第1回 ジャパンダートクラシックの予想
まず誤解のないように伝えておくと今回のジャパンダートクラシックにおいて最も応援しているのはフォーエバーヤングです
現状考えられる日本の同世代のライバルが揃い踏みの中できっちり勝ってデルマー競馬場へと向かってほしい!
が!!!
そう思ってはいますが最内枠を引いた時点で負ける可能性はやや上がった
というか勝つ可能性がやや下がってしまったのではないかと感じています
・前提として前を割れない馬ではありません
・万全ではなかったケンタッキーダービーで外からシエラレオーネに何度ぶつけられても物理的に坂井Jが追えなくなる場面があっても能力と勝負根性(ということにしておきます)で巻き返してくる馬です
・正直なところサウジダービーなんて能力でねじ伏せたとしか形容できないような意味のわからない勝ち方をしています
まともにスタートさえ出てしまえばカシマエスパーダやサントノーレをしっかり見れる絶好位置を取れる枠とも言えます
前を見れる好位置で運ぶことができればしっかり勝ちきってくれるだろうと思う反面
門別のJBC2歳優駿以降、サウジダービー、UAEダービー、ケンタッキーダービーとゲートの出は一戦ごとにむしろ悪くなっている印象があります
川崎でのJBC2歳優駿もゲートの出は正直そこまで良いというほどでもなく押して押して2番手を取ったというところです
そして二の脚もそこまで速くないので内枠で位置が取れず徹底的にフォーエバーヤングを外に出さないように蓋をする存在が居ると仮定した場合は
残り1000mあたりでアクセルを踏んでいく各馬の中でじっとせざるを得なく直線でバラけるまで延々と内に閉じ込められてしまう可能性があります
勝負どころとなりそうな3コーナーを迎えるまでに外めに出せてさえいれば基本的に大外目掛けてコーナーを回っていくような馬なので心配はいらないでしょう
極端に言うと出遅れ最後方からすぐに外に切り替えるような競馬をした方が内で詰まるよりも勝つ可能性は上がるというイメージです
大井の直線は386mもあるからどんだけ詰まっても直線だけでぶっこ抜けますよ!
と、ラムジェットやサンライズジパング、カシマエスパーダといったあたりがスムーズに競馬ができた場合でも言いきれるか?となると心配なところはあります
これまで見せてきたこの馬の競馬のパターンから最内枠は明確にマイナスになる材料になるという見解です
で、◎◯▲いずれの印にするかかなり悩みました
今回特に買いたいと思う馬は3頭いまして
その3頭の序列をどうするかというところで何度か脳内イメージでシュミレーションをしてみた結果、フォーエバーヤングは上手く立ち回れての圧勝含みでの単穴的な▲が妥当なところだろう
となりました
真ん中から外の枠なら出遅れをかましても勝つ可能性は非常に高かったでしょうが、直線残り200mの地点で3番手に浮上してくるイメージが湧きにくく残り100mほどで急浮上してきて決勝線手前で肉薄するも届かず
そんな展開になると結論付けた素人の予想だというのはあらかじめお伝えしておきます
展開的には何が何でもハナに固執というタイプもいないので立ち回りが上手なカシマエスパーダ、サトノエピックが行きフジユージーン、サントノーレも出脚次第でマイペースの追走という形になるかと思います
その後ろにサンライズジパング、ラムジェット、ミッキーファイトと続いて有力馬の中ではフォーエバーヤングが最も後ろからの競馬となる見込みです
ケンタッキースカイはスピードの違いで位置は取れても追走いっぱいでそこから押し上げることはそう無いでしょう
ここで羽田盃、東京ダービーを例に挙げて解説すると
羽田盃 1.53.9 Hペース
61.3-52.6の前がかりのレースで2,3番手の南関馬が前半から攻めた結果により3着に最後方待機の船橋フロインフォッサルが末を伸ばして3着まで着順を上げた
東京ダービー 2.06.1 Sペース
64.0-62.1とゲートからすぐに隊列が決まったことで2ハロン目が12.1とそう速くならず3〜5ハロンが13.0-13.6-12.9とかなり緩いペースとなり後傾ラップとなり前に行った3頭だけのレースとなり勝ったラムジェットは好位置で脚を溜めながら進めたことで失速する場面が全くなかった
羽田盃→玉砕覚悟の先行争いをしたマッシャーブルムとティントレットに安定して先行位置を取れるアンモシエラという存在がいた
東京ダービー→アンモシエラが楽にハナ、ティントレットも1〜2コーナーまでは攻めたが早々に脱落して流れは落ち着いた
