小学生でもわかる金投資
第1章 金の歴史と金投資について
金は古代エジプトの王や古代ローマの金貨などに使われており、紀元前から人々に愛された金属である。純金はイオン化傾向が高く錆びにくいといった性質を持っている。純金は酸に強い金属であり、純金を溶かすには強酸である王水を使う必要がある。金はその珍しさから価値のある金属と見なされ、金は円でもドルでも換金できる金属である。そのため金は危ないときに値上がりする傾向にあり、有事の金と呼ばれる。金投資とはその名の通り金に投資をすることで、金の延べ棒を買うなどして何らかの形で金を持つことで資産運用をすることである。金投資は先に言ったように危ないときに金の価値が上がる一方で、金には株式の配当金のような利息がないので守りの資産として運用をすることが重要である。買ったり売ったりするときの手数料にも注意しよう。また、盗まれるなどして金そのものを失うこともあるのでどこに金を保管するかは慎重に考えること。
第2章 金の所得と課税について
貴金属や宝石は生活用動産すなわち生活に必要なモノとみなされるため、基本は生活用動産を売って得られる所得は課税の対象外である。ただし、生活に必要なモノでも、売ったときの金額が1点あたり30万円を超える品の場合は資産と見なされ、所得税が課せられる。
所得区分は主に3種類に分けられる。
譲渡所得について
国税庁によると、土地や建物、株式などを他の人に譲ることで発生する所得のことである。
例えば、個人で持っていた金の延べ棒を売ったときにかかるのが譲渡所得である。
事業所得について
国税庁によると、産業を経営している人の産業から生まれる所得のことである。
例えば、産業として金の延べ棒を売ったときの利益にかかるのが譲渡所得である。
雑所得について
国税庁によると、営業用でない貸金の利子や原稿料や印税および講演料など9種類の所得のどれでもない所得のことである。
例えば、個人で持っていた金の延べ棒を営利目的で連続的に売ったときにかかるのが雑所得である。
確定申告の方法について
モノを売ったら例外なく確定申告が必要である。
金を売ったら買い取った業者は税務署に「金地金等の譲渡の対価の支払い調書」という紙を提出する。調書には、金地金を売却した人の個人情報(住所、名前、マイナンバーなど)と、金の種類や数と重さ、金額などが書かれている。
もし売ったときの金額が200万円を超えたら、調書は必ず税務署に提出して確定申告しなければならない。確定申告をしないと税務署から指導が入るので注意すること。
200万円以下でも確定申告が必要な場合がある。貴金属を売って得たお金は、基本的に譲渡所得になる。譲渡所得の控除額は50万円までで、50万円を越えたら確定申告が必要である。ただし、買ったときの金額よりも売ったときの金額が低くて売却損の場合は確定申告の必要はない。
買ったときの金額が不明な場合や、金額を証明するものがない場合は、所得控除は全て売ったときの値段の5%だけとなる。
一時的にモノを売る場合は譲渡所得と見なされて総合課税の対象になる。
連続的にモノを売る場合は事業所得(産業の場合)や雑所得(個人の場合)と見なされて総合課税の対象になる。
金を売る時の税金の計算方法は参考サイトを見ること。
金は長く持っていて備えることを前提にしているので金は長く(5年以上)持っていた方が税制的に有利になる。
節税の心得
第1条 金は5年以上持つこと。課税額は少なくて済む。
第2条 相続財産は相続税の申告期限から3年以内に売ること。
第3条 1年(1月~12月)で50万円の控除があるので年をまたいで少なく売ること。
第4条 1点は高くても30万円未満に抑えること。
第5条 もし金を売って損をしたら通算を使うこと。
最後にひと言!困ったら税務署に相談しよう。
確定申告をする方法
その1 ネット(e-Tax)を使う
その2 税務署に紙を送る
その3 税務署に紙を持ってくる
私は経済の勉強をしている素人なので、詳しくは参考サイトも見てね!
参考サイト
第1章
https://buysell-kaitori.com/column/gold-oxidation/#i-2
https://www.smbc-card.com/mem/hitotoki/card_use/gold_investment.jsp
第2章
https://nanboya.com/gold-kaitori/post/gold-sell-tax/
https://re-musubi.jp/column/kaitori/gold-sale-tax
https://gold.tanaka.co.jp/first/qa/qa_tax.html