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船便遠征☆八丈島【前編】

はいはいPinoでーす!

夏休みを使って、東京都の離島・八丈島に野鳥探しに行ってきました👏
野鳥撮影を初めて約半年で船旅遠征するようになるとは思いませんでしたがとても楽しくて良い経験ができたので、皆さまにもぜひ離島旅をおすすめすべく、その旅程についてをまとめてみたいと思います!


2022年10月現在
なんとコロナの全国割でかなりお得に行けるそう!
\要チェック/



1.どこに行く?


まず、東京の離島に行くと言っても「どこに行くのか」が問題です。

東京都港湾局HPより。東京って意外と広い。


東京から三宅島はフェリーで約6時間半or飛行機で約50分(調布空港発)、八丈島まではフェリーで約10時間半or飛行機で片道約55分(羽田空港発)です。 

東洋汽船HPより。離島のオンパレード!
全島制覇してみたさがある。


スケジュールや船旅にかかる時間、予算等で考えるべきかなと思いますが、遠征先として鳥や生き物で有名なのは三宅島かな?夢の小笠原諸島ももちろん東京都の離島になります。(いつか行きたい…)


私はなんと言っても「カツオドリが見たい!」という気持ちが強かったことから八丈島に決定しました🏝✨


◎今回の船旅の感覚でいうと三宅島〜八丈島の間の海鳥遭遇率が特に高かったです!
特にカツオドリは私はその間でしか見ることが出来ませんでしたので目的に合わせてみてください。


ちなみに到着時刻によっても島内での鳥見チャンスが変わると思いますので計画時にはご注意を。

八丈島には東海汽船の「橘丸」が1日1往復しており、竹芝桟橋ターミナルを22:30に出発し、翌朝8:55に到着する夜行便となります。
さらにその便がUターンする形で東京へ戻るため、八丈島を9:40に出て、東京に19:50に到着するスケジュール。


1泊だと滞在がぴったり24時間
といった感じでなかなかハードです。
(そしてPinoはこれでした。笑)


2.予約方法


今回私はトラベルロードさんからの船便+宿がセットになったプランの予約でかなり割安に行けたと思います。
ただ、時期的に台風でのキャンセルを避けたかったためギリギリまで予約をしなかったことからネット予約→予約できませんでしたの流れを数回繰り返して最後は電話しながらの予約となりました。予約取れたのが奇跡的!
余裕を持っての計画がおすすめです(当たり前


船便で行く方は、是非東洋汽船のHPも見てください!パンフレットの中からお得にちょっと良いホテルをとるのも良さそう~



そして何より押さえておきたいのがレンタカー!
有名なレンタカー屋さんは島内7件ありますが全て予約でいっぱいだったので焦りました。

小さい島とはいえ、レンタカーがないと気軽にまわりにくいかなと思いますのでこちらも早めに抑えましょう!

◎ちなみに軽自動車を1日借りてぐるぐる回りましたが、ガソリン代は4000円かからないくらいだったかな。


一応、レンタサイクルも島内観光におすすめされていますが、写真を撮って回ったり自然の中で動物を探したい…という方には少し無理があるかなと思います。

島内、結構高低差が大きいのと、中心部を離れるとやっぱりさすがに暗いです。

余談ですが、島内の夜は野猫とイタチだらけ。運転する際には動物の飛び出しに注意してください!ヒヤッとします~


3. いざ出陣・船の中 

竹芝ターミナルの待合室で案内まで待つ中、周りの人もなんとなくソワソワ楽しそうにしていました。

チケットを発行後、乗船券に名前や連絡先を書く必要がありますので、時間に余裕を持ってターミナルに着くようにするのがおすすめ。


小さいけれどコンビニがあり、また飲み物も自販機等で問題なく変えます。
※特に値段が高いということもありませんでした。


八丈航路担当の【橘丸】
ビビッドカラーの黄色と緑が映えて綺麗。館内も少し前にリニューアルしたらしく、とっても綺麗でした✌️✨


東洋汽船HPより、「橘丸」の船内図。
乗り込んだフロアが4Fで、中心となるのはそのあたりかな。


船の中にもレストランがありますが営業時間が限られています。一応船内には軽食自販機もありますが種類は少な目。時間に縛られずに好きなものを食べたいのであれば、ターミナルに来る前に買っておくのが良いでしょう。

ちなみに私は新幹線に乗って品川経由でターミナルまで行きましたがテンションが上がってついビールを仕入れてしまいました。

さて船内の様子はこんな感じ。

8人分のスペースがあって、頭上には鍵の閉まる棚があります。
大きな荷物は荷物室(特にロック機能等なし)に置いておけますが、性善説に立った運用。


私は今回貧乏旅ということで1番グレードの低い2等客室でした。簡単にいうと4〜12名1室の雑魚寝部屋です笑

今回はタイミングが良かったのか行きは私組だけ、復路はもう一組との相部屋でした。快適!
※これは運がよかったんだと思うのでこれを見込んでの計画をするのはおすすめしません。