どちらに近い流れになるかとなれば有力馬が差し・追込脚質が多い今回も東京ダービーをなぞるような流れになる可能性の方が高いと推測しています
ゲートからコーナーまで500mあるのでゲートで凹んでも巻き返しにいく存在がいないことはないかもしれませんが、早めに良い位置を取れるに越したことはないという形で隊列は早めに落ち着くだろうと
で、あれば逃げもしくは先行してお釣りを残せる馬に期待したいというのが今回の狙いとなります
そこで◎本命はカシマエスパーダにしました
盛岡のようなかなり速い馬場での上がり勝負では分が悪くともパワー・スタミナをより求められることが多くなった白砂の大井であればスピード要素を含めてレースをコントロールできるのはこの馬だという認識です
現状人気面では上位に劣る感じとなっていますが中山での走りや鳳雛Sの走りからも能力がかなり劣るといった印象はありません
そして◯には④ラムジェット
東京ダービーを再現するような走りができた場合には外からフォーエバーヤングに被されず内に閉じ込めておければ末脚そのものは決して劣らない走りが期待できます
問題は道中の位置取り次第といったところ
好位の真ん中あたりで内に入り過ぎないようなポジションで運んでほしいところです
4番手の△△には⑫サンライズジパング
武豊Jとのコンビで芝・ダートで3戦3勝で芝GⅠでも好勝負可能、何よりも有力馬の中で内を見ながらレースができる点が今回に関しては上手く立ち回れる可能性が上がるかもしれません
不来方賞は今回◎に指名するカシマエスパーダを直線あっさりと交わす余裕たっぷりのレース運びでした
個人的には白砂の大井よりはスピードを活かせる盛岡のようなコースの方が力は出せると思う点をマイナスにしましたが案外走ってみれば大井も合うかもしれません
門別のJBC2歳優駿では早め先頭から押し切りを図るも後方から位置取りを上げて4コーナー途中で一気に加速して差し切ったフォーエバーヤングの強さを示す引き立て役となってしまった印象が強いですが
一気に差し切られたゴール前での脚色にそこまで大きな差があったわけではなくフォーエバーヤングと最も「接戦を演じた」日本馬であることは忘れてはならないところです
門別ではフォーエバーヤングの進路がクリアに開いたことを考えるとフォーエバーヤングとの着差を詰めることやそれ以上の期待というのをしても良いところでしょう
サントノーレに関しては京浜盃がとにかく強かったですが当時の相手関係を考えると今回のメンバー相手にどこまで踏ん張りきれるかやや難しいところがありそうです
休み明けの戸塚記念の後にも短期の休養を挟んでいるようにできる限りの仕上げはしてくると思いますが完全な状態を見込むのはやや厳しい気もしています
ミッキーファイトについては馬体が良く大井コースも合いそうな気はしていますがどん詰まりのユニコーンSから再加速に手間取ったように一度ブレーキがかかってしまう場面があると心配です
うまく捌けたレパードSは着差以上に強い内容と言える進境を見せているので怖い存在であることに間違いはありません
ユニコーンSで先着を許したサトノエピックよりは上に取れるという一方でラムジェットよりも上の評価をつけられるか?となると難しいと感じます
ラムジェットやフォーエバーヤングの更に外外を回しての進出となるとどうか?といったところなので3〜4コーナーでこれらの間を突いたり先に回ることができればチャンスは十分といったところでしょうか
サントノーレとミッキーファイトのどちらを買うか?となるとミッキーファイトを選択したいと思います
決勝線手前までカシマエスパーダが粘りに粘る展開を夢見ながら記念すべき第1回のジャパンダートクラシックを見届けます
◎③カシマエスパーダ
◯④ラムジェット
▲①フォーエバーヤング
△△⑫サンライズジパング
△⑩ミッキーファイト
結局のところ上位5頭での馬券の組み立てとなってしまうのは個人的には仕方がないと思います
本番はアメリカ🇺🇸での悲願とは言え、ここでは負けられないフォーエバーヤングを止める馬がいるのか
もしいろいろな不利や不可抗力があったとしてもフォーエバーヤングは覆して勝ってしまうのか、叶うなら勝つシーンが観たいです
①③④→①③④→①③④⑫
12点のうち①③④が3頭絡む6点を本線(金額強弱あり)
①③④→⑫→①③④
6点は損しない程度の抑えとして購入します
ミッキーファイトの3着を買うかどうかですが、①④→①④→⑩の決着だとあまりにも寂しい払戻となるのでそこは買うのはやめようと思います