2023 有馬記念の予想

とりあえず昨年の記事はこちら
↓↓
https://note.com/pinksdevil/n/n6d10d7b708ab


リンクがうまく表示されなかったり飛ぶのめんどくさい人用にどんな感じだったかはかいつまんでスクショしておきました


◎と◯が逆ですが
ここまではなんというかマシはマシですね

想像していた通りにワンツーは頑張ってくれましたしイクイノックスのその後を考えると変な印にしてなくて良かったとすら思います😅

で、タイトルホルダーは頭で来るか全く来ないかの馬券を☆として少し書いましたが▲以下はこんな感じでしたね

で、普通に的中は的中したものの😊

3着が②イズジョーノキセキだった場合🥺
オッズがオッズだったんでね🥺🥺

9→3→5 97倍
9→3→2 1816倍

この差はデカいなぁ 笑

まぁ、、、同じ金額でしたので🙄🙄
34万勝ちと1万近くガミる差はデカかった思い出深い有馬記念でしたね 笑

悔しすぎて購入馬券も的中馬券もこれしかスクショ撮ってなかったみたいです🤣

反省はヴェラアズールを3番手と言いながら変な強弱にしたなぁと改めて思うわけです


と、いうわけで昨年のことはこの辺りにして


今年の有馬記念です

木曜日の枠順抽選会を経ての率直な感想です

李斯さんの顔がすぐに浮かびました

8枠15番のスルーセブンシーズ
8枠16番のスターズオンアース

正直この2頭のうち、より内に入った馬を◎にしようと思っていました

それがまさかの8枠横並び
「とてつもなく難しくなった」
そんなイメージです

インタビュアーの細江さんもなんとも言えない表情
めざまし占い一位の尾関先生の願いは届かず

抽選前のイキイキした表情は池添Jの顔から完全に消えましたし、この枠からどんな競馬を組み立てたいか聞かれた時も

「・・・ちょっと考えたいと思います😞」

と、完全にトーンダウン

尾関先生と池添Jの温度差がこの日のピークだったかな?と 笑

そんなショック大の池添Jが壇上を降りる際にこの馬の強さを知っている某名手は何かいらないことでも言ったのか

肩をパンと叩いて後ろの席へ
イヤァ、コレはヒジョウに楽にナリソウね 笑
ナニシテくれてるの的な因果応報感がありますね
はぁ、ハートアタックがスギます

「1枠1番と8枠16番以外ならどこでも良い」
と抽選直前に語ったルメールJもまさかすぎる枠にこのリアクションでした

「うーん、ちょっと大変な番号ですけどスターズオンアースは良い馬です。えーまぁポジティブな騎乗をやっていきます。」

この2頭は1,2番人気になる可能性すらありましたし少なからず当日の人気に影響はあるかと思っていたものの

前日20:30の段階でこんなことになるとは正直思ってもいませんでした

今年ね、この馬は美味しいぞ!!

って存在が木曜まで居なかった(個人的に)んですよ🥺

そこから木曜の抽選会後に枠で想定より人気した馬と人気が下がってしまった馬という感じですかね

上位人気のほとんどがいずれかに該当してくるんですが、上位7頭の人気がほぼほぼ横並びみたいな感じというか高知ファイナルみたいな人気というか中京芝1400mみたいな割れ方というか

混戦の有馬記念というのは少し記憶に無いしこれだけ人気が分散するのは馬券を買う側としては非常に面白いレースになった気はしています

そんな中で特に想定外だったことはスターズオンアースが最終的に7番人気なのかどうかはひとまず置いておいたとしても7〜8倍もつくということですね


そもそも枠が決まるまでって

スターズオンアース軸固定
ドウデュース
スルーセブンシーズ

この3頭から
ジャスティンパレス
タスティエーラ
あとは内に入った牝馬

これくらいしか考えてませんでした
久しぶりになんて簡単な有馬記念なんだろうかとすら思っていましたからね😅

イクイノックスが居なくなったとはいえ天皇賞の2着馬とジャパンカップの3,4着馬は強いよ?と

まぁ、木曜の抽選会で頭の中を一度フラットにしようと思った時点で今年の有馬記念はもう負けている気はします 笑

抽選会のことに関して言うと1枠2番を引いて喜びを隠せなかったシャフリヤール陣営とは対照的に

最も良い枠を引いたであろうタイトルホルダー陣営は2枠4番という数字を見ても横山和Jも栗田先生も全く浮かれることなく、より一層気を引き締めたような表情と受け答えをしていたのが印象的でした

