2022 優駿牝馬(オークス)の予想

東京11R
芝2400m Bコース
15:40発走

[予想の前に]

まず桜花賞の振り返りについて簡単に
Twitterでも呟いたが桜花賞組に関しては1〜11着までの馬はオークスでは距離適性と枠次第でなんとでもなりそう

新聞を買う人なら桜花賞◯◯着だから・・という見限りは早計だと思うし、外枠から良い脚を使った馬がインを使える競馬だったら結果はまた全く違うものになっていたはず

感想としてはあそこまでインの馬にしか出番が無いGⅠを久々に観た、くらいの感覚
着順による評価の上げ下げは少なくとも10着までの馬には行わないことを決意した


[馬場状態について]

土曜の競馬中継を観ていての疑問は前が止まらないを連呼している解説
前3F36.3の超スローの2勝クラス1400mはある種異常なラップだったことを考えれば前が止まらなくて当然でラップも全体的時計も遅い
出入りの激しいレースになったメインのメイSも蓋を開けてみればラップそのものは速くもなんともなく、しっかりと脚を溜めて待った馬が上位に来たレース

向正面に関してはインは使えるものの3〜4角の内2頭分くらいは見た目にも痛みが激しくそこを通った馬は伸びきれない場面が見れたので、インの馬も徐々に外側誘導から直線は内ラチから4〜5頭分から外の進路であればきちんと伸びる

オークスは2012,2013が前傾のHペースではあったが、2013は短距離の逃げ馬クロフネサプライズが刻んだハイラップが原因
それ以降の8年はS〜Mペースで推移して道中で動きを見せる馬もおらず今年のメンバーを見渡しても積極的に飛ばすタイプも居ないのでHペースを考える必要は無さそう

と、なれば外外を延々と回らされる極端な追込馬に関しては評価しにくいというのが本音で、プレサージュリフトやナミュールに関しては東京替わりで巻き返しが大いに期待されるものの頭までの期待は少し厳しいか



[過去データ]

1.前走経由

桜花賞 7-5-4-63 20.3% 中5週
フローラS 1-4-3-37 17.8% 中3週
忘れな 2-0-1-8   27.3% 中5週
条件戦 0-0-1-15   6.3% ※中2週
フラワーC 0-0-0-7            0% 中7週

今年は参戦なし
スイートピーS 0-1-0-15  6.3% 中2週
皐月賞   0-0-1-0 100% 中4週

条件戦から唯一の絡みはハギノピリナの矢車賞(阪神2200m 中2週)からの参戦で、ハギノピリナは4/17デビュー戦の阪神2200m→(中1週)から6週間でのGⅠ3着と3歳クラシックであまりにも前例が無い好走馬の為、特例レベルで頭に置いておいた方が良い
(ローテがキツくて割引という概念を消すには良い例かもしれないが)


☆PICK UPデータ
桜花賞出走馬でクイーンC→桜花賞のローテで桜花賞3着内の馬はオークスは勝利こそないものの0-2-2-1と複勝率80%の好データを誇る

⇒ スターズオンアースには追い風データ


2.馬番別成績

大きな特徴としては1,2,5,7枠からしか勝ち馬が出ていないことが挙げられる
実力馬で外目のゲート番になった馬が追い込むも届かずのシーンもよくある

  着別度数 勝率 複勝率
1番 0-2-0-8   0.0% 20.0%
2番 1-0-2-7     10.0% 30.0%
3番 2-0-1-6     22.2% 33.3%
4番 1-0-0-8     11.1% 11.1%
5番 0-0-2-8       0.0% 20.0%
6番 0-0-0-10 0.0%   0.0%
7番 0-1-1-8    0.0% 20.0%
8番 0-0-1-9       0.0% 10.0%
9番 2-1-0-7     20.0% 30.0%
10番 1-2-0-7   10.0% 30.0%
11番 0-0-0-10  0.0%   0.0%
12番 0-0-0-10  0.0%   0.0%
13番 2-2-0-6      20.0% 40.0%
14番 1-1-1-7      10.0% 30.0%
15番 0-0-0-10   0.0%   0.0%
16番 0-1-1-8        0.0% 20.0%
17番 0-0-1-9        0.0% 10.0%
18番 0-0-0-10   0.0%   0.0%


