東京スポーツ杯2歳Sの予想

東京スポーツ杯2歳S
東京11R 
芝1800m 15:30発走

12頭中1戦1勝が6頭、折り返しの未勝利勝ちの2戦1勝が2頭と3/4近くを占める

この手のレースを予想するときの決め手
①レースVTRとパトロールVTRの見直し
②新馬戦対戦メンバーのその後の成績
③3戦以上経験馬のレース内容の変化
④チョイスした馬の中から少しでも配当が跳ねることの願望

1→2→3人気の3連単でそこそこつくなら買っても良いが、それが10倍台や20倍台であれば敢えて外して買ってみるのが自分のやり方
少なくとも1勝馬の頭固定で大金をドン!は怖くてできない


①レースVTRとパトロールの見直し
→ 大物感溢れる走りで新馬戦を勝ち上がったのは1.イクノイックスと10.アルナシームの二頭でタイプは全く異なるが逃げようと思えば逃げれたイクノイックスは内で抑えて外の馬を行かせた内で我慢した後にコーナーを曲がった後もほぼ抑えたまま軽く気合いをつけられて抜け出した後は必死に追う他馬を嘲笑うかのようにノーステッキで1秒差の圧勝
アルナシームは後方3番手で淡々と12秒台を刻むレースで外々を進み、残り800mで軽く促すだけで抜群の反応を見せてずっと外を回して4角で先頭に並びかけるとこちらもノーステッキでほぼ追う場面なく後続との差を一方的に広げた
広い東京コースになる点はイクノイックスもアルナシームも大丈夫そうで、3〜4ヶ月の間隔が空いた点がこの二頭の場合はどうなるかだろう

注目したいのは3.アサヒと8.グランシエロの二頭に注目したい
アサヒは常に出遅れの不安が付き纏うものの僅かに新馬戦で敗れたジオグリフ(札幌2歳S勝ち)と先着したアスクビクターモア(アイビーS3着)との比較でも上位二頭に遜色ないくらいの実力は秘めているし、2戦目でアスクビクターモアを捕えきれなかったのは大きな出遅れが影響したもので最後方からよく差を詰めただけに余程の大きな出遅れが無ければ経験を糧に好勝負必至だろう
グランシエロも新馬戦で2着に敗れたが突き放した3,4着馬がすぐに次の未勝利戦を勝ち上がっているようにレベルの高いメンバーでのもの
新潟での未勝利戦は一頭だけ別次元の脚で回ってきての圧勝だったし、アイビーSが前半飛ばした後に一気に緩むレース展開の中で上がり最速で駆け上がって最も強い競馬をしての2着でこちらも経験値で上位2頭を凌駕してもというところ

穴目では4.トーセンヴァンノが戸崎への乗り替わりでキレ不足の同馬に新たに何かを加えてくれれば面白そうな存在
デビューからの三戦は1200mをチョイスして悪くない内容が続いたし、新馬戦で敗れた馬は連勝の後に京王杯2歳Sで3着といずれのレースもそれなりに強いメンバーと走ってきた
少頭数のコスモス賞はロケットスタートから番手を選択してキレる脚は使えなかったが詰め寄ってきたエーティーマクフィを退けた
その後の札幌2歳Sはジオグリフはどうにもできなかったにしてもすぐコーナーを迎える外枠が災いしたにしても、再度のロケットスタートから抑えて後方という競馬を選択したのはいただけなかった
初めから後ろからという指示を受けて乗ったにしてもこの馬の1勝以外は今年1勝しかしていない減量騎手が乗って良い馬ではなかったというところが個人的見解
戸崎ならロケットスタートを決めれば逃げか番手の選択肢もあるだろうし、園田で言えば松本幸→下原のような大幅な鞍上強化で低評価であればある程3連単や3連複の紐には入れておきたい

内容から推せるのはここまで

人気になりそうな5.レッドベルアームは5,6番手インから3コーナー手前で3番手インに浮上したものの3〜4コーナーでの反応がイマイチで上がり最速とは言っても追い出してもガツンと来るところは見受けられなかった
兄姉の4頭は全てディープ産駒で1600〜2000までのタイプだったが、この馬に関してはもっと距離があった方が活きそうな気もするのでコーナーが苦手なタイプであれば広い東京コースの方が合わなくもない気はするが上位とは差がありそう

金子血統の12.ダンテスビューは2007年産駒以来の父キングカメハメハで全兄のキラウェアは芝が全くダメなタイプだったが本馬は今のところ芝でこその感じ
新馬戦で見せた末脚も未勝利戦で見せた抜け出す脚も共に上がり最速で全く異なる競馬をしてきた内容も加味すれば浮上は可能そうだが対戦メンバーそのものに恵まれてきた感じもあって一気に強くなる相手に対してどれくらいの競馬ができるのか正念場を迎えた形か