横山和Jに関してはインタビュアー泣かせだなぁとは思いましたが、タイトルホルダーをこのまま終わらせて良いわけが無いという意志は相当強いと感じました

ディープボンド陣営もかなり満足気でしたが、、マーカンドJは昨年の罪を忘れてませんしここ最近の大きいレースでも何がしたいのかわからない騎乗を繰り返してくれるので平場の東京ダート以外では正直買いたくない騎手ですね🥺

悲喜こもごもな木曜の抽選会でしたが前置きだけでもう2000文字も使ってしまったのでそろそろちゃんと予想をしていきたいと思います

一頭解説ですが大事なことが抜けていればそこは新聞記事見たりYouTubeで人気の人の見解でもご覧ください😊

あと、暮れの中山は馬場が荒れてラストは外から伸びる馬が〜みたいなんは今年は考えなくて良いです

馬場はめちゃくちゃ良好な状態で時計も速くイン前有利は先週から全く変わりません


1.ソールオリエンス 3歳牡 56kg
川田将/手塚(美浦)

皐月賞馬が同年の有馬記念では5連続連対中とデータが揃いすぎている感に加えて好枠(皐月賞と同じ1番枠)ということで想定より人気しそうな一頭です

中山は2-1-0-0で皐月賞を4角大外17番手から豪快に差し切った皐月賞はなんとも印象的ですが、馬場に脚が接地している時間が長い割に跳びが大きいからヨーイドンの競馬は苦手というか取りこぼす可能性がある

そんなイメージの馬です


・過去3戦

日本ダービー 2着(1番人気)
走法からも向かなさそうなヨーイドンの競馬になってしまい2着となりましたがアンカツさん目線では凡走の2着と言われてましたね
結果を見れば前すぎたから上がりで5番目になってしまったのか、東京コースが合うようで合わないのかはたまた1番人気のプレッシャーか

時計はかなり出る水準の馬場であったにもかかわらず前週のオークスよりも遅くここ数年でも全体時計もラップもかなり平凡でした


セントライト記念 2着(1番人気)
レースを振り返ればトライアル的に無理もしなかった上に安全な立ち回りをしたと言えますが、上手く立ち回ったとは言え新馬戦で下したレーベンスティールと同じコース取りになっていたとしても勝つには至らなかったでしょうし完全な力負けと言えるのでこれを見て菊花賞で重い印を打つ人はかなり減ったと思います

菊花賞 3着(1番人気)
ドゥレッツァ&ルメールJが次元の違う競馬をしてしまったとは言うものの肉体的にはまだしもレースぶりに成長が見られるとは言い難い外外を回って上がりで目立った脚を使うこともない敗戦でした

三冠レースで1,2,3着ですから普通に考えれば決して悪い結果とは言えないのですが、オーナーサイドとしては全くそうは思っておらずダービーの騎乗をよく思っていなかった中でセントライト記念時点で菊花賞の結果によっては降板と通達されていたとかなんとか

横山武Jも結果を出したいところでしたが距離もかなり短いところが良いのか?と思うほど手応えも残せない完敗と言える3着で鞍上は川田Jに変更となりました

鞍上が川田将J(有馬記念0-1-0-9)になることでこの馬がこれまでにしてきた競馬に合わせることはない=距離をロスするような競馬はしないであろうことは想像に難くありません

コーナリングに課題があるのに中山2-1-0-0はさすがだと言えますが、内で機を伺いつつコーナリングが上手くいかなかった場合にはこの馬の豪快な末脚を殺してしまう可能性は決して低くないと思います

繰り返しにはなりますが皐月賞馬が同年の有馬記念に挑む際はデータ的には買い材料は多いです


2.シャフリヤール 5歳牡 58kg
松山/藤原(栗東)

日本ダービー以降はドバイで勝ち星をあげたものの国内では勝ち星もなく使い分けなのかロマンなのか遠征費完全自己負担の海外輸送を繰り返したり使う意図が明確ではないレースを使われたりしながら5歳の暮れを迎えました