3.人気別成績

桜花賞までの戦績上位組がしっかりと結果を出す傾向にあり、とりわけ1〜3番人気の勝率が90%と9番人気で勝利した2013メイショウマンボ以外については人気馬が期待に応えている
       着回数 勝率 複勝率
1番人気 5-2-1-2     50.0% 80.0%
2番人気 1-3-3-3     10.0% 70.0%
3番人気 3-0-1-6     30.0% 40.0%
4番人気 0-1-0-9   0.0% 10.0%
5番人気 0-1-1-8   0.0% 20.0%
6番人気 0-1-1-8   0.0% 20.0%
7番人気 0-1-0-9  0.0% 10.0%
8番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0%
9番人気 1-0-1-8   10.0% 20.0%
10番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0%
11番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0%
12番人気 0-1-0-9   0.0% 10.0%
13番人気 0-0-1-9   0.0% 10.0%
14番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-1-9   0.0% 10.0%
17番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-8   0.0% 0.0%

過去10年と限定すると1〜3番人気馬が一頭も絡まなかった年は無くほぼ上位人気3頭のうちどれかは必ず来るという見立てで良い

1〜3番人気が揃って表彰台独占は1回のみではあるものの8/10は2頭が来る堅めのGⅠということも頭に入れておきたい

極論を言えば軸は1〜3人気のどれか1頭に決め打ちしてしまって良い

3連単の1着列のところもこの3頭をとりあえず塗っておけば紐抜けでのハズレはあってもどれかの頭は9割方拾えるといったデータとなるが、好位から抜け出すタイプの伏兵が今年は気になっているのも事実

単勝215倍の16番人気ハギノピリナが3着に来たのが昨2021年のことなので印象に残っている方も多いと思うが、1.前走経由でも触れた通りスタンド前発走の中距離戦の経験も活きた可能性はある

☆PICK UPデータ
前走で勝利なくオークス当日10番人気以下の馬は延べ60頭以上が着外で馬券圏内なし

⇒ベルクレスタが9番人気に留まったとしたら該当するのはサウンドビバーチェ、ホウオウバニラ 、ライラック、パーソナルハイ、シーグラス、ピンハイ、ニシノラブウインクの7頭が該当


4.桜花賞組の巻き返し

過去、前走で4着以下に敗戦した馬がオークスで巻き返した例を挙げる

2021 アカイトリノムスメ
桜花賞4着(4人気) → オークス2着
2017 アドマイヤミヤビ
桜花賞12着(2人気) → オークス3着
2015 ルージュバック     
桜花賞9着(1人気) → オークス2着
2013 メイショウマンボ
桜花賞10着(4人気) → オークス1着

この4例に共通する人気で桜花賞を裏切った馬に該当するのは以下の3頭

サークルオブライフ 2人気→4着
ナミュール 1人気→10着
プレサージュリフト4人気→11着

脚質的に過去のどの馬ともダブるところがありそうな各馬だけにこれらの巻き返しに期待する手もある

※サークルオブライフに関しては1人気が確実なのでこの項目に入れるのはどうかという思いもある


5.騎手成績(複勝率)

ルメール 2-1-0-3  50%
デムーロ 2-0-2-3 57%
池添謙一 2-1-3-6  50%
武 豊  3-3-3-19 32%
福永祐一 3-1-1-13  28%
川田将雅 1-2-0-6  33%
吉田豊  2-0-0-11 15%
横山典弘 1-3-0-18 18%
戸崎圭太 0-3-0-6  33%
石橋脩  0-0-1-4  20%
松岡正海 0-0-1-10 11%
三浦皇成 0-0-0-9   0%
吉田隼人 0-0-0-2   0%
Dレーン 0-0-0-1   0%
横山武史 0-0-0-1   0%
横山和生 初騎乗    
野中悠太郎 初騎乗
高倉稜  初騎乗

人気にかかわらず走らせるでデムーロ
人気になってしまうルメール
3人気勝利の川田
5人気2着の戸崎
7人気2着の横山典
6,9人気で3着の池添と松岡

過去10年であればここら辺りの騎手のイメージが強い

☆PICK UPデータ①
福永がオークスで最後に勝利したのは2007年のローブデコルテ、馬券に絡んだのは2009ジェルミナルでの3着が最後
※2018年には11番人気のレッドサクヤを4着に持ってくるあたりはさすがの一言

