本を紹介して
「本を紹介して」
その言葉が少し苦手だ
嬉しい気持ちもある。
本好きとして認められた気がするし
私の好みを受け入れようとしてくれている
気がするから
でも、
私の好みは私そのもので
それが否定されたらどうしよう
なんて考えてしまう
もしつまらないと感じたら
私がつまらない人間になってしまう
それに、全く同じ好みの人は
きっと居ないと思うの。
ある時、友人に
その言葉を言われた。
言葉の共有なんてなくても
繋がっていた人だった
その人は少し目が効いて
鋭く暗い感性を持っていた
正直、彼のような人が1番怖い
でもやっぱり嬉しかった。
そして
10冊程の本の紹介をした。
あくまでこれは私の好みで
あなたの好みはきっと他にあるよ
なんて逃げ道を付け足して
だけどね
ここに足を踏み入れたからには
たくさんの物語と言葉たちが貴方の心を
救ってくれるはず。
私も少しでも
手を貸せたらと思っています。
たくさんの素敵な出会いがありますように。