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大学二年生夏休み ユーレイルパスでヨーロッパ周遊鉄道旅2ベルリン~ミュンヘン


前回のあらすじ

ブランデンブルク空港駅の看板

前回は、成田空港からシンガポール経由でLCCのスクートを使ってベルリンのブランデンブルク空港国際空港に来ました。地獄の13時間フライトを乗り越えてフラフラですが、現地時間になれるためにベルリンを観光します。

ベルリン市内

ブランデンブルク空港から市内へ

Sバーンの車両バリアフリーが進んでおり比較的新しい

遅延がひどいと噂のドイツ国鉄。地域輸送をしているSバーンに乗ってドイツ市内へ向かいます。ドイツなどヨーロッパの一部の国では、地域輸送をする在来線をSバーン、地下鉄をUバーンと呼び、日本の新幹線にあたるICE、IC、EC、IRなど都市間輸送をする特急、快速列車に分かれます。

買った切符をこの機械に入れて打刻
ベルリン市内A-Cエリア券機械に入れると日付が打刻される

ヨーロッパのほとんどの国の駅には改札がなく、信用乗車方式が取られています。時間制の切符に打刻をし、エリア内であれば基本的に乗り放題です。上の赤いポストのような機械に切符を突っ込んで時間を印字します。打刻してないと問答無用で罰金だとか。

ベルリン市内を散策

ベルリン大聖堂 画像左の鐘が常になってちょっとうるさい

クソほど疲れていたのですが、交通費の高さにビビッてこっからはひたすら徒歩で観光です。まずホーエンツォレルン王家記念協会のベルリン大聖堂。特に区切りのいい時刻でもないのにでっかい鐘をゴンゴンゴンゴンずっと鳴らしていました。ヨーロッパのどこの国でもそうでしたが、協会鐘ならし過ぎな気がします。日本の寺もそんなに鳴らさないだろ。

いかにもドイツといったような画が見れるEbertbrücke橋

博物館島をちょっと北側に回り込むと「Ebertbrücke」という橋から博物館島とベルリンテレビ塔を並べて眺められました。ベルリンっぽい景色が見られます。今回は一日しかないのでペルガモン博物館は断念しました。博物館島の中には公衆トイレがあちこちにあり、無料とってもありがたかったです。

ブランデンブルク門 人いっぱい 詐欺いっぱい

ベルリンの象徴ブランデンブルク門。もともと城塞都市だったベルリンに、税関を設ける目的でプロイセン王が作ったとても巨大な門です。周囲には観光客を狙った著名詐欺師だらけで、ちょっとでも観光客らしさを出すとここに「名前をかけ」「募金してくれ」と集まってくる要警戒地区です。自分はタイですでに詐欺にあっているため耐性がありますが、慣れてないときは子供一人で歩かないほうがいいかも。

ホテルへ移動

ホテルの見た目 新しくも古くもないが各部屋に大きな冷蔵庫や電子レンジまであった

今回はブランデンブルク空港近くの「HOTEL City Green Berlin」というホテルに泊まります。理由は単純、安いから。ベルリンのホテルはどこも高く100ユーロ以上はします。アクセスが悪く部屋もレセプションも合宿所みたいでそっけないですが72.5ユーロと破格でした。SバーンGrünau駅から徒歩5分程度で駅前にスーパーもあり一泊なら問題ない程度です。ブッキングドットコムで予約。この日は疲れて16時ごろに爆睡してしまいました。

ミュンヘンへ移動

ICEに乗車

21号車に乗車 必ずしも1号車が存在するわけではなさそう

翌朝宿をチェックアウトしいよいよ高速列車に乗ります。ベルリンHbf8時4分発のインターシティエクスプレススプリンター(ICEs)1003列車です。日本でいう新幹線的な立ち位置で、スプリンターはICEの中でもビジネス用に速達性に優れる種別。日本でいうところの最速はやぶさのみたいな感じです。

ICEに限らず基本的に進行方向が乗るまでわからないので席が連結側になってしまった

今回のICEは連結して16両編成でした。ミュンヘンまでは、ユーレイルパスを使わず普通にドイツ国鉄から早割で切符を購入しました。国内線の場合や、需要が高い区間を利用するときは、ユーレイルパスを使うより早割で買ったほうが安くなることが多いです。今回は2等車の一番先頭を51.4ユーロで購入しました。

ICEの車内

ニュルンベルク手前の峠越え ド田舎

ドイツ国鉄にしては珍しく定刻で発車し、南西に進みます。この付近は320キロで飛ばしてくれます。基本的には広大な平地の畑を進みますが、南に進むにつれて山が増えてきました。

トイレ故障中の張り紙 一つの車両に二つトイレがあるが両方故障は当たり前
ICEの液晶 今の速度や遅延を表示する 生きてるトイレを探していたので23号車のもの

ICEの車内には液晶による案内があり、様々な情報を出してくれる。しかし、ドイツ国鉄の列車は遅延と故障が当たり前で、列車に乗ると必ず故障中の張り紙を見る。遅延に関しては最近イタリアよりひどいとか。ちなみにこの時はトイレを探して二両先まで歩き、やっと生きてるトイレ(激混み)が一つ見つかった。

ミュンヘンに到着

車内にも大きな液晶がありとても見やすい
ミュンヘン中央駅に停車するICEたち 右がICE3 左がICE2

途中ニュルンベルクを過ぎたあたりから急にノロノロ運転になり、結局20分遅れで終点のミュンヘンに到着しました。今回は二等車でしたが、先頭部分はサイレントゾーンに指定されており、みんな静かでとても快適でした。それ以外はみんな大声で話すので、日本人の方はサイレントゾーンの指定をお勧めします。

次回はミュンヘンのシンボルノイシュヴァンシュタイン城へ!

ノイシュヴァンシュタイン城から見たマリエン橋 天気が良くきれいにお城が見えました。

次回はミュンヘンを観光し、さらに在来線でバイエルン地方に足を延ばしてディズニーの城のモデルともいわれるノイシュヴァンシュタイン城へ向かいます。

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