2024 菊花賞の予想

昨年の振り返りとしては◎ドゥレッツァはすんなりと決まり2,3着の皐月・ダービー馬が飛んでくれてればかなり大きな馬券になっていたところ

4→1→2人気での決着ということで菊花賞だけの投資は僅かプラスで1日トータルではマイナスといった記憶です

(的中馬券のスクショしかしてませんでしたが・・)

まぁ、サトノグランツを◯にしたところはセンス無いなと振り返ってみて思いました

一応記事を検索いただいたら去年の予想ページは出てくるのでお暇ならどうぞ


[近年の傾向]

①大型馬は苦戦中

馬体重500kg以上の有力(人気)馬の成績

2018 4着 ブラストワンピース 1人気 530kg
2018 9着 ジェネラーレウーノ 4人気 506kg
2017 7着 アルアイン 2人気 520kg
2016 8着 カフジプリンス 3人気 522kg
2015 1着 キタサンブラック 5人気 530kg
2015 2着 リアルスティール 2人気 500kg
2015 3着 リアファル 1人気 506kg
2015 11着 スティーグリッツ 4人気 512kg
2014 16着 トゥザワールド 2人気 520kg



500kg近い馬体重で好走した馬の成績

2023 4着 リビアングラス 9人気 498kg
2022 2着 ボルドグフーシュ 7人気 496kg
2021 4着 ステラヴェローチェ 2人気 494kg
2020 3着 サトノフラッグ 5人気 490kg
2019 3着 ヴェロックス 1人気 490kg
2016 1着 サトノダイヤモンド 1人気 498kg
2014 2着 サウンズオブアース 4人気 496kg


じゃー2014以前は??となると割とデカい馬は苦戦傾向にはありますがちゃんと走る馬は走ってるといったところでして

2015は500kgオーバーの馬しか馬券絡みしていないのでそこまで重視するようなことではないような気がします

レースごとにペースも展開も馬場も違うわけですからね

しかも馬場改修後の京都コースでこの辺が変化していくのかどうかは何年も見ていかないと結論付けられないと思います


ここで何が言いたいかというと

近年の傾向から大型馬受難=ダノンデサイル、アーバンシック、コスモキュランダといった上位勢力にはやや不安なデータといったところ

ショウナンラプンタ、ハヤテノフクノスケあたりも大型馬に分類されますね


コスモキュランダは490kg台での競馬となれば話はまた変わってくるかもしれません


[近年は関東馬優勢]

昨年の1〜3着は美浦所属が独占
3年連続で関東馬勝利中と1990年初頭以来の逆襲傾向にあります

勝率で言えば美浦リード、複勝圏ではイーブンくらいの率となっているので馬券の組み立てでの所属別については深く考えすぎずとも良さそうです


[ダービー馬の苦難]

ネットで拝借したこの表を見れば一目瞭然ですが

菊花賞を制したダービー馬は皐月賞も制しており三冠馬になった馬のみです

ダノンデサイルにとっては大型・ダービー馬という二つの枷が気になるところではありますが、ステップを京成杯から日本ダービーを制したのはダノンデサイルしかおりません

かなり稀な例になったオンリーワンの存在であればこのジンクスも吹き飛ばしてくれそうな気はします

日本ダービーがかなり特殊な内を回った好位の馬に有利なレースになったとは言え、つけた着差を考えるとなかなか「過去の傾向から頭は無い」とは言いきれないでしょう

昨年タスティエーラが初めて日本ダービーから直行して馬券に絡んだように(過去5頭は惨敗)近年の馬作りの進化は過去とは違い、高速馬場に対応するためにいかにフレッシュな状態で挑むかに変化してますからね


古い話をすると皐月賞→菊花賞直行で二冠馬になったサクラスターオーといった例もあるので春からぶっつけとなること自体は大きな割引をする必要もないでしょう

今年のメンバーを見渡すと日本ダービーの2〜5着馬はいませんし

トライアルの内容から夏の上り馬の中に割って入れそうな存在も見当たりにくいです

また、菊花賞でとにかく好枠とされる2枠4番を引き当てたことからも

自信を持って◎④ダノンデサイルで挑もうと思います


[弥生賞との繋がり]

