2024年3月10日(日)
9時半、起床。昨夜のお酒が残っている感じではないが、どことなく疲れがあった。回復に時間を要するのは加齢のせいなのか、それとも怠慢な生活習慣のせいなのか。いずれにしても、体力をつける必要性をひしひしと感じるのであった。
10時半、友人との『中動態の世界』読書会。お互いの日程があわず、3週間ぶりの開催となった。今回はアーレントが『精神の生活』において、「リベルム・アルビトリウム」ではなく「意志」概念を擁護する議論の方向性に著者が疑問を感じている、といった内容であった。
「リベルム・アルビトリウム」は単に「選択の自由」であり、永らく「意志」概念と混同されきた。アーレントは両者を区別すべきだと主張する。本来であれば「リベルム・アルビトリウム」は「意志」とは異なるのだから、「意志」に向けられるべき批判をも不当にも受けていたことになる。アーレントは両者を区別すべきと主張しており、そうであれば「リベルム・アルビトリウム」を再評価する方向に議論が向かうはずである、と著者は述べる。ところが、実際、アーレントは「リベルム・アルビトリウム」ではなく「意志」を擁護するのである。これは本来予想される議論の運びとは正反対であり、著者はアーレントの立場に不可解さを感じている。
13時、昼飯。カップ焼きそば。お昼をつくる体力がなく、軽く済ませる。
14時、外出。あまり元気ではなかったし、花粉が相当飛んでいるようだったので、家にずっとひきこもっていようかと思っていたが、からだが動きたがってムズムズしはじめたので、仕方なく外に出ることにした。
15時、砧公園。近所の公園にでもいこうかと思ったが、いつも同じではつまらないと思って、すこし足を伸ばして砧公園まで出かけた。家族連れや大学生集団、カップルなどで賑わっている。わかってはいたが、一人で読書するにはあまりにも場違いな感じだったので、軽く園内を散策してすぐに出ることにした。
15時半、駅前のドトール。ちょうど混雑する時間帯ではあったが、ギリギリ一席空いていた。2時間ほど滞在。『フーコーコレクション6 生政治・統治』やプラトン『国家(下)』、リオタール『レヴィナスの論理』をすこしずつ読み進める。最近は政治哲学系に興味がある。というか、昔から興味はあったが、読むようになったのは最近である。
19時、銭湯。ルーティン。
20時、夕飯。鶏白湯の鍋にラーメンを入れる。ノンアルビール。最近飲みすぎてしまっているので休肝日。プライムビデオで『葬送のフリーレン』を観ながら。
22時、就寝予定。
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