香港ヴァーズは輸送後に現地の獣医が出走を認めずに無念の取り消しとなってしまってからの急遽の有馬記念参戦となるので、蚊帳の外のような取り扱われ方をしていますが絶好枠を引いたことで少し気になる存在になった方も多いかと思われます

ジャパンカップをはじめとした国際競走のために新設された東京競馬場の国際厩舎ではないものの12/18から中山競馬場入りしてこの時期特有の長い時間の輸送も無しというのは案外良い方に作用する可能性だってあるでしょう

とにかく中山競馬場で過ごしているシャフリヤールは元気いっぱいとのことですし全兄のアルアインは松山JがJRA初G1制覇を果たした馬であり、初めての有馬記念でもコンビを組んだとあってロマン枠はタイトルホルダーかドウデュース?

いやいや、この人馬だろうという声もありそうですね

あとは松山Jが41の重賞勝ち鞍のうち2100を超える距離では僅か3勝ということと、全体の複勝率が36%程度のところ中山は苦戦傾向にあるというのがやや気になるところです

ただ、中山は騎乗回数も少ないですし大レースに強さを発揮してくれる騎手なので木曜の抽選会で個人的に急浮上してきた存在がシャフリヤールです

その理由の一つに前走のBCターフに関してはとにかく言いたいことがあるのでまずは画像をご覧ください

1着のオーギュストロダンが青丸
3着のシャフリヤールが赤丸です

静止画でもわかるかと思いますが動画を見ていただければ非常にわかりやすく

完全な取りこぼし」です

基本的に騎手の批判なんてできる立場でもないですがクリスチャンがやることなすこと全部裏目に出たようなレースでシャフリヤールが動いた時に前が止まって完全に壁になりブレーキ

やや外に動いたシャフリヤールの位置に滑り込んだオーギュストロダンがコーナーを最内進入で抜け出し

リアルタイムで観ていた人は発狂したんじゃないかな?と思います

ifの話にはなりますがBCターフ勝ってたら香港取り消したとは言え単勝40倍になりますか?っていうのがこの馬に関して言いたいことです

実際にレースを使ったのは11/4の話です
帰国後にレースまで17日ほどだったかとは思いますがアメリカ→日本→香港→日本ではなくアメリカ→香港→日本になったのは少なくとも良かったなと

早くもネタバラシ的な話にはなりますが有馬記念で美味しい存在だと思う唯一の存在が今年はこの馬です


3.ホウオウエミーズ 6歳牝 56kg
田辺/池上(美浦)

福島記念は2着だったら尚ありがたかったですというのはこちらの都合の話ですね

厩舎に初タイトルをもたらした馬でもありますし生涯最高のパフォーマンスを見せてきた今シーズンがラストランというのはややもったいない感じもします
使ってきたレースの大小の違いはありますがサラキアもこんなイメージに近かったかなぁと

母として優秀な産駒をもたらしてくれる気もするので良い引き際なのかな?と思うので無事にレースを終えてほしいですがさすがに馬券内となると狙いすぎの感はあります

中山2500mは田辺Jが最も得意とするコースでもありますし馬自身が中山と福島をとにかく得意にしているのでこの手の馬はごちゃついた時に人気よりかなり上の着順に来たりしやすいですが中途半端な人気の馬より怖さは多少あります

とは言え経験したことないような過去最高レベルのメンバーの中でどこまでやれるのか?となると厳しい立ち位置なのは否めません
夢として買うのを止めはしませんがあくまでも紐的な立ち位置からは出ないかな?と思うので個人的には狙いません


4.タイトルホルダー  5歳牡 58kg
横山和/栗田(美浦)

全7勝のうち3度のG1勝利はすべて阪神コースですがそれ以外の4勝は中山コースという内回り小回りで坂のあるコースのエキスパート・・と括るのは失礼かな?と思いますが

この馬については過去に色々と書いてきたのでよくご覧いただいている方には言うまでもないですが通りすがりで見られた方にお伝えするために復習的に書いておきます

何が優れているか?というと道中でものすごい中だるみ区間が作れる(操縦性の高さを活かして)ことから急ブレーキをしても折り合いを欠くことなく脚を溜めれるという明確な武器を持つ馬です