2023 タスティエーラ 2着
2022 アスクビクターモア
2021 タイトルホルダー
2020 サトノフラッグ 2着

ディープにダンスインザダークにナリタトップロードと弥生賞で馬券になった馬の菊花賞成績って実は凄いんです

今年の出走馬はコスモキュランダ1頭のみと大きなチャンスがありそうな予感


[各馬の簡単な寸評]

①ピースワンデュック 柴田
デビューが3月と遅かったものの2着に敗れた後は十分な間隔を取りながら3連勝
底を見せていない上がり馬として魅力も前走接戦のバッデレイトが神戸新聞杯7着と上位との差は大きそう
長く脚を使える点は◯


②ノーブルスカイ 池添
自己条件では走れているし馬場が荒れて他が苦しくなら狙いも立ったが若葉Sで見るべきところなく下がっていったところを見るとGⅠレベルの先行ポジションでは苦しそう


③アスクカムオンモア 北村友
この舞台にたどり着くためにセントライト記念→自己条件勝利
ただ中1週でのこの挑戦は名トレーナーらしくない采配で馬主側からの要望が強そう


④ダノンデサイル 横山典
買い条件もその逆もデータとしては揃っているが元々かなりの奥手で古馬になってからの活躍を見込んでいた陣営としてはこんなに早く活躍するとは思わなかったくらいにはポテンシャルそのものが高いということでしょう

一夏越えて馬体もまた大きくなり調教でもかなり素晴らしい走りをしていたので不安らしい不安もなさそう
日本ダービーもゴール後なかなか止まらずスピードを維持していたので菊花賞でこそかもしれません


⑤ハヤテノフクノスケ 岩田望
青森産としてかなり活躍していると思いますし距離も長くなる分には良さそうで奥手そうな血統背景からも全くダメとは思えない存在です
総合能力を考えたところ印を入れるには至りませんでしたが来年くらい期待してみたいです


⑥ミスタージーティー 坂井
栗東からの中京を遠征と捉えるのは無理がありますが負けたのは遠征のみで阪神・京都での二戦は勝利していることから近場なら覚醒するかもしれません
明確な敗因が陣営も掴みきれてなさそうですが半兄のサトノルークスは皐月14着・ダービー17着から巻き返して菊花賞2着になったように血の力は時として怖さを発揮することも?


⑦ビザンチンドリーム シュタルケ
出遅れはほぼ100%するのでポジションはいつも通り後ろからになるでしょうから長い脚を使ってどこまで追い込めるかというところになるでしょう
きさらぎ賞は当時のメンバーレベルもあったかもしれませんが末脚は鮮烈だったと今でも思いますし持ち味が活かせる展開になるかどうかでしょう


⑧ウエストナウ 西村
神戸新聞杯があまりにも案外だった点をどう評価するかですが京都新聞杯当時と比べればまっすぐ走れていたとは思います
デビュー戦の強さは認めつつも成長力には疑問が残るあたりを2度目の騎乗で鞍上がどう導くか


⑨コスモキュランダ デムーロ
初の関西遠征となった京都2歳Sのイメージがつきまとってしまいますが3歳になってからのこの馬の成績から2度目の輸送は難なくクリアしてくれるでしょう

皐月賞馬以上に好成績を挙げているのが弥生賞馬というところは大きな後押しになりそうですし、ロングスパートはお手のものなので距離の融通がなんとかなればといったところでしょうか


⑩メイショウタバル 浜中
逃げるつもりはないとインタビューで答えられていますが行くしかないでしょう?というのがファンの正直なところ
馬場が渋ればかなり面白いところでしたが良馬場開催濃厚になったところで折り合いをつけてどこまで粘れるかといった展開になるでしょうから、大逃げになって後ろが脚をなし崩しになくしていく形を作りたいはずです

追い切りでは全く折り合いがつかなかったと浜中Jもインタビューで答えられているのでトライアルを叩いたことで馬に気が入りすぎていないことを祈りたいです


⑪ショウナンラプンタ 鮫島駿
神戸新聞杯では馬場に脚を取られながら後方から唯一追い上げてきたように長く末脚は使えるタイプでかなり面白い存在になりそうです
ただ右回りになるとコーナーで左に張りながら回るという明確な弱点があるので鋭角に曲がるような京都コースは本来向かないような気はします