2004〜2007のオークスで3勝2着1回という驚異的な短期成績を誇るものの牝馬限定重賞においては近年単勝回収率も50%前後と決して「牝馬の福永」という格言が生きているとは到底思えない

⇒エリカヴィータには少し苦しくなるデータかもしれないが、今年福永が制したGⅠは全て乗り替わりでのものだけに怖さは残る


☆PICK UPデータ②
2019〜2021年の牝馬限定重賞における単勝回収率で脅威の257%という数字を誇るのが吉田隼人で美浦所属でありながら主戦場を栗東に移してからの充実ぶりが顕著である
複勝回収率が100%を超えていないのは秋シーズンでソダシらを沈めてきたことから仕方ない気もするが、春シーズンの牝馬重賞の吉田隼人からは目が離せない

⇒ ベルクレスタの結果には大いに期待が持てそう


[各馬について]

1.ウォーターナビレラ 武豊 7人気
2400m対応が最大の鍵となるだけに再内枠を引き当てたことはプラスだが3角前にはインから離れたい
メイチで挑んで僅か勝利に届かなかった桜花賞からの上積みがあってどこまでというところだが、レース後すぐにオークスへの手応えを掴んだと陣営が語る以上は参加するだけで終わるつもりはないだろう

だがこの馬よりは買えると思う馬が少なくとも9頭いるのでスピード先行型で1400mで強い競馬をしているこの馬にはとても手が回らない

☆PICK UPデータ
過去10年で桜花賞を前走時−10kg以上の馬体減で挑んだ馬のオークスの成績は0-0-0-11と桜花賞優勝馬のローブディサージュやアユサンも該当したこの条件をどうクリアできるかが課題となりそう


2.スタニングローズ  レーン 10人気
意外と頭数がいない父キンカメ×母父クロフネの血統で、父としてのクロフネ産駒は2000mを超えるレースは壊滅的に苦手だが母父としてはむしろ2000m以上のレースでその血が活きている・・というのはあくまでもサンデー系配合での話で全兄のバンゴールも1800mまでの馬だったことを考えるとキンカメ×クロフネ配合で大した馬が出なかった底力の無さのようなものは大いに気になる

スローの展開になれば過去に様々なコースで上がり最速や上がり2位を計測しており好位からの競馬でもそこそこの脚を発揮できるので、メンバー最多タイの3勝を挙げているだけにインで上手く立ち回ることで掲示板以上の結果に導きたいはず


3. アートハウス 川田  3人気
忘れな草賞を加速ラップで勝ったからといってそこまで評価を上げる必要があるかこの1週間とても悩んだ
桜花賞馬に引き続き乗れるチャンスがあったスターズオンアースを蹴ってでもこちらを選んだ騎手の母パールコードで達成できなかったGⅠ制覇への思い入れも込みで期待
私自身も2016年の秋華賞で本命にした馬の子供が母が出走権を有しても出走しなかったオークスに挑むのもまた一つのロマン

阪神2000mしか使っていないので広くて直線の長いコースでどうなるかは未知数だが、観客のいるスタンド前でのスタートを3度も経験しているのは1600mやスタンド前発走を経験していない馬に対しては大きなメリットになりそう

レコード決着で蓋をされて嫌がったエリカ賞を度外視すれば加速ラップで上がり勝負となった忘れな草賞と新馬戦の内容は大物感たっぷりで共に川田が手綱を握っている点も魅力

Bコース替わりの2週目で前々から競馬できる強みを活かせば同じ父で好走したウインマリリン以上の結果も狙えるはずだし、スクリーンヒーロー自身もその産駒のモーリスらも突然変異的に強くなったイメージが強い
クラシックメンバーと未対戦なので未知の魅力がある上にこの馬の成長期が今ならとんでもなく強い可能性もありそうで偶数枠ならなお良かったが自然と4,5番手の中ほどを進めそうな枠もベストな気はする


4. ルージュエヴァイユ  池添 6人気
結果としてフローラSは1枠が仇になった感もあるが1枠を引いてあの競馬はどうなのか?ああいう競馬しかできないのでは?という気もする
フローラSが前残りの中で直線の脚が際立っていたのは確かだが、ここで勝ち負けとなると好位追走の勝ち馬エリカヴィータと0.4秒差の上がりではよほど前が崩れなければ台頭は厳しい気もする