②新馬戦対戦メンバーのその後

1位アサヒ
→ 1着ジオグリフが札幌2歳S1着(圧勝)
→ 3着アスクビクターモアがアイビーS3着
→ このレース4着馬も勝ち上がりで計3頭が勝ち上がり

2位イクノイックス
→ 3着サークルオブライフがアルテミスS1着
→ 4着サトノヘリオスが中京2000の2歳レコード更新
→勝ち上がりはこのレースも3頭

3位グランシエロ
→このレースからは4頭が勝ち上がりを決めており、未勝利戦で下した馬もその後の未勝利を勝ち上がり

4位アルナシーム
→このレースから3頭が勝ち上がりを決めており、2着のブラックボイスがアイビーS4着ではあるものの上位3頭からは離れての入線のためにこのレースの対戦メンバーは4位評価とした

5位トーセンヴァンノ
→3頭が勝ち上がった新馬戦で1着ラブリイユアアイズが京王杯2歳Sで3着しているものの1200mの札幌戦であったことから評価は落とした

以下はスカイフォール、テンダンス、テラフォーミングの順位となった


③三戦以上経験馬の変化
対象はアサヒ、トーセンヴァンノ、ナバロン、グランシエロの4頭だけ

アサヒは初志貫徹で中団から後方のレースに変化はないものの、1番のキーは出遅れて挽回が不可能になる展開でそうなると展開の助けが無ければ浮上しても届かずのパターンに陥るところは要注意

トーセンヴァンノはこれ以上溜めてもキレる脚がないのはわかっただろうから、常に好発を切る特性を活かした競馬で雪崩れ込むように乗っての前進は見込みたい

ナバロンは前に行く脚が出てきて結果も出せたが札幌1500mの時計も割と平凡でどう比較しても厳しい形になるのは間違いないだろう

グランシエロは新馬戦が2馬身ほどの出遅れから常に大外を回し続けてコーナーで進出と長く脚を使ったが、もう少し我慢していれば勝ってもおかしない内容だった
アイビーSも1馬身ほどの出遅れが大きく響いての僅差負けだが勝ったドウデュースが4番手外から抜群の手応えでいつでも抜け出せる状態であったのに対して、新馬戦よりは我慢して4角でも最後方の大外から長く脚を使ってのクビ差負けで今度は内枠がやや響いた部分もあるが、ドウデュースはラストほぼ流していたので両方ともまともに走っていれば後続は更に千切れていたはず
勝利した未勝利戦ではスタート五分でも後方待機一択の形にしたがさすがにこの馬が抜けすぎていたので危なげなく勝利を飾った
ここも後方待機一択になるだろうが外目の枠が当たったことはこの馬にとっては+になるし、せめて発馬五分であれば再度長く脚を使っての大外強襲の場面は見られそう


④少しでも配当が跳ねるには
イクノイックスが展開的にはインの2,3番手から抜け出すところにアルナシームとグランシエロがどこまで迫れるかといった形になりそうで、アルナシームはディープインパクトやコントレイルのようにここというタイミングを馬がわかっているかのように競馬していた点が魅力で唯一の不安はここぞの武豊の飛ばしになる
この馬がディープやコントレイルのように語られる存在になるのか、マイラプソディなのかある程度このレースでわかるだろう
イクノイックスとアルナシームが順当に1,2着争いするようであればトーセンヴァンノや人気薄の新馬勝ち上がり馬の3着といったところを狙いたいが、グランシエロやアサヒの不発も余程の超スロー以外では考えにくい

イクノとレッドが早めに競る形にアルナシームも加わった争いになるところをアサヒかグランシエロが一つでも上の着順になることを祈る買い方をすれば3連単の1番人気でも午前9:30現在で60倍つくことから、人気どころが来たら元返でもokの姿勢で買い目を広げてみるのも良いかもしれない


[予想]
後方からの末脚が強烈な馬が何頭か居るのでイクノイックスはある程度のところまでは抜け出さずに我慢したいところだろう
枠的にもかなりレースはしやすそうなので初戦のパフォーマンスと負かした相手からどこまで強いか期待してみたい
レッドが並びかけてきたところで手応えがどうかだが、アルナシームが楽に追って来られる形になればレッドは挟まれて厳しそう
後方から迫るアサヒとグランシエロを間隙を突く相手候補として基本は上位二頭4頭ボックスで1の1着固定のところだけ少しだけ厚めに持ちたい
穴狙いの3着付けフォーメーションにトーセンヴァンノ、テンダンス、ダンテスビューまでを狙いたい

◎  1.イクノイックス
◯10.アルナシーム
▲   3.アサヒ
△△8.グランシエロ
△ 12.ダンテスビュー
×   2.テンダンス
×   4.トーセンヴァンノ
×   5.レッドベルアーム

1→3,8,10→3,8,10,12  厚め
1→3,8,10→2,4,5
1頭で18点

3,10→1,3,8,10→1,2,3,4,5,8,10,12
3,10頭で36点

少ない点数でドン!と買いたいなら
1,10→1,3,10→1,3,8,10
8点を挙げておく

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