急加速や周りに馬を置くとリズムが取れないので4角先頭だから安心というわけでもありませんが、4角までいかに自由に走ってこられたか?というのが大事になってきます

強い弱いの具体例を挙げるならこれらのレースがわかりやすいでしょう

最初の800m46.8で速すぎると周りに思わせればタイトルホルダーの思う壺で、道中から徐々に落として1400〜2200mの800mで52.4という恐ろしく遅い時計で息を入れてリードを保てば圧倒的な強さを示すわけです
わりとギリギリのレースにはなりましたが、いつでも交わせると判断した2〜3番手の馬の判断ミスを誘って終始リードを保ってのゴールとなったレースですが13.4のラップを続けていなかったり、一度外から交わされてラップが上がりでもしていれば結果は全く違うものになったレース


タイトルホルダーに関してはハナを切ることが絶対条件ではなく番手でもラップを自分で管理できることが重要というのも付け加えておきます

それでは悪い例というか思い通りに行かなかったレースを挙げておきます

パンサラッサを放っておいて1100〜1500mのラップをもっと落としてしまえば結果は違ったでしょうし、枠に恵まれなかったことを思えば悪い5着ではなかったレースです
ラップ管理もできず思った位置も取れず何もタイトルホルダーの良いところが出せなかったレースですが、次走の菊花賞でタイトルホルダーという馬は完成したと思うので(更にその上の完成が宝塚記念になるのはまた別のお話です)横山武Jの功績はこのセントライト記念も含めて大きいです

※記事的には今年の天皇賞・春のページにタイトルホルダーについて詳しく書いていますので参考にしてみてください
↓↓
https://note.com/pinksdevil/n/n851d24088c97

そんな個性派もついにラストランを迎えますね

・過去3戦

天皇賞・春  競走中止(1番人気)
低評価にしたのは記事を読んでいただければわかると思いますが見通しが良く小細工しにくい大箱の京都コースでタイトルホルダーが好走するわけがないくらいのことを言いました

思った結果とは違いましたが買い時ではなかったというだけのレースなので結果以上に残念な思いはありましたが大事に至らなかったのは幸いです


オールカマー 2着(1番人気)
不安を抱えながらのオールカマーでしたが手探りの中で強いタイトルホルダーのままだったというのが率直な印象です
若駒の頃のタイトルホルダーなら惨敗していたようなレース展開でしたからね😊

1000m通過までは完全にタイトルホルダーのレースでしたがノースブリッジでは仕事ができないと判断したハヤヤッコの浜中Jが残り1200付近から突きに突いて淡々と流れるラップを演出し、ハヤヤッコが苦しくなる頃には良い位置をとっていた西村Jのガイアフォースが入れ替わるように真っ向勝負を挑みにいくという非常にタフな展開でした
オールカマー2着はやっぱり往年の力はないみたいに言う人もいますが、逃げ馬がこの形でこんなに粘れるって僕はすごいことだと思ってますしメンバー強いですからね


結果、4,5番手の外で高みの見物を決め込んでいたルメールJのローシャムパークが完璧なレースをされてしまったわけですが、坂前ではタイトルホルダーは圏外まで落ちるだろうなというところからゼッフィーロとマリアエレーナを返り討ちにして2着を守った内容は非常に強かったと思っています

この後にジャパンカップ参戦を表明してくれてジャパンカップなんてタイトルホルダーの好走確率が10%もないようなレースなので有馬記念に出てきてくれたら非常に美味しい存在になりそうだなという願いは通じた、、のかな?


ジャパンカップ 5着(4番人気)
タイトルホルダーのファンの方には非常に申し訳ない言い方をしますが好走するわけがないレースなので完全に参考外で構いません

天敵のパンサラッサに加えて見通しが良く誤魔化しが利かない東京コースで早めに先頭に立ちそうな世界最強のイクイノックスという存在を倒そうと早めに競馬をしそうなニ世代の最強牝馬

