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ガンとお金の話③掛かった治療費

2024年も残すところ17日となり、寒さが一段と厳しくなってきましたね。
今年は、年初から能登での地震や羽田空港での事故があり、大変な一年を
予感させる幕開けとなりました。
私自身も「食道がん」を患い、まさに晴天の霹靂のような年となりました。

食道がんに掛かった治療費

がん治療の途中ではありますが、ざっくり2024年に掛かった治療費を計算してみました。

🏥 実際に掛かった治療費(抗がん剤治療(DCF療法)3回、手術1回、入院日数58日)で計算。

(食事代金59000円は入れていません)


経済評論家:山﨑元さんの話

私は経済評論家の山﨑元さんが好きで、本やNote、YouTubeの対談などをよく見ていました。山﨑さんの著書『がんになってわかったお金と人生の本質』の中で、「がん保険の必要性」について書かれており、必ずしもがん保険が必要ではないとの見解が示されています。
多くの人が、「がんになったら治療費がどれくらい必要か分からない」という不安から、がん保険に加入するのではないでしょうか。しかし、日本の公的保険制度は非常に優れており、高額療養費制度のおかげで、大半の治療費はカバーされます。そのため、治療費がどの程度必要かを具体的に理解すれば、がん保険に加入する必要がない場合もあるのです。

私自身もこの考え方に納得し、「がん保険」には加入していません。もちろん、個々の事情による選択も大切ですが、毎月高額な保険料を支払うよりも、その分を貯蓄や投資に回す方が合理的だと感じています。

『がんになってわかったお金と人生の本質』の要約

『がんになってわかったお金と人生の本質』は、経済評論家・山崎元氏が自身のがん闘病を通じて得た人生観やお金に関する洞察を綴った一冊です。 2022年夏、山崎氏はステージ3の食道がんと診断されました。 この経験を基に、以下の重要な教訓を読者に伝えています。
1. 定期的な健康診断の重要性
山崎氏は長年、内視鏡検査を受けていませんでした。 その結果、がんの発見が遅れ、ステージ3まで進行してしまいました。 彼は、35~40歳を過ぎたら、毎年の胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡検査を受けることを強く推奨しています。

2. がん保険の必要性について
自身の治療経験から、山崎氏はがん保険は必ずしも必要ではないと結論付けています。 高額療養費制度などの公的保険制度を活用すれば、治療費の大部分をカバーできるため、がん保険の保険料を貯蓄や投資に回す方が合理的であると述べています。

3. 情報の取捨選択
がんに関する情報は膨大で、中には信頼性の低いものも含まれています。 山崎氏は、信頼できる情報源を選び、過剰な情報に振り回されないことの重要性を強調しています。

4. 持ち物の整理とミニマリズム
がんを契機に、山崎氏は自身の持ち物を見直し、不要なものを手放すことで心の平穏を得ました。 物質的な所有よりも、人間関係や自己成長に価値を見出すことが大切であると述べています。

5. お金と時間の使い方
山崎氏は、がんを経験したことで、お金や時間の使い方を再考しました。 特に、自分のために時間を使い、好きなことをすることの重要性を強調しています。 また、若い時期には自己投資や経験にお金を使うことが将来の幸福につながると述べています。

本書は、がんという厳しい現実を通じて、人生の本質やお金の真の価値について深く考えさせられる内容となっています。 山崎氏の実体験に基づく洞察は、読者にとって貴重な指針となるでしょう。

がんになってわかったお金と人生の本質


山﨑さんがYouTubeでホリエモンや経済評論家の後藤達也さんと対談されている動画を見ている時は、まさか自分が食道がんになるとは夢にも思わず…



残念ながら山﨑さんはお亡くなりになりましたが、本当に魅力的な経済評論家でした。
ご冥福をお祈りいたします。


このブログでは、私の食道癌との闘いを記録していきたいと思います。同じ病気と闘っている方、そして、これから検査を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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