代打騎乗で池添起用はかなりの魅力で外を回るのがほぼ確実なプレサージュリフトよりもこちらを上位に取ることも考えたが、この馬にとっては多頭数の内枠では馬群を縫うように上がる際にもたつくイメージが湧いたので、極端にスローよりは早めに脱落する馬が出てくるような流れる展開が良さそう
その辺りだけクリアできれば十分勝負になって良い


5.サウンドビバーチェ  石橋  14人気
血統面からは母系を遡れば距離対応できそうなイメージはあるものの、兄姉にマイラーやスプリンターが多くモンジューのようなサドラーズウェルズの血が合わせることで距離対応可能に見える
ここ1番でビックリするような馬を持ってくる騎手に期待する手は無くもないし、少なくとも短距離馬の調教だと思えば追い切りの動きは質内容ともに抜群だったのが不気味

とは言えマイルの流れで引っかかって馬券内に粘れなかった馬がチューリップ賞→桜花賞パスでここというローテのあの調教が良い方に向くかとなると疑問
あれだけ気合い注入の追い切りをこなした上に輸送も加わって果たして折り合いがつくのか、無理矢理にでも馬の後ろに入れようとして余計に喧嘩しそうな予感が大きすぎる


6.サークルオブライフ  デムーロ  1人気
折り合いに不安がほとんど無いのが最大の強みで距離が延びることに対する不安は考えなくて良いはず
桜花賞の極端な内有利のトラックバイアスを8枠16番からねじ伏せる競馬で差し込んできた脚を見れば単純な力勝負になればこの馬に勝てる馬がいるとは思いにくい

チューリップ賞のように出していく競馬が今ひとつというジャッジが世間の声のようだが、休み明けであれなら上等でVMのようにある程度前に居ないと話にならないようなレース展開を見越してある程度前々で運ぶ可能性もあって良い

桜花賞で10〜18着の馬の9頭のうち実に7頭が10〜18番の馬であったことを考えても、本馬の4着は異常な好走と言って良い
アルテミスSでの東京コースの走りを見れば800m距離が伸びることで圧勝まであって良いと個人的には考えるので人気でもこの馬から買いたいと思う

あとはそんな呪いは無いと思いたいが生涯収支マイナス1億円くんと言われる「あのお方」が本命にしないことを祈るのみ
そして2022年のGⅠでは未だ1番人気が未勝利というダブルの呪いが作用した時にとてつもない出遅れや落馬寸前の躓きのようなアクシデントのみ心配


7.ホウオウバニラ  横山典  17人気
1勝でよくこの舞台に立てたという意味ではこの幸運に期待する手か
VMでは横山典の脅威的な成績について触れたが、先述の通りオークスでの成績となると数を経験している騎手の中では相当低い部類

よほどのことがなければ気にする必要もないと思うが、後方ポツンをしてスピードスケートのショートトラックのようにみんなが競りすぎて余力が無くなったりしたら・・


8.ナミュール 横山武  4人気
桜花賞は仕方ないにしてもデビューから12kg減らして桜花賞に挑んだ点はやはり不安
2度坂路をびっしり追われているので馬体減りの心配は無いのかもしれないが、せめてデビュー戦近くまで身体は戻した方が良いと思う
赤松賞では桜花賞馬を遥か置き去りにしただけに末脚が活きるなら上位を期待したくなるが、横山武の春シーズンの騎乗を観ていると昨年とは別人のように思える点も不安

ハービンジャー×ダイワメジャーの配合は頭数の絶対数が少ないものの、いかにも芝2000mという結果も出ているだけに春シーズンの3歳戦なら距離はおそらく大丈夫

あとはスタンド前発走でリズムに乗っていけるかどうかだが本来持つポテンシャルが発揮されれば頂上を目指せる素材

☆PICK UP CURSE(呪い)
残念ながらあのお方の本命だそうです。。
1着固定だそうです。。


9.エリカヴィータ  福永  5人気
フローラSは逃げ馬を見ながら楽に追走して直線では左右の馬に挟まれたり壁になったりでなかなか追い出せなかったので上がりの時計自体は平凡に見えるが、狭いところを割る根性もあって抜け出してからはゴール前でムチを数発使っただけで抜けてからの脚もしっかりしていた