ああ、これは有馬記念でのタイトルホルダーの人気が激落ち君になるからラッキーと思ったから切るのはあっさりだったんです

だからこの5着は思った以上に走られたというのが正直なところでレース後すぐに僕はTwitter(新X)にタイトルホルダーのこの5着はすごいとつぶやきました

なんというかタイトルホルダーにとってと自分にとっても悔いが残らないレースを和生Jは確実にしてくると思うんです

それがどちらに転ぶのかという話でしょう

A.タイトルホルダーらしいコントロールしきったレースに徹する⇨引退レースで見事な復活劇

B.息を入れきらずにとにかく後続との差をつけながら行ききる⇨勝ちには届かずもタイトルホルダーらしいレースをしたと語られるような結果にはなる

おそらく↑A,Bどちらかになるでしょう
C.出遅れてセントライト記念みたいな展開になってもう終わってた馬のように語られる

・・というのは見たくないですね

ただ、配当妙味的なことを言うとここまで美味しくない存在になってしまうのは意外でした

過去2年は16番枠、13番枠だったことも終始絡まれるような展開面(特にマーカンドJみたいな乗り方する人がいると場は荒れる)も恵まれませんでしたが今年は中山の馬場がとにかく良い状態で好枠を利して経済コースを回れることはほぼ確定ですので展開的にタイトルホルダーが最も恵まれそうな気はしているのでオススメしたいです

せめて5番人気くらいになってくれればとサンタさんにお願いしましょうかね 笑


5.ドウデュース 牡4 58kg
武豊/友道(栗東)

JCと有馬記念に向けての馬の作り方に関しては日本でもトップの調教師なので秋古馬三冠の3連戦を輸送することも織り込み済み

イクイノックスという終生のライバルはターフを去りましたがそのイクイノックスに世界で2頭しかいない土をつけたダービー馬として世代レベルの高さを改めて証明したいところでしょう

とにかく厳しいローテではありますが追い切りを観ている限りは状態面に心配はなさそうですし、鞍上に正妻が戻ってきたのも人気が押し上がる要因となります

武豊Jが年齢面も含めて戸崎Jより優れているとは言いませんが東京2000m以上の重賞レースとなると70の勝ち鞍のうち戸崎Jは2013年にアスカクリチャンで制したアルゼンチン共和国杯と2019年にウィクトーリアで制したフローラSの僅か2勝ですから期待しろと言う方が酷だったのではないでしょうか

そういう意味では人気回復は致し方ないと思いますしその人にしか押せないスイッチというのは馬によってあるものです
(ボンネビルレコード×的場文Jとかマイネルエクソン×永島太Jとかカラテ×菅原Jみたいなの)

天皇賞→ジャパンカップで走りの力みは取れてきたもののそれでも前半に行きたがる素振りをしているのも事実です
ラストそれでは伸びないという内容でもイクイノックスに次ぐ上がりを見せたジャパンカップを個人的には評価をしていますので、他の人気どころがこぞってタイトルホルダーを負かしに早めに動いていってくれればというのが狙いになりそうです

マイラー体型云々は競馬界のレジェンドとされる方々が散々否定していますし中山2500mはマイル適性高い馬は走る舞台なのでそんなに心配いらないでしょう😊

ドバイの取り消しも含めてこの3戦については振り返る必要もなくここまで負のループが続いたら底から上がってくるだけ

とは言え中山での3歳時の敗戦がそれでは届かないという内容だったのも事実
しかもイン前有利が顕著な今の馬場状態を考慮するといつもの大外一気ではやはり勝ちきるのは難しく馬券内にくるためにはワールドプレミアで最内強襲したようなユタカマジックは必要でしょう

冷静になれば買い要素が少ないのに人気がありすぎるという判断になりますが、この馬のポテンシャルは侮れないというところになるでしょう

※クリスマス有馬記念の法則が当てはまればこの馬、、と言うかこの騎手がかっさらっていく可能性は十分です

あくまでもオカルト、オカルトですよ。。


6.ディープボンド 6歳牡 58kg
マーカンド/大久保(栗東)

昨年ジャスティンパレスを沈めた時に絶望した人も多いでしょうし先週の朝日杯でシュトラウスを沈めて絶望した人も多いでしょう

平場での回収率の高さが嘘のように後半レースで結果を残せていないことから日本の高速馬場で多頭数というのが向いていないのか、馬質からこんな複勝率になるようなことはなさそうですが大レースでこの騎手を積極的に買うようなことはしたくないというのが本音ですしズブい馬が得意というイメージもありません

