note03: "デザイナーとしてお仕事をする"?
こんにちは!
PinkySmile イラスト*デザイナー
中村衣見です。
今回は、私がデザインのお仕事を始めた時の経緯と
デザイナーとしてお仕事をするってどういうことなのかしら?
と、思うところがあったので
またmemoしていきたいなと思います😗
memo..デザインの仕事をするようになったのは
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私がデザインのお仕事を始めたのは2011年から
と、先日の記事で書いたんですが…
これは本格的にデザインをお仕事として受注し始めた年で、
はじめてデザインのお仕事をしたのは2007年のこと。
キャラデザが決まった育児雑誌の編集社さんでプレゼンをして企画ページをいただいたのがきっかけでした✨
そこからちょこちょこ
企業に所属しながらチラシを作ったり、
パンフレットを作ったりはしていたんですが…
デザイナーと名乗るには未熟過ぎて、おこがましくて😅
この2007〜2010年の間は、
デザインに関わるお仕事をしていたものの、
"私はデザイナーではなかった"
と思っています🙄
参考:初めて育児雑誌で担当した
ページのデザイン
↑のようなページをシリーズものとして打ち出したんですが
結局3回しか続きませんでした‥(*_*;
というのもね。
責任感がなかったんやと思うんです😓
年4回、シーズンごとに発行される雑誌だったんですが、
間の3ヶ月ほどで次回の企画・提案・取材をし
1〜2ページものにデータ化する作業。
(もはやデザインと言えない…笑)
初めてページとしてレイアウトする際には
デザインのセオリーもわかっておらず…
イラストばかりしてきたからか…😫
だからといって、
きちんと勉強もしていませんでした。
わからないことの調べ方がわからない…
編集社さんは、
企画を提案してきたんやから当たり前のようにできるやろ
と思ってらっしゃったと思います。
当時の自分を思い出すと、本当に恥ずかしい😳
私は学生だったので安いWindowsを使っていて、
編集社は当然Mac。
(学校では学校のMacで勉強していたけどね)
まだWindowsとMac間のやり取りがかなり難しかった頃で、
圧縮フォルダもZipの罠にかかってたり…
それだけで何日も無駄にしたり💦
フォントもWin⇔Macでうまく変換されないので、
編集社でイメージに合ったフォント選びをして
後でデータ引き渡し後に選んだフォントを適用していただくんですが、
これも当時はフォントのプレビュー機能もなく
(編集社の方はフォント名でどんなフォントかを覚えてらっしゃいます!)
どれがいい?なんて聞かれても、
何がどんなフォントか全然わからないんです。
「なんか、ちょっと暖かくて…手書き風…?」
なんて漠然とした答えから担当さんが選んでくださり、
(揉まれた今ならそうそう手書き調とか選ばない!🤣)
じゃぁレイアウトした後のデータはアウトライン化してね。
文章とかは、テキストで流し込んで送ってね。
と言われ、
アウトライン??
流し込む?
みたいにチンプンカンプンなってたぐらいです。
当時のファイル名、
●●●●●●●200712_ver10アウトライン化.ai
とかめちゃ長かった😳
(文字数オーバーでエラーが出る時代だったので、もー大変。文字化けもしまくったりね。)
テキストで流し込みは..テキストファイルで送るってことかな?
と、別ファイル ".txt" にして送ったりしていました🤣
いやほんまにね。
何から何まで本当にお恥ずかしくて、
編集社の担当さんはよくこんな初心者に
向き合ってくださったなぁと思います💦
そしていざレイアウトしたデザインは
とにかくほとんどやり直しがかかっているような修正地獄。
思い返すとお粗末データなので当たり前の話!!
なのに、
「えぇなんでよ…もうこれでいいやん…😫」
なんてアマアマのアマちゃんやったんですよね。
そんなこんなで、3回通したところで
私の方から逃げるように企画をおりました。
私の企画は担当者さんが引き継いでくださり..
まさに先日書いた、趣味レベルのお仕事🙄
memo..よく見かけるようになったクラウドサービス
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最近はクラウドサービスを利用して、
簡単に安価でデザインの発注ができるようになりましたね。
もちろん、
同じタイミングでデザインを提案するなら!と
比較的金額の高い方がコンペでもプロジェクトでも応募が殺到しています。
私も数年前まではコンペに参加していましたが、
今は問い合わせいただいた際にだけ対応させていただいています。
というのも、
やっぱり、密にヒアリングができないし、
作成したイラストやデザインにはいろんな思いを盛り込んでいるんですが、それを100%伝え切ることができないんです…
目を通してくださっているかさえもわからない。
これにモヤモヤしていたところ、
とあるコンペで起こったことが要因になり
クラウドサービスでコンペに参加することをきっぱり辞めました。
それが、
どんなに思いを込めて作成したものも、
イラストやデザインにあまり思い入れの無い方にすんなり負けてしまう!💦
さぁどういうことなのか、
コンペに参加されたことのある方なら通じるところがあるかも🤣
その要因になったコンペで決まった採用者の方は
殴り描き風で変わったイラストを描いてらっしゃいました。
クライアントさん側の要望から結構外れたイラストが決まったんですが、実際にコンペに投稿されたいろんなイラストを見ると意向が変わるのはあるある👌
「なるほど実はこういったイラストを求められていたのかー!まぁ仕方ない!」
と納得していました。
しかしふとその採用者さんの過去の提案イラストを拝見すると..
なんとね。
今回採用されたものと同じイラストで過去に何度もコンペに参加していたり
もっと目ん玉🙄 飛び出たのが、
過去採用されたイラストと色違いのデザインで別会社のロゴとして投稿
されていたり!
プロフィール拝見すると営業職の方で、
あぁ私が戦っていた世界は、このレベルだったのか…
と悲しくなりました..😩
まとめ.."デザインの仕事をする"のではなく、"デザイナーとしてお仕事をする"ために
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もちろんクラウドサービスにも
かなりレベルの高いデザイナーさんも多くいらっしゃるので
とても良い勉強になります。
でもやはり、
作成するデザインにどんな思いを込めるか、意図を込めるか。
しっかりクライアントさんと一緒に捻り込み、形にしていくクリエイターでありたい!
と思ったんです。
これも、
"デザイナーでは無かった"時代の私が居たから
たどり着くことができた答えなんやないかなぁとつくづく感じています。
趣味を抜けて、自分の作ったイラストやデザインに責任が伴ったとき
ようやく"デザイナー”としてお仕事ができたと言える!
と思う✍️
次回は、
育児とお仕事の両立について
書いていきたいと思います!
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PinkySmile
イラスト*デザイナー
中村 衣見
https://www.pinkysmile.design/
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