本番に向けてお釣りも残せたと見て十分買える存在になった印象で桜花賞組になんら遜色ない実力も持っているかもしれないが、あそこまで楽なレースが展開できるかとなると若干過剰人気に見えなくもない


10.ラブパイロー  野中 18人気
ゲートに入れただけで良かったと思うくらいで良いのかな?という感
さすがにここでどうとは言えない


11.ベルクレスタ 吉田隼 9人気
2度の着外がGⅠということを考えるとキャラ的にはGⅡまでで力を発揮するタイプの馬と取られかねないが、2度のGⅠは共に右回り阪神コースで桜花賞に関してはトラックバイアスに加えて直線では外から被されて窮屈になりながらラスト100mの脚は勝ち馬に匹敵するものがあっての0.2秒差であれば冒頭にも言った通り着順は全く気にならない

好位でのレースでも後方で溜めて脚を伸ばすレースでも好走しているがマイルは少し忙しすぎる可能性もある
むしろ着順によって人気にならないのであれば最も食指が動くし胴長の大跳びが距離延長で大いにハマる可能性を信じて本命にしても良いレベルと感じている

問題は阪神JF,桜花賞に続きオークスでも死に枠とされる6枠に入ったところだけで、須貝×吉田隼の2週続けてのタッグ王者という可能性の薄さは逆に魅力


12.ライラック 横山和 13人気
仮にも重賞ウイナーで桜花賞馬を差し切ったのだからハマれば良いところはあるかもしれない
ピンかパーの一走置きの好走パターンにも一定の怖さはあるが、中山の時のような好走まであるとは思いにくい


13.パーソナルハイ 吉田豊 11人気
フローラSがもう少し粘らなくてはいけないラップ構成と内容だったと思うだけに逃げれたとしても追走してくる馬のレベルも上がることで残り目は考えにくい気がする
フラワーCから直行の馬もいる中で桜花賞→フローラS→オークスの強行軍は時代が30年くらい前かスマホアプリの擬人化ゲームかの競馬に感じてしまう

☆PICK UPデータ
オークスで逃げた馬は0-0-0-10と過去10年で粘り通せた馬は皆無なだけに同型は少なく前が残りやすくともゴール前まで無事にいれるとは思いにくい


14.シーグラス 松岡 16人気
小倉での好走でここに辿り着けたが広いコースでの力比べとなると厳しそう
アートハウスとの直接対決となった前走があまりにも良いところがなく、今回は下から2番目に消す評価となった


15.ピンハイ  高倉  12人気
心情的に最も応援したいのはこの馬だが木曜追い後の体重が402kgと桜花賞後に更に減ってしまっている
デビュー戦の420kgから減る一方でナミュール共々これだけ減らし続けるのが良いとは言いにくく、この馬に関しては初の関東輸送もあることを考えると怪我なくこなしてほしい

小さい馬で根性もあるからぶつけながらでも圏内に浮上してきたここ2戦は内有利のトラックバイアスあってこそ
距離を考えるとこの枠からこの血統の馬が果たして何ができるか


16. プレサージュリフト 戸崎 8人気
出遅れから大外ぶん回しの桜花賞はトラックバイアスも重なりどうしようもなかった感
長いこと戸崎J乗れてないなという印象はルージュエヴァイユでも感じるところだが、前々で流れに乗る馬に直線で良いところを通って強襲するのはこの馬になりそうなイメージ

枠がかなり外になったが前に行くタイプの有力馬がかなり内に居るのはこの馬にとっては良かったかもしれないし、レースを見返せば東京コースでの衝撃的な二走は共に外枠から
多少の出遅れがあってもこの馬らしい脚を繰り出せば圏内浮上どころか頂上を狙えるところまで巻き返しは可能のポテンシャルがある

あとは桜花賞で輸送もあったからか走る前から気が乗らず身体を使えなかったそうなので、関東圏でのレースでも桜花賞時からは状態が上がっていないと厳しいか


17.ニシノラブウインク 三浦 15人気
おそらく全く人気にならないし良く言えば欠点が無い反面で悪く言えば強みがそれほど無い
ただ、ボロ負けするような弱い馬ではないので3着流しやワイドのような馬券が買える人は抑えてみてもといったところ
これまで騎乗してきた騎手とその結果からオーナーからも大きな期待はかけられていそうだが、思いきった騎乗ができる騎手の起用があれば個人的には買っても良かった感