⑫シュヴァルツクーゲル 松山
弥生賞組という点以外は上位との競馬内容に特に見どころはなく評価材料はあまりありません


⑬アーバンシック ルメール
スローの上がり勝負になれば確実に来ると思いつつダービーがそういった展開で見せ場なく終わったのは右回りが得意だというところがあるかもしれません
セントライト記念は強かったですが最内で前に壁を作りながら溜めに溜めて狭い隙間を内から抜けてきたようにこの枠から同様の競馬ができるかどうかというところに注目しています

バラけやすい菊花賞では溜めきれずといったところは考えておいた方が良いかもしれませんがルメールJの菊花賞の成績はとにかくエグいのでよくわからない理由で切るのは避けた方が良いでしょう


⑭メリオーレム 藤岡
キレこそありませんが長く脚を使えるので後方待機が続く展開だとキレで凌駕されてしまう恐れがあり小倉2600m戦の時のような積極的なレースが求められます

代打騎乗とはなりますがメイショウタバルのペースで他の馬のキレが封じられるようならむしろチャンスとなりそうな一頭ですし血統背景と厩舎力がいかにも長距離向きなところが個人的には見直すべき1頭という存在です


⑮エコロヴァルツ 岩田康
人気なさすぎというのが率直な印象ですがこの手の馬は思いきった逃げか離れた後方といった戦法しか取れないので勝ちきったり馬券内を考えるのが難しいタイプというところでしょうか

ただ、皐月賞・ダービー共に一桁着順で今回の出走馬で考えれば共に3番目の着順ですからノーチャンスには見えない困った存在ではあります

⑯ヘデントール 戸崎
新馬はジャスティンミラノの2着でセントライト記念4着のヤマニンアドホックは1勝クラスで引き離して勝利しているので能力は相当高いのは間違いありません
青葉賞8着が柱を汚してしまっていますが、レースVTRを見てもなぜ陣営がこの鞍上を乗せたのか理解に苦しむ内容なので気にしなくて良いと思います

今年の戸崎Jはジャスティンミラノで皐月1着→ダービー2着でヘデントールと挑むことになりますが・・

エフフォーリアで皐月1着→ダービー2着→菊花賞をタイトルホルダーで挑んで1着のあの頃の横山武Jみたいだなーなんて思ってます

違いは春に実績を残せていたかどうかなので全く被るわけではありませんが、この手のジンクスってあるので戸崎Jにはむしろ頭での期待をする手はあっても良いかもしれませんね


⑰アドマイヤテラ 武豊
個人的にはかなり高く評価しています
レイデオロ産駒は距離を伸ばすごとに成績も安定していますし母はハーツクライ産駒でオークス3着のアドマイヤミヤビと距離適性に関してはむしろこの馬が1番高そうだと感じています

肝心なレースで枠に恵まれないのはもう陣営も慣れたでしょうからステイヤーとしての才能を開花させて春の実績組にどこまで迫れるか楽しみにしたいです

⑱アレグロブリランテ 横山和
激流が生まれるならその一因となりそうな存在でコーナーまですぐの大外枠とあれば行くしかなさそうな気はしています
仮に理想の位置を取れたとして好走イメージは湧きません


レースまでの時間もないので結論です

◎④ダノンデサイル
◯⑨コスモキュランダ
▲⑪ショウナンラプンタ
△△⑯ヘデントール
△⑰アドマイヤテラ
3着候補
⑬アーバンシック
⑭メリオーレム

今回強いて言うならアーバンシックを2着以上で買わないというところだけで他は順当な印になったと自分でも思います

⑨コスモキュランダと⑪ショウナンラプンタに高評価をした点についてはもう一つジンクスがありまして、戸崎Jと浜中Jが菊花賞に同時に乗ると浜中Jの隣が勝つジンクスがあるんですね

2013 ③エフフォーリア
→ 浜中④フルーキー

2015 ④キタサンブラック
→ 浜中⑤ベルーフ

2018 ⑪フィエールマン
→ 浜中⑫コズミックフォース

と、いうことで最初はショウナンラプンタ◎にしようかと思ったんですが単純に各馬のこれまでのレース見てみると結果の印となったというところです

買い方に関しては今から考えるのでこの辺りで👋🏾

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