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GANG PARADEの魂を継承する6人のゴリラ
私が応援しているアイドルグループはメンバー全員がゴリラだ。
どこに出しても恥ずかしくない6人のスーパーゴリラだ。
歌良し、ダンス良し、トーク良し、キャラクター良し、チームワーク良し。
アイドル界でもトップクラスの「楽しい」を提供してくれる、ゴリラたちだと思っている。
まあ、ゴリラというのはメンバーが自称してるだけで、本当は人間なんだけど。
2年前のちょうど今頃、彼女たちはグループ存続の危機の渦中にいた。
もちろんオタクはそんなことになってるなど1ミリも知らなかった。
彼女たちは当時、今の自称ゴリラグループではなく、GANG PARADEという前身グループに所属していた。
☑GANG PARADEについて詳しくはコチラ
当時のGANG PARADEはメンバー同士の気持ちの相違(仲違いとかではない)や動員の伸び悩みや、かくかくしかじかいろいろありまして、チームを分けて2つのグループとして活動するということが決まった。PARADISES(若)とGO TO THE BEDS(老)という2つのグループに分裂することになり、私は推しメンがいるGO TO THE BEDSを追いかけることになった。
そう、GO TO THE BEDSこそが6人のゴリラグループなのだ。
前置きが長くなったがここからが本題。
GANG PARADEの魂を継承する6人のゴリラ
GO TO THE BEDSはコロナ禍が本格的になった2020年4月に誕生したグループで、GANG PARADEの中でもキャリアの長いメンバーで構成されるグループだ。
結成の決意表明では「老」と書かれた衣装を見に纏い、楽曲では「死にたい眠れない」「手遅れじゃん」「あの日の栄光は戻せない」などと深裂な言葉が並び、挙げ句の果てに無人島へ行かされ、某脱出番組よりさらに過酷な環境で5泊6日を過ごし…
まあ、苦労の絶えない、見ている側からするとハラハラしてしまう心臓に悪いグループだ。
え、そんなグループ応援してて楽しいの?なんで?意味わからん。
そう思う人もいるだろう。
まあまあ、もう少し聞いてほしい。
限界ギリギリ、アイドルとして死ぬか生きるかの境界線を謳歌する彼女たちだが、そんな彼女たちだからこそ作り出せる光景があり、動かせる感情があり、引き出せるお客さんの表情があるのだ。
思春期の女子が陥る謎の病み期ではなく、明らかな幾多の困難を乗り越えた彼女たちから感じる生命力は、動こうとしない私の感情をいつも揺さぶってくる。
人間って生きてたら本当にいろいろある。死にたいって思うこともあるし、生きてて良かったって思う瞬間もある。
GO TO THE BEDSというグループは、人の人生の喜怒哀楽とアイドルとして生きてきた彼女たちの人生の喜怒哀楽が重なり合ってできる新しい感情を感じさせてくれる。
アイドルなんだから紆余曲折くらいあるだろう、そりゃストーリーもあるだろう。
違うんですよ。そんな紆余曲折とかストーリー性とか他人が生半可な言葉で語れるわけもなくて…私の頭の中の辞書にはない、彼女たちを説明できる言葉があるなら知りたいくらい。
こんなにいろいろあった人たちが、いつも笑って元気いっぱいで面白くて、そんな姿を見てると無条件にこちらも笑顔になる。
歌がうまい、ダンスがうまい、スター性がある、顔が可愛い、スタイルがいい、仲が良い、ストーリー性がある、曲がいい。
いろんなアイドルグループはあるけど、こんなにも人間味が溢れるグループはあるだろうか。
宇宙一人間味溢れるアイドルグループGO TO THE BEDS。
彼女たちはそんな自分たちのことを嬉しそうに「ゴリラ」だと表現する愉快な子達だ。
愛おしくてたまらない。
どこに出しても恥ずかしくない。
大切なことだからもう一度言う。
どこに出しても恥ずかしくない。
彼女たちが這い上がっていくところを見たくないか?何度崖から蹴落とされても泣きながら笑って這い上がってきた人たちだ。
そんな光景をリアルで目にしたくないか?
私は、GANG PARADEの魂を継承する6人の未来が明るいことを祈っているし、これからも彼女たちの行く先を見ていたいと思っている。
大丈夫、あなたたちの未来はきっと明るい。