良くも悪くもレースを壊してくれる騎手というのは穴党の人間からしたら騎乗する馬がどうあれぶち壊してほしいと思いを寄せたくなる面はあるというところでしょうか

ディープボンドのことにあまり触れていませんが今年の春の天皇賞が決して良い内容だったとは思えないことと、4歳春〜5歳春にかけてのピークは過ぎ去ったものと捉えていますのでこの相手関係で下した評価としてはかなり早い段階での「消し」となりました


7.アイアンバローズ 6歳牡 58kg
石橋脩/上村(栗東)

ステイヤーズSで念願の初タイトルを手にしましたがステイヤーズSからの好走というのが遡ってもなかなかいないことや、あのペースであっさりと行くことは叶わないと思うのでここは馬券的に手が出せるとは思えません

しかし、タイトルホルダーに圧をかけるという意味では横並びもしくは前に出てしぶとく絡み続ければタイトルホルダーを軽視する人には願ったりの展開を作ってくれるでしょう

これまででG1の最先着が天皇賞・春の5着という実績からも全てが思い通りに運べたとしても2度目の4コーナーを余力たっぷりに回ってくる可能性があるのかな?となれば疑問しかありません


8.ライラック 4歳牝 56kg
戸崎/相沢(美浦)

中山へのコース適性も高く牝馬の激走が目立つ有馬記念でここ二戦の内容が充実してきたとあれば穴狙いの方の多くはこの馬を紐に入れることはすると思います

良い枠を引けたことと先行策も取れるようになりつつある今なら馬券に入れておいても昨年のジェラルディーナやイズジョーノキセキのような激走は期待できそうなイメージはあります

力量的にグランプリレースとして宝塚記念の内容が散々だった点をどう見るかですが、戸崎Jと手が合うと判断しての3着候補なら狙いを定める買い方はあっても良いかと思います


9.ヒートオンビート 6歳牡 58kg
坂井/友道(栗東)

一走おきに好走と凡走を繰り返す近走から今回は凡走の番?といったところですが中山と東京の2500mは1-1-3-1で不良の日経賞以外は全て馬券内という友道厩舎らしいステイヤータイプとして出来上がってきた感があります

前走はハンデ59kgを背負った中での3着でG2までであれば横綱と呼べるような立ち位置ですが、今回は周りを見ても過去最高レベルの相手関係ですので好走するための条件が揃ったとは思いにくいです

終盤寄せてくる安定感のある走りをここで期待するのは酷かもしれませんし7戦連続で乗り替わりというのも馬の背中の変化を感じながらレースを組み立てるというのは難しい気はします


10.ジャスティンパレス 4歳牡 58kg
横山武/杉山

2年続けて勝ち馬が出ている5枠を引けた上に2戦続けてイクイノックスの3,2着とあれば期待するなという方が無理な話でしょう
3歳秋からの充実ぶりを考えてもここは最大のチャンスが訪れたと見るべきなのでしょうが果たして本当にそうでしょうか?

昨年はマーカンドJが無茶苦茶な乗り方をしたと思っている方も多いでしょうし、私としてももうちょっとなんとかなっただろうという気はしていますがそれでも中山コースへの対応という意味ではこの馬に適したコースか?となると微妙なところだと判断しています

この馬のベストレースは中京コースの神戸新聞杯で今でも左回りの方がレースがしやすい馬の印象は強いですし、疑問視されてきた時計対応も前走でとてつもない時計で走ったことから心配も無くなったように思えるでしょう

この馬を一言で表すとヒットマンスタイル
目標を一頭に絞って追うレース展開になればめちゃくちゃ強いと思っていますがその相手を間違えた時には凡走もする馬という印象です

阪神大賞典→春の天皇賞はルメールJの好騎乗もあって完璧な立ち回りをしましたがアクシデントも含めて大したメンバーとのレースではなかったと考えています

急坂が待ち構えているコースではお終い甘くもなりやすいですし早めに抜け出すようなレーススタイルにどうしてもなってしまうというところで小回り中山で最初の位置取りがかなりキーになる2500mとなればこの馬の良さが本当に活きるコースだとは思いにくいというのが個人的な見解です

