第26回 さきたま杯の予想

浦和11R
ダート1400m 左回り
17:45発走

スタートからコーナーまで280mあまりで1コーナーまでのペースはかなり速め
逃げ馬に関しては内の方が良いが最内枠の馬はよく出遅れる場面に遭遇し、実際に1枠8枠は他の枠と比較してあまり連対率も複勝率も高くないので人気馬が最内か大外に入った場合は多少疑う形も◯

データ面も含めて馬券を固めていきたい

[昨日の浦和開催]
稍重で前傾傾向でも前は比較的残りやすい
→   逃げ馬 2-4-0-6
→ 4角先頭 6-4-0-2
極端な追込みはほぼ用無しだが前傾で前が止まる展開で3着争いに加わる場面あり
上がりに速い脚を持つ馬の好走が目立つ

小久保厩舎が1日5勝
→ 小久保厩舎は今年は出走なし


[浦和コース持ち時計]
1位 ティーズダンク 1.25.0 良
→ 21 オーバルスプリント(テイエムサウスダン0.4)
1位 エアスピネル 1.25.0 良
→ 21 さきたま杯(アルクトス0.1)
3位 サクセスエナジー 1.25.8 良
→ 19 さきたま杯(ウィンムート0.5)

その他の上位人気になりそうなヘリオス、シャマル、ルーチェドーロ、サルサディオーネあたりは浦和自体が初めてとなる



過去傾向

[好走馬について]
JRA9勝 vs 南関東1勝とJRA断然
→3着までの30頭の比率にすると
JRA20頭 vs 南関東10頭

逃げ馬 3-0-2-5 と複勝率は50%
勝ち時計1.24.9〜1.27.4
その日の水準とペースにもよるがサルサディオーネやシャマルが行く展開ならば1.25.5前後の勝負見込み

近年は小久保厩舎が逃げ差し二段構えで多くの活躍馬を輩出してきたが久々に参戦なしでサルサディオーネとティーズダンクが南関東の大将角として参戦

[人気別成績]
1番人気 5-3-1-1
2番人気 2-3-4-1
3番人気 1-0-1-8
4番人気 1-1-0-8
5番人気 0-2-1-7
6番人気 0-0-1-9
7番人気 1-1-1-7
8番人気 0-0-0-10
9番人気 0-0-1-9
10〜12番人気は3着内なし

[騎手成績]
JRA 武豊 
浦和ダートグレードは8-2-3-6
→そのうち浦和記念4-1-3-0を誇るので4-1-0-6の1400m戦はやや取りこぼしがちと言えるかも

JRA デムーロ
JRA騎手として免許を交付されてからは0-1-1-1で2度の入着はJBCクラシックと浦和記念なので短距離戦になるとやや怪しいかも

JRA 松山弘平
浦和は1-0-0-4と経験自体が多いわけではないがその1勝は4年前にサクセスエナジーで勝利したもの
サクセスエナジーは浦和2-1-0-3で7度目の挑戦となるが、苦手舞台ではないので年齢と近走成績から見切るのは危険かも

JRA 川須栄彦
ダートグレード自体が前回の東京スプリントが初だったので浦和の経験なし
乗り慣れないコースでワンターンの競馬しかしたことのない1,2番人気になる馬となるとこちらも怪しい気配はある

船橋 森泰斗
浦和1400mで最多勝・トップの複勝率48%
2020年に7番人気のノボバカラを導いて勝利
2019年に2番人気のキタサンミカヅキで3着
さきたま杯でも結果を出しているので困るなら入れておいた方が良い騎手

大井 御神本訓史
騎乗鞍数が圧倒的に少ないが複勝率は46%で勝率は森泰斗を上回るので騎乗していれば南関では最も怖い騎手と言える存在

大井 和田譲治
今回の南関の騎手の中では森泰斗に次ぐ成績で勝率は11%程度だが複勝率は32%と高い水準で強い馬に乗ればキチンと結果を出している

大井 矢野貴之
他のコースと比較するとあまりにも成績を上げていないコース及び距離で、それでもよく1番人気に騎乗しているものの人気馬を飛ばすイメージの方が強い


[レース展開]

最初の300m足らずのハナ争いは何が何でもサルサディオーネが外から押していく、シャマルが抵抗するのかすんなり控えるのかで展開は変わるがこの2頭を見る形でヘリオスが続き、さらにヘリオスを見るようにティーズダンクが好機を窺う
サクセスエナジー、エアスピネル、ルーチェドーロはこれらのどこかに割って入るか4頭の後ろでレースを展開

2コーナー過ぎからヘリオスとティーズダンクはじわりと寄せて3コーナー手前ではサルサディオーネに並びかける形で外から先に動かれた場合にシャマルがどれだけ抵抗できるか

4コーナーではエアスピネル、ルーチェドーロはこの争いに外から加わりサクセスエナジーは現状の状態でどこまで迫れるか

あまりにも速いペースで流れればヘリオスやティーズダンクもお終い甘くなるかもしれないが、逃げ先行を見る形でラストは200mしかない直線を巡っての攻防となる


各馬について

1.マイネルサーパス 牡6 秋元耕 10人気
さすがにここでは荷が重く最内閉じ込められて後方から回るだけか

2.ウインハイラント 牡8 加藤聡 9人気
名古屋では重賞勝ちがあるものの前目から抜け出すタイプでここではスピードが違いすぎて置かれて終わりそう

3.バーナードループ 牡5 福原杏 8人気
穴人気するかもしれないがJRAでの後半のレースを見てここでどうにかできる状態に持ってこれるとは思いづらく今後に向けてどう使うか試す一戦となりそう

