2022 羽田盃の予想
大井11R 羽田盃
ダート1800m 右(外)
20:10発走
今週の大井開催は全体的に時計の出やすい馬場で直線も極端な差はないものの外伸びが目立つ傾向
時計が出やすいがゆえに単騎逃げは楽に残ることもある一方で中団以降のポジションからの追込みの方が目立つように感じる
昨日の南関東2冠目の東京プリンセス賞ではインから早めに追い上げを意識しすぎた笹川のクールフォルテの動きを見ながらジワジワと差を詰めながら残り700〜400mで抜群の進路取りを披露した御神本のスピーディキックが直線を向いたところで目下のライバルであるラジオスターとクールフォルテをあっさり抜いて勝ちを確信
クールフォールは残り1000mくらいから進路取りを焦った影響から怪しくなった一方で逃げ・番手の2頭が残り50mまで2,3着争いを演じる粘り込みを見せた
結果的には4角を11番手で向かえたコスモポポラリタが和田のロスの無い立ち回りから直線ラスト100mで外へ誘導して2着まで追い上げた
掲示板が1〜5番人気の各馬で埋め尽くされたものの、実力がそのまま出たのは勝ち馬だけのようなレースでもあったので本レースも人気馬だけでの決着になるかどうかはわからない
第一冠目は果たしてどの馬の頭上に輝くのかデータも含めて見ていきたい
[過去の結果から]
2021
1着 トランセンデンス1.51.5 森泰斗[小久保]
→前走 京浜盃4着
2着 アランバローズ 1.51.7 左海[林正]
→前走 京浜盃9着
3着 ランリョウオー 1.51.7 的場[小久保]
→前走 京浜盃5着
5→2→4番人気決着 3連単30,580円
3番手→逃げ→5番手
2020
1着 ゴールドホイヤー 1.53.3 山崎誠[岩本]
→前走 雲取賞1着
2着 ブラヴール 1.53.7 本橋[佐藤賢]
→前走 京浜盃1着
3着 ファルコンウイング 1.54.0 左海[小久保]
→前走 京浜盃12着
4→2→10番人気決着 3連単106,930円
2番手→9番手→逃げ
2019
1着 ミューチャリー 1.53.5 御神本[矢野義]
→前走 雲取賞2着
2着 ウインターフェル 1.54.5森泰斗[川島正]
→前走 京浜盃2着
3着 ステッペンウルフ 1.55.0 矢野[佐藤賢]
→前走 京浜盃1着
1→2→3番人気決着 3連単1,680円
10番手→5番手→8番手
2018
1着 ヤマノファイト 1.53.7 本橋[矢野義]
→前走 京浜盃1着
2着 リコーワルサー 1.53.9 森泰斗[荒山勝]
→前走 京浜盃6着
3着 ハセノパイロ 1.54.1 的場[佐藤賢]
→前走 京浜盃5着
1→3→4番人気決着 3連単3,960円
2番手→逃げ→8番手
2017
1着 キャプテンキング 1.54.4 矢野[的場直]
→前走 ヒヤシンスS 5着(JRA転入)
2着 ヒガシウィルウィン 1.54.5 森泰斗[佐藤賢]
→前走 京浜盃1着
3着 キャンドルグラス 1.55.5 赤岡[川島正]
→前走 ブルーバードC 3着
1→2→6番人気決着 3連単9,720円
逃げ→2番手→10番手
攻略データ
①前走→11/15頭が京浜盃
→南関東のレースに限れば雲取賞2頭とブルーバードカップからの参戦のため、クラシックトライアル組はほぼ出番なし
※過去10年に遡っても20/30が京浜盃経由
②3着内デビュー地内訳
南関東 15頭
北海道 14頭
JRA 1頭
ほぼデビュー地については南関東と北海道がイーブンだが出走頭数割合では北海道デビュー馬が率では上回る
③騎手的な要因(過去10年)
森泰斗 → 2-3-0-4
御神本 → 2-0-0-3
矢野貴 → 1-0-2-3
本橋孝 → 1-1-1-5
今野忠 → 1-0-2-1
左海誠 →0-2-1-3
山崎誠、吉原寛、石崎駿が1勝ずつ
的場文、真島大、本田重、戸崎圭、川島正、張田京(引退)が2,3着に1回ずつ
※短期移籍の赤岡が2度3着
☆基本は上位騎手を買うべきレースで付け加えるなら厩舎もリーディング上位厩舎の独壇場とも言える
[今年のレース展開]
大井の前哨戦となる雲取賞と京浜盃を続けて逃げ切ったシャルフジンが枠的にも行く構えを見せそうで、シャルフジンが雲取賞でマークしたテンのラップが12.5-11.9-12.4で36.8
ゴール前はいっぱいになったものの今回も逃げ争いをしそうな各馬が刻んだラップより相当速く雲取賞に関してはクライオジェニックは歯が立たなかった
シャルフジンに絡んでいくとなると船橋の快速リヴィフェイスになりそうで昨日の東京プリンセス賞でも森泰斗は人気薄の逃げ馬で敢然と主張しただけに森の出方次第でシャルフジンは番手も含んでの考えになりそう
先行馬はそれなりに多くクライオジェニック、ミゲル、イルヴェント、ファルコンソード、フウトあたりも周りの出方次第ではハナを切りに行く馬がいるかも
シャルフジンが淡々と刻むペースについていくと先行集団からの進出はなかなか厳しそうで、好位から中団で流れに乗れそうなプライルード、リコーヴィクターに対してナッジが溜めに溜めてどこまで弾けるかといった形になりそう
[予想]
◎ 13 ナッジ 矢野貴
100mでも距離が伸びることは良い方に向く
大井移籍後はシャルフジンに連敗中だが逃げ・先行脚質が増えることで展開の助けが加われば逆転可能と見た
◯ 11 プライルード 本田重
前走はやや余裕残しで追走にも苦労したのかあの位置からのキレ勝負では分が悪い
変則的なペースを刻まれる川崎のG1からの休み明けはドライスタウトでも凡走した
距離の不安もあってそこまでの人気にはなりそうにないが上がり目はこの馬が最もあるはず
▲ 12 リコーヴィクター 笹川翼
前走のチューリップ特別はもともとこのレースに向けてのステップとして使われていたレースで本番より2kg重い58kgを背負ってのものなら5ヶ月ぶり叩きとしては十分
昨日は早仕掛けが勿体なかった笹川だが上手く溜めが利けば面白いところ
△ 4 シャルフジン 御神本
この2戦の内容を考えれば1番人気は当然ではあるものの絡まれ過ぎた時にどうかという不安もあるのでこの評価にした
もちろん単騎での粘り込みで3連勝もあり得るが昨日の今日で御神本の気まぐれ騎乗が炸裂することを期待する
他では3着候補にカイル、ミヤギザオウを騎手と共に厩舎力にも注意してマークしておきたいがカイルの前走は展開に恵まれた部分も多くどこまで地力があるか?となると少々疑問が残り、ミヤギザオウは追走ペースが経験したことがない速さになって脚を溜めるどころではなくなる可能性もある
☆ 8 ライアン 今野忠
普通ならカイルの方を買うだろうし小久保厩舎はいつもどんな馬でも怖い
全日本2歳優駿は離れてはいるものの地方馬では最速の上がりを繰り出しており、ここ1番に照準を定めてきたのがこちらであれば侮りがたい
1列目⑪⑫⑬
2列目④⑧⑪⑫⑬
3列目②④⑧⑪⑫⑬⑮
現時点で5/60点はマイナスになるが、まともに考えてもなかなか的中できない南関東ならこれくらい買って夢を見ても楽しめるはず