前走の秋の天皇賞は出遅れずにイクイノックスを見るような競馬をしていたらあの2着はあったのか?というのはわからないですが、平坦寄りのコースの方が強さを発揮する馬が2度の坂を登りきる中山の2000m以上の距離がこの馬にとって良い方に出るとはあまり考えていないという話でした

単純にイクイノックスに迫った2戦の内容からここで1番人気ともなると馬券内に入れるとしても頭で買うようなことはやはり避けたいなと思います

この馬のベストは
①ゆったり運べる左回り
②ラストまで脚が使える京都コース

というところから△までの評価にします


11.ハーパー 3歳牝 54kg
岩田望/友道(栗東)

多頭数出しは人気の無い馬を狙えとはよく言ったもので抜群の安定感を誇るこの馬に全くチャンスがないか?となれば決してそんなことはないと思います

3歳牝馬で好走した例というのが2007年のダイワスカーレットと2009年のブエナビスタの2着が2度あるのみ(ヒシアマゾンやスターロッチの旧馬齢に広げると話は変わってきます)で、例えばリバティアイランドが出ていれば2,3着では買えたかな?というところになりますが世代の中でトップから差のある離れたNo.3という存在であれば勝ちきるような競馬どころか着争いに加わることも難しいでしょう

しかし、今年からは全馬の負担重量がそれぞれ1kgずつ増えたことで57→58(牝55→56)の古馬に比べると3歳牝馬の活躍という例はもしかしたら増えてくるかもしれません

しかし今年はメンバーレベル的にもこの乗り替わりも旗色は良くないのかな?というのが正直な印象です


12.ウインマリリン 6歳牝 56kg
モリス/手塚(美浦)

この馬の評価には常に頭を悩まされてきましたし遂に引退というのは少し寂しい思いもありますが、外野の意見としては横山武Jが無理なら松岡Jに乗ってほしかったなと

昨年の香港ヴァーズのあの末脚一閃は素晴らしかったですがモリスJの日本での騎乗内容も含めて馬券的には一切の迷いなく序盤で切りました


13.タスティエーラ 3歳牡 56kg
ムーア/堀(美浦)

堀厩舎が外国人ジョッキー乗せてきたらこれまでの歴史からもそら怖いですよね
いかようにでも動かせるタイプの馬なので枠に関してもそこまで気になるところは無かったと思います

世代のトップであることは間違いないですしぶっつけ本番の菊花賞でも2着と状態面で一気にトップに入りそうな馬は今回タスティエーラだろうなと思っていました
実際に中間の馬体の毛ヅヤや脚の筋肉の浮き出方も菊花賞の時とは雲泥の差ですのであとは日本ダービーでやや下がってしまった他の世代との格付けを覆せるかどうかでしょうが、菊花賞を「時計」だけで評価するなら3.03.5は決して低いレベルの世代とは思いません

そこに堀厩舎との通算記録が複勝率50%を超える「主戦の」ライアンJが怪我の治療を終えて再来日してまで乗りに来るわけですから期待の大きさが伺えますし東京の新馬戦以来のコンビは楽しみです

個人的に皐月賞の2着は勝ち馬より評価されるべき内容だと思いますので3歳馬の序列についてはソールオリエンス<タスティエーラでいきたいと思います


14.プラダリア 4歳牡 58kg
ムルバザエフ/池添(栗東)

爪の状態が良くなったことと攻め馬をハードにしても馬体が萎まないようになった今ここで本格化したと思って期待する手はあって良いかと思いますし、何よりこのジョッキーと先行タイプの馬のコンビは非常に恐ろしさがありますし、ごちゃつく先行争いで内で窮屈になるくらいなら位置を取れるまでは外目追走で良いのかな?と

じり脚なので東京や京都のG1で狙える存在だとは思えませんし個人的には狙うならここだろうというくらいには気になっているので買わずに後悔するなら買って後悔しようという存在です


15.スルーセブンシーズ 5歳牝 56kg
池添/尾関(美浦)

インで溜めてあとはどこを回すかという競馬になる馬なので歓迎という枠ではないのは木曜の池添Jが全てを物語っていました

凱旋門賞での4着がいかに良い馬場であったにしても宝塚記念の2着も素晴らしい内容でしたし中山コースは全4勝を挙げる得意コースなので枠はハンデくらいの割り切りで乗っていただきたいなと

