2024 ジャパンカップ の予想
天皇賞秋で上がり32.5という歴代最速のGⅠ勝利記録を更新し短いスパンでの回復や立て直し
また前向きな性格で折り合いを欠くこともあるというドウデュースにとっては叩いて状態が良くなるにつれてその気が出てしまうおそれがある
また、いずれも関東圏への輸送となる秋古馬三冠は美浦所属の馬に大きなチャンスがあるという考え方をしてきた私としては
天皇賞秋のようなパフォーマンスを発揮できるのか?という心配は消えません
ただ、Bコース初週でスローペースの中で完璧な競馬をしたタスティエーラと逃げ粘ったホウオウビスケッツを大外から一気に飲み込んだあの末脚は感動すら覚えましたし
今回はCコース2週目で内外がそれなりにフラットであっても良く伸びるのは外ということであればドウデュースが再度素晴らしい末脚で差し切ってラストランを迎えてもらいたいという気持ちは大きいです
まず天皇賞の反動については調教の立ち上げはすぐだったこと、レース当週を迎えるまでの映像を見る限りダメージを気にするような状態には見えませんでしたし、むしろ状態は更に上がっているようにも見えました
非常にタフな馬であることは最早言いがかりのつけようがありません
次に前向きな気性についても武豊Jはしっかりと折り合いをつけてきましたし、昨年は怪我の影響で天皇賞とジャパンカップは乗れなかったのが全てという気もします
武豊J×ドウデュースは東京コース3戦3勝ということもあり、むしろどれだけ強い勝ち方をしてくれるのかまで期待するべきかもしれません
2000m前後がベストという意見もありますが日本ダービーでイクイノックスに勝利している馬ということ
またスローでもハイペースでも東京では結果が出ていることから強いドウデュースが見れるだろうという結論に至りました
「負けて強し」というレース後の回顧をすることになるとしたら追込馬ゆえに今回の内枠から外への持ち出しで進路をカットされながらも着にきた場合に当てはまる感じか未対戦の馬により高いパフォーマンスを発揮された場合かのいずれかでしょう
早い段階で◎③ドウデュースは決まりました
これは今回前目につける馬が少ない中でかなり落ち着いた展開になることが想定される上でもあの末脚があれば4コーナー過ぎからの追い出しで間に合うだろうというイメージです
では打倒ドウデュースが叶いそうな存在は??
まず二冠牝馬のチェルヴィニアになるでしょう
東京2400m×ルメールJというだけでも人気になりそうですが秋華賞は直線で詰まりながらも進路が空いた一瞬を突いてまさに楽勝と言える突き抜け方でした
秋華賞からのローテということで天皇賞組からは更に2週空くアドバンテージは大きく54kgという斤量も魅力です
何より位置取りの差が1番のメリットになりそうでドウデュースに対して好きなところを選んで運べる脚質でもあります
スローペースで好位で溜められそうなこの馬にとっては展開面の後押しが非常に大きくなるのではないかと
2012 ジェンティルドンナ(オルフェーブル)
2018 アーモンドアイ(キセキ)
6年ごとに3歳の三冠牝馬が活躍してきた背景から二冠牝馬で東京コースが大得意なチェルヴィニアにも大きなチャンスが広がっていそうです
次にチャンスが広がるとしたら不本意な負けレースが続いているもののジャスティンパレスでしょう
有馬記念で1番人気に推されながら不利もあって脚を余す結果になり、宝塚記念では馬場に泣き、天皇賞秋では内側への切れ込みでもたついたり
ジョッキーとの噛み合わせや馬場との噛み合わせによって結果が出せなかった面が決して小さくない部分もあります
まず今回も出負けするとは思いますが今回は来日以降素晴らしい成績をあげているC.デムーロJが欠けていたピースを埋める役割になれば実力的に劣っているイメージもありませんので好結果に導くかもしれません
そして忘れてはならないのがスターズオンアース
昨年はリバティアイランドとの2着争いが8枠17番、その後の有馬記念ではルメールJが頭を抱えた8枠16番と試練が続きましたが
その全てのレースで海外を除けば日本で3着を外したことがない安定感は素晴らしいです
初めて着を外した海外帰りの8ヶ月ぶりとあれば人気を落としても仕方ない面はありますが、これまでの実績を考えると軽視はできません
あとは外国馬について触れておくと
ゴリアット
キングジョージでは確かに凱旋門賞を勝利したブルーストッキングを下したり前走も楽勝でこちらに挑んできましたが、血統的に日本の馬場が合う印象は正直ありません
欧州の馬場であればこの馬がダントツに強いだろうとは思いますが日本ではスローの流れでも欧州馬にとってはそれでも速い流れということは多く先行してもお終いまで速い脚を使えるか?となるとかなり疑問が残ります
オーギュストロダン
GⅠを6勝しているとはいえそのいずれも対戦相手に恵まれている印象が拭えないこと、大レースになると案外な面を見せることから実力的に果たして本当に強いのか??というところです
もちろん合わない欧州馬場でこれだけの戦績なのだからディープ産駒で日本の馬場はむしろプラスになるという見方はできます
ただ東京競馬場での追い切りの動きを見てもGⅠレベルの馬の動きか?となると正直物足りなさを感じたというところ
ラストランへの考え方も変わってきた昨今ですがディープ産駒のラストクロップにそう当たりとなる馬もいなかったことから果たしてどうなんだろう?という印象です
ドウデュースを軸に馬券の組み立てを考えた時に4,6番人気に支持されて初の日本となるとこれらの馬は買い目からは外したい
もう一頭のドイツ馬のファンタスティックムーンの方が速い馬場への適性についてはあるように感じます
これは3着の一角くらいには入れてみても楽しめそうな気はしていますがドバイターフ3着(2着がダノンベルーガ)のネイションズプライドに突き放されたドイツでのレースを見ても果たしてどうなのか?と半信半疑といったところ
やはり穴馬を探すなら日本馬からかなというところで
ドゥレッツァは菊花賞当時のようなレースができれば怖い反面、他の世代との力差はあるようにそれ以後のレースで感じてしまうので切り
ソールオリエンスは良馬場決戦の東京となると決勝線手前で争いに加われるイメージが湧きにくいので切り
シンエンペラーは実力を発揮しきるにはもう少し上がりのかかるレースになる方が良いでしょうが、56kgと世代レベルの高さに加えて位置が取れた時になだれ込む3着はあるかな?というところ
坂井Jが今年世界のいろんな舞台で3着を取ってきたことからも世界の大レースのジャパンカップ でも?というところは考えます
また末脚についても日本ダービーではレガレイラに次ぐ脚を使っての3着だったことから東京がからっきしダメということもないでしょう
あとは数少ないGⅠ勝利馬ではない馬からシュトルーヴェに可能性を見出すかどうか
特に目黒記念でのラストの脚もさることながら重賞2勝以上に評価したいのは東京2400mの良馬場であれば対戦相手が上がっても通用するだけの下地があるというところでしょう
有力馬が外へ集まっていく中に内に切れ込んでの見せ場というものはあっても驚けません
以上から
ゴリアット、オーギュストロダンは消し
ドゥレッツァ、ソールオリエンスも消し
とします
それでは最後に印です
◎③ドウデュース
◯⑨チェルヴィニア
▲⑭スターズオンアース
△△④ジャスティンパレス
△⑤シュトルーヴェ
△⑦シンエンペラー
+1頭なら⑬ファンタスティックムーン
これで勝負したいと思います