18.スターズオンアース ルメール 2人気
桜花賞の直線ラストは並の馬なら怯んでしまうくらい狭い間を選択
抜け出しを図った際にピンハイ起因の玉突きで左右に馬体を何度もぶつけながら伸びきった内容はさすがも東京コースのように広く長い直線での再現となると疑問は残る

祖母はフランスオークス馬で叔母のソウルスターリングもオークスを勝っている血統だけに魅力は十分なものの東京コースでの過去の走りを見ても右にモタれる馬なので右回りの方が明確に良いはず
鞍上も最終追い後には自信があるとコメントしていたが、その後の枠順発表でこの枠になってしまいどのようにエスコートするか注目

海外で日本馬で重賞を勝ちまくっているもののJRA重賞は未だ年内未勝利のルメールにとってはこれ以上ない馬が回ってきた感はあるが、この馬のこれまでの競馬を観ればよりにもよって2400mの大外枠というのはあまりにも大きな試練


[レース展開]
無理して行く馬はおらず、パーソナルハイが逃げてウォーターナビレラやスタニングローズ 、サウンドビバーチェ、エリカヴィータといったあたりの追走
アートハウスはここらの流れを見ながら後方を警戒しつつの好位あたりでベルクレスタもこの辺りにはつけておきたい

中団から後方で流れに乗りたいサークルオブライフ 、ナミュール、プレサージュリフト、ルージュエヴァイユあたりはアートハウスの動き方を見て徐々に中程の進路を目指す

3角から4角で内の進路が空くのでそこに入り込む馬が出てこなければ直線は5頭目から外にずらっと広がった中からどの馬が抜け出してくるかという展開になりそう

少なくとも直線まで動きの少ないレースになれば後ろからの追い込みは届いても2,3着といったあたりで好位から中団で上手く進路取りできた馬のVとなると見込んでいる


[予想]

◎ ⑪ベルクレスタ
死に6枠以外は買わない理由を探す方が難しかった
半姉(ステイゴールド)のアドマイヤリードはVM勝利があるもののマイルベストだったがこの時期にGⅠを制覇しており、ベルクレスタも右回りより左回りが良いのは明らかで跳びの大きさから距離延長で楽しみもある
2世代目で2頭のGⅠ馬を輩出したドゥラメンテ産駒が桜花賞とは違う馬でオークスを制覇する流れがあっても


◯ ③アートハウス
昨日時点で本命だったし評価を落としたというよりもレースVTRとパトロールを見るほどにより買いたくなった馬がいたという対抗評価
川田は桜花賞→NHKマイルCと3歳GⅠを勝利しており、忘れな草賞を勝利した時点で桜花賞馬よりこちらを優先した理由は血のロマン以外にどうしてもある気がする


▲ ⑥サークルオブライフ
出遅れと位置取りに苦労してしまう面が出た時のみ心配も一昨日までは自信の本命のつもりだった
オークス男のデムーロもこの馬で取りこぼしが続いているので今度こその思いが強い
心配しているのは右回りの方が合っていた時だが東京コースならこなしているので大丈夫だろう


△△ ⑯プレサージュリフト
キャリアは4〜6戦目でここというのが最も今のオークス好走馬のトレンドであり、今回のメンバーで最も東京コースで印象に残った脚を使ったのは自信を持ってこの馬と言えるので4番手として2着まで買うことは早々に決めれた
あとは戸崎というキャラも考えて頭まで買う気はないが頑張りすぎた時が心配


※ここからは3着候補だがパドック次第では2着まで考えたい馬


△ ⑨ エリカヴィータ

△ ④ ルージュエヴァイユ

△ ⑧ ナミュール


一列目③⑥⑪
二列目③⑥⑪⑯
三列目③④⑥⑧⑨⑪⑯

これで45点になるので④⑧⑨のどれかを2着に入れて60点という形にして買いたい
※粗○品の本命を先に聞いてしまったのでナミュールは全消しで36〜48点にしても良いかな?とか⑧を⑱スターズオンアースか調教抜群の⑤サウンドビバーチェのドゥラメンテ産駒たちにしてしまっても良いかな?という思いもある


☆おまけ
時事ネタなら4630万円ネットカジノ使い込み問題があったから4→6→3みたいな決まり方は1点だけ抑えてみても面白い・・かもしれませんね


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