正直やれることはかなり限られますが最後方からになろうと自分達の競馬に徹してもらえればラストは伸びてくるはずです

軸や本命という買い方はしにくくなりましたが8枠の2頭については当初の想定よりオッズがつくのだからという割り切り方をすれば良いと思います

周りがタイトルホルダーを早めに追う展開になって先頭に立つ馬が早々に変わる展開になっても、タイトルホルダーを捕まえるのに苦労する形になっても後方で構えていればいずれの形でも浮上のチャンスは十分あるはずです


16.スターズオンアース 4歳牝 56kg
ルメール/高柳(美浦)

目を覆って心臓が痛いと言ったルメールJの発言からここまで人気を下げるとは思ってもいませんでした

11戦3勝という成績からも勝ちきる馬というよりは終い確実に寄ってきて好勝負する抜群の安定感を誇る馬という認識で良いでしょう

クリスマスにルメールサンタがやってくるというのは競馬界の常識的になってきていますが、連続で絡み続けた後は3年で途切れる説が今回適用されてしまうのか

はたまた12/23〜25の有馬記念は3-4-0-1というクリスマスのルメールは本気説を選ぶかはあなた次第でしょう😊
(クリスマス以外の有馬記念0-0-2-6)

正直ルメールJがスターズオンアースを選んでくれた時点で簡単な有馬記念になったという印象でしたが、とにかく避けたかった1枠1番と8枠16番のより嫌な方を引いてしまったというのは大きなマイナス要素になってしまったのは事実です

しかし、そのマイナスを加味してもスターズオンアースは強いと判断するかどうかが今回の有馬記念の攻略に繋がると思います

ハナから諦めたような騎乗をするようなルメールJではないでしょうし、やれることをやった上での敗戦となるならそれはしっかり受け止めたいと思いますし今年のG1を席捲したルメール&川田が最内と大外っていうのは面白いなぁと

さすがに本命にはしませんが買わないのは勇気のいることだと考えています


全頭解説で正直疲れきってしまいましたが 笑

レースのポイントとしては

①タイトルホルダーにアイアンバローズがどこまで絡むのか?→アイアンバローズには荷が重いと判断して早めにプレッシャーをかけるのがジャスティンパレスやタスティエーラになるのか?

②インで溜めてプレッシャーの少ない位置に持ち出せる馬がどれになるのか?

③外枠を引いた有力馬たちがどこで動くのか?


このあたりでしょう

まとめてみればこんな短いコメントになりますけどね😊


それでは印ですがこうしました


◎④タイトルホルダー
◯⑬タスティエーラ
▲⑤ドウデュース
△△⑮スルーセブンシーズ
△⑯スターズオンアース
△⑩ジャスティンパレス
△⑭プラダリア
☆②シャフリヤール

いや、半分も買うの??となりそうですね😅

買う中で軽視したのはスターズオンアースとジャスティンパレス

買わない中で最軽視したのはソールオリエンスです

ソールオリエンスは内を器用に立ち回れるような馬じゃないと思っているというとそれまでですが、川田Jの内捌きの上手さは最近痛感しているので痛い目に遭うかもしれません

横山武Jはソールオリエンスについては完成するのは秋以降になるってコメントしてたよなぁとか壮大な前フリはあったり、手塚先生も秋は別馬のように良くなったってセントライト記念の前に言ってたなぁとかあるんですけどね

川田Jは有馬記念で次来るまで買わないって決めてるんで買いません


買い目は色々と考えたいのですがタイトルホルダーを買うなら頭だけにしようかなーとかその辺は非常悩んでます

今のところは

④→②⑤⑬⑮→②⑤⑩⑬⑭⑮⑯ 24点
⑤⑬→②⑤⑬⑮→②⑤⑩⑬⑭⑮⑯ 30点

この辺の買い方はしたいと思っています

当社のスス馬券(スターズとスルー)から
タタ馬券(タイトルとタスティ)へ

変わりすぎですけど良い有馬記念を皆さん楽しんでくださいね

これがダメでも中島記念が、、

それでは東京大賞典の予想でまたお会いしましょう👋🏾

いいなと思ったら応援しよう!