ちなみに女子部屋もありますが、気持ちばかりのカーテンがついてて即視界には入らない感じ。
各部屋入口に下駄箱があります。


4.フェリーの洗礼、船酔い


もうこれは完全に自己管理+運の悪さでした。
大型の台風がなんとか太平洋を逸れて日本海側に移動、やったー!と思っていたのですが、海ってひとつなぎなんですよねぇ。。。

ありったけの夢をかき集め探し物を探しに行くのさ…

ウェザーニュースより。
覚えてますでしょうか、記録的な中心気圧だった11号。
まさにこのタイミングでの船旅だったのです…


フェリー旅が初めての私。念のため酔い止めを持っていたものの、乗船前には飲みませんでした。
22:30出港→ 自由時間→ 23:30頃に館内消灯という形でしたので私は船の中で夕飯を食べることにして買い込んだ物を食べたのですが

アホな私はテンションが上がってビールまで。。。

だって一夏の旅なんだもん。


これが完全に間違いでした。

東京湾内を走行している時には問題がなかったのですが、湾から出ると大きくうねりだす海。高くなっていく波。感じる振動。

翌朝も早いのだからということで消灯と共に横になった途端に全身で感じる揺れ。

しかもテンションがあがってしまい、床での雑魚寝状態なので寝にくい。なんとなく周りの人の気配を感じて気になる。


そんな状態で、多分まともに寝られたのは3時間もない状態でした。

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はい、起床は絶対。しっかりとした館内案内で起こされます。
それもそのはず。朝が来ると共にすぐに三宅島に着くので乗船客をテキパキおろさなきゃいけないですからね。


ということでほぼ徹夜状態で起こされた私。
胃の中に若干夕飯ののこりを感じつつ、甲板にでて早速鳥見開始!!!!!

何とか晴れて朝焼けがチラリ。


としたかったのですが、本当にダメでした。
台風の影響で船が波に乗っているのがわかるくらいの揺れ。

あーーーー今波から降りた、波で上がってる、みたいなのを全て感じます。
もちろん風も強いので被っている帽子は吹き飛んでいくわ、波しぶきも飛んでくるわ。HPが回復できなかった中でガンガン自然に削られて行きます。

絵心ないので感じ取ってください。この雰囲気を。



その中でね、一点を見つめるなんていうのは無理でした。ファインダーを覗くのは至難の業すぎる。


さて、そのような時にはどうするか。
室内よりも甲板のほうが若干過ごしやすかったので、受付でもらえる非常袋を片手に、


全体をぼーっと見つめて
無になって過ごしましょう。
何回か吐くと少し楽になります。


ちなみに起きた時に飲んだ酔い止め薬はあまり楽にしてくれませんでした。飲むのが遅かったかな。
 

ちょっと楽にしてくれたのは持っていたラムネ菓子。ブドウ糖を直接摂取する感じで失われた栄養素を補った気分になれるのと多少なりとも清涼感でスッキリします。
※脱水症状に気をつけてポカリと水を交互に飲み続けました。


そうやって、体力がギリギリまで堪えましょう。
無理だとわかった瞬間に室内に戻って横になりましょう。
室内の方が揺れを感じやすいのですが、HPギリギリな状態だと気絶できます。

万が一汚してしまってもシャワーもあるよ!安心だね!


5.ついに八丈島へ!

東京・竹芝ターミナルから約11時間の船旅を終えて、朝8:00すぎには八丈島へ!
なんと天気が悪すぎて、本来三宅島の後に寄港するはずの御蔵島をスキップしての旅程へと変更されたこともあり、八丈島に少し早く到着しました。

さすが南の島、沖縄とは違った雰囲気の温かい空気が流れていました。

南の島感溢れるハイビスカス


八丈島はその名の通り八丈島をぐるりと一周する「八丈一周道路」の総距離が約45キロ。車で一周すると約1時間半。

八丈島は、東京の南方海上287キロメートルに位置し、面積69.11平方キロメートル(※1)のひょうたん型をした島です。地形的には富士火山帯に属する火山島であり、南東部を占める三原山(700.9メートル)と北西部を占める八丈富士(854.3メートル)から成り立っています。
(※1)国土地理院が公表した平成26年10月1日時点の面積

気候は、黒潮暖流の影響を受け高温多湿で雨が多いことが特徴です。

八丈町役場HP

と説明される通り、割とシンプルな島の形をしています。

が、運転は要注意!
レンタカー屋さんにも言われますが、車に乗っている人は高齢の島民or土地勘のない観光客。出会いがしらの事故が多発するらしいです。(確かに危ない勢いの車がチラホラ)

八丈島のざっくりとした全島図。


ということで、八丈島への船便編でした!
ちなみに爆酔いした航路でしたが、帰りはまったく揺れを感じず酔わずに過ごせたので安心してフェリーを選択してみてください!

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