2022/07/21 退職日前日
明日はとうとう退退職だ。
いつも通りの業務を終え、定時を過ぎた残業タイム。
お世話になった英語科の先輩が明日出勤が被ってないことを知る。
退勤前に直接挨拶に行くと、「私から行こうと思ってたのに」と笑って、お菓子のプレゼントをくれた。
それまでは、ちょっと寂しいなーとか、とうとう退社かーくらいに感じてたものが、一気に寂しくなった。
人たちのことは嫌いじゃなかったもんなって思い出した。
1時間ほど残業して1人で帰宅。
さっきのプレゼントの中身は何だろうって待ちきれず開けちゃう。クッキーと小さなお手紙。
嬉しい気持ちになったので、私もお返ししなきゃなって考える。
いつもよりゆっくりと歩いて駅に向かってると、さっきの先輩が私に追いついたので途中まで一緒に帰った。
一緒に帰るのは多分3回目。
前に先輩が「来週辞めていいってつもりで働いてるよ」って言っていたのが印象的だったのを覚えている。
よく冗談を言って楽しそうに働いてるように見えていたから、意外な一言だった。
私が降りる駅まで、私の次の仕事や転職のことについて話した。お別れは名残惜しかった。
プライベートの連絡先を交換していないから、きっと本当にこれで最後なんだろう。
さっさと辞めてやろう、くらいに思っていたものが、急に寂しく名残惜しいものになった。
降りた駅にあるお店で会社に置いとくお菓子と、先輩へのお礼のお菓子を買った。
帰って早速クッキーを食べたら美味しかった。
明日とうとう退職だ。
こんなに早く退職するなんて。
満期以外の終了は6年ぶりだ。初めてやったバイト以外はみんなキリのいい最後まで勤務した。
こんな、ちょっと無理やりめな退職、全く抵抗感がないといえば嘘になる。
よくしてもらったしなとか、もしかしたらもっと楽しめたんじゃないかなとか。
センチメンタルになっているから、少しそんな考えが過ってしまう。
デザイナーにはなりたいよ、もちろん。作る仕事ができるのはすごく嬉しい。
ただ、やっぱり教育も好きだから。人と関わる、生徒と関わる、あたたかい時間を知ってるから、本当はもっとそう言う時間を今回の仕事でもしたかったなって思ってる。
ものづくりは自分を生きている感じがする。
教育は、人と生きている感じがする。
自分を無視することはできないし、誰かと生きなきゃ生きていけない。
どっちか、だけじゃなく、いつかどっちもができるようなことがしたいなとふと思った。
デザインのスキルを身につけて教育分野で活かせるようになりたいなあ。
10年後ぐらいにできると嬉しいかも。
退職日前日の備忘録でした。