4.ヘリオス 牡6 武豊 2人気
東京コースで時計の速い勝負向きの馬が高知→名古屋と深い砂に苦しみながらも接戦を演じたので、よりスピード能力が活かせる浦和コースなら前進あって後退なし
コーナー4回の1400m戦にも慣れが見込めるので馬券の軸的には絶対的な存在となる
敢えて重箱の隅を突くなら敗れた馬が兵庫所属のイグナイターというところをどう見るかだが、浦和コースならここにイグナイターが出てたら大きく放して勝ちそうなイメージはある

5.ティーズダンク 牡6 和田譲 4人気
浦和1400m 3-1-0-0でテイエムサウスダンに敗れたオーバルスプリントにしても好位から押し上げて速い上がりを使えたことからコース的にはベスト
今回の大きな敵はヘリオスで、ヘリオスが前2頭を捕らえに行く形になれば4角で出し抜く場面があっても良さそう

6.シャマル 牡4 川須栄 1人気
東京スプリントはやや恵まれた形にもなったがリュウノユキナを抑えての勝利で地方馬場でもやれることは示した
初の4回のコーナーの対応さえこなせば1200mベストでも浦和ならやれて良い
ただ、今回は展開的に直後に控えた馬たちも虎視眈々と狙ってくるので左回りの1400mで右回りの1200mほど上手く行くかどうかが課題になりそう

7.エアスピネル 牡9 デムーロ 3人気
正直もう少し人気は落ちると思ったが、昨年のさきたま杯の1.25.0の残像とかしわ記念は13番枠から不利な形の競馬とあってか人気は上位
武蔵野S以降は中程の着順でのフィニッシュが続いたり勝ち馬からは大きく離されているだけに、単純な力落ちの可能性もあるが9歳でまたもう一度上げることができれば能力はもちろん上位

8.サクセスエナジー 牡8 松山弘 5人気
2-1-0-3の浦和で復活を期すがむしろ得意舞台の高知でダノングッドにも競り負かされる状態では3着一角狙い以上の狙いは立てにくい印象
前の方でレースを運んでしまうと今回もテンのスピードでは敵わないので好位の外から押し上げるような形が取れればといったところか

9.グレートコマンダー 牝8 藤本現 11人気
さすがに名古屋でもこの成績ではなす術なし

10.サルサディオーネ 牝8 矢野貴 7人気
浦和コースも地方移籍後の1400mも初めてでハナを取り切るにはいつも以上に無理をする必要はある
騎手もこのコースは成績が落ちるところなので、ハナを切ったとて浦和得意なメンバー相手に4角先頭の場面があるかと聞かれれば可能性は薄く感じる

11.ルーチェドーロ 牡4 御神本 6人気
良馬場に戻るのは歓迎で1200mよりは1400mの方が上手く運べそう
ただ、2歳時もコーナー4回の門別・園田・川崎ではパンチ不足になる印象が強くコーナー2回の大井コースの1400mに戻るのを待つ方が良い気はする
ただ、脚が溜まれば馬券圏内には来れなかったものの習志野きらっとスプリントやフジノウェーブ記念で素晴らしい脚を使っただけに3連系の紐であれば買ってもというところか


予想

◎ 4 ヘリオス
地方では浦和と門別が最もこの馬に合いそうでシャマルの方が人気であれば積極的にこちらから買いたい
騎手の経験の差も込みで期待は大きい

◯ 5 ティーズダンク
大きな出遅れでもなければまず不発は無いし、出遅れたなら出遅れたなりの脚の使い方はしてくれるはずと見て本命に近い対抗評価とした

▲ 7 エアスピネル
昨年だけ走れればむしろこの馬が1番強かったし対戦メンバーを考えればそうであっても不思議はない
また騎手要因の出遅れがなければここではトップも目指せる存在

△ 6 シャマル
買わないかもしれないが一応印はつけた
前門の女豹に後門の虎や狼が並ぶ形なので正直凡走の可能性も高いと見ている
この小回りコースでしっかりスピード能力を活かせるかどうかだけが鍵

△ 11 ルーチェドーロ
前が止まれば3着くらいであればあって良い
脚が溜まれば驚異的な末脚を引き出せるので課題としては左回りのコーナー4回競馬で脚が溜まるかどうかだけ

消 10 サルサディオーネ
単騎逃げの形になれば抑えておいた方が安心してレースは見れるので抑えても良いと思うし加齢によってスプリント適性上がるパターンもある
ただ、ここは根っからのスプリンター気質もいるのでそう楽な形にはならないはず

消 8 サクセスエナジー
いつ走っても不思議はないというか、さすがに得意条件でもないからと不買の判断をした大井の東京盃でリュウノユキナを抑えて勝利している(あの時は松山が覚醒状態であったことも大きい)ので、ここらで走っても不思議ないが出来ればもう少し人気が落ちた時に狙いたいという欲もあってノーマークとした

3連単
④⑤→④⑤→⑦
④⑤→⑦→④⑤
この4点が大本線であとの8点は抑え

④⑤→④⑤⑦→⑥⑪

シャマル買うならサルサディオーネ買おうかとも考えているがパドックで最終判断は下します

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