み、地域コミュニティの絆がベースになっていて、まさに「相互扶助」の理想形だったわけです。

現代の保険制度はどう?

現代では、頼母子講みたいな地域の助け合いってあまり見なくなりました。その代わりに民間の生命保険や医療保険といった「制度化された保険」が多数存在します。例えば、健康保険は病気になったときに医療費の一部を助けてくれるし、生命保険は家族が困らないように保障してくれる。保険会社が運営していて、規模が大きいから安定しているし、リスクも分散される仕組みになっています。

でも、ちょっと冷たく感じることもありませんか?契約書を読んでもわかりにくかったり、担当者とのやり取りが機械的だったり…。便利で安心だけど、「助け合っている」っていう温かさは薄れちゃった気がしますよね。しかも手数料ぼったくりの保険もあるので、なかなか難しい…

頼母子講と現代の保険制度、どう違う?

【頼母子講現代の保険制度の違い】

頼母子講は人間味あふれる仕組みだったけど、規模が小さい分、全員が困ったら破綻するリスクがありました。一方、現代の保険制度は安定しているけど、個人同士のつながりは感じにくい。

相互扶助の本当の目的って?

ここで考えたいのが、「相互扶助の本当の目的」って何だろう?ってことです。答えはシンプル。「誰かが困ったときに、みんなで助ける」ってこと。
それが頼母子講でも、現代の保険制度でも、根っこは一緒なんですよね。

でも、大事なのは「助けられる安心感」と「助ける温かさ」のバランスだと思うんです。現代の保険制度は安心感は抜群だけど、温かさがちょっと足りない。
しかも、本当の保険部分の補償が少なかったり、不要な投資が組み込まれ、その分の手数料が取られていたりと、仕組みが複雑すぎます。逆に頼母子講には温かさがあり単純明快ですが、安心感の部分で限界がありました。

じゃあ、これからどうすればいい?

AIが進化し、人間はどう生きるべきか?が問われていますが、まさに「コミュニティ」の時代だとも言われています。もしかしたら、頼母子講のような「温かさ」を現代の制度に少し取り戻せたらいいんじゃないかな、と思います。
現実は厳しいとは思いますが。

結局、大事なのは「助け合う気持ち」を持つこと。制度がどうであれ、私たち一人ひとりが「困ったときはお互いさま」って思える社会が、相互扶助の本来の姿なんじゃないかなって思います。

周りで誰か困っている人がいたら、声をかけることができる大きな心を持ちたいものです。それが小さな頼母子講みたいなもの。助け合いの輪が広がれば、もっと優しい社会になれる気がします。とはいえ、今は自分のことでいっぱいいっぱいなので…
何事も健康でなければ心の余裕は持てませんよね。
頑張ろうっと👍


このブログでは、私の食道がんとの闘いを記録していきたいと思います。
同じ病気と闘っている方、そしてこれから検査を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
がん検診は確実な未来への投資です。早期発見ができれば、治療にかかる時間も費用も大きく軽減できます。

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