第90回 東京優駿(日本ダービー)の予想

ついに明日がダービー当日ですね

あなたの推しはどの馬でしょうか?
木曜夕方の枠番発表までにダービーに関する記事を月曜と木曜に2つあげておりますのでお時間の都合があればそちらをご覧ください


さて、まず木曜の枠番発表までに
紐にも買わないと決めていた馬が以下の6頭

③ホウオウビスケッツ
⑦トップナイフ
⑨グリューネグリーン
⑬シーズンリッチ
⑯パクスオトマニカ
⑰ドゥラエレーデ

そして枠番発表で2頭を消すこととなりました

⑮ノッキングポイント
⑱サトノグランツ


この消去法に関しては
①皐月賞でどういうレースをしたか
②前走までの全体時計・ラップ構成
③レースごとのメンバーレベル
④脚質を加味しての枠の並び

この辺りは何度もパトロールビデオと睨めっこしながら決めたことです

なのでここに挙げた馬が3着内にきた時点で私の今年の日本ダービーは終了😇


まずは皐月賞の分析

全体時計 2.00.6 超Hペース
前半 58.5(12.3-10.9-11.9-11.6-11.8)
後半 62.1(12.4-12.5-12.7-12.5-12.0)

上位馬たち
1着 ①ソールオリエンス🥇 上がり35.5
2着 ⑭タスティエーラ🥈 上がり36.6
3着 ⑦ファントムシーフ🥉 上がり36.4
4着 ⑰メタルスピード 上がり36.7
5着 ④ショウナンバシット 上がり36.7
6着 ⑩シャザーン 上がり36.4

前半と後半の1000mは+3.6秒の超前傾ラップの構成でレース上がり3Fは37.2と先行した馬は総崩れと言えるレース展開となりました

ソールオリエンスが計測した上がり35.5が異様な時計ではあるものの一番強い競馬をしたのは先行馬の後ろで競馬して早めに抜け出しながら2着に踏ん張ったタスティエーラだと考えています😊

皐月賞は唯一前目からの競馬で0.2秒差の2着でありながらダービーは4番人気で迎えそうというのも最もナメられた一頭と言えそうです

皐月賞を含めてダメージが心配されましたが追い切りの動きを見る限りしっかりとコントロールされてなお良い動きを見せているのでほぼ心配は要らないでしょう

不利を受けながらも無理をさせずに次戦以降に向かった共同通信杯から弥生賞もノーダメージで勝つことだけにこだわった競馬をした点もダービーでピークを持ってくることには概ね成功したのかな?と個人的には思います

堀厩舎なので大一番での外国人Jの起用も予想通りでしたがレーンJが本当に良い状態のレーンJと思えない騎乗を繰り返している点は正直気になります

今期のレーンJは5度のムチ制裁で累積制裁点数が24点になっています😥

これ以上の制裁を受ければ来期は短期免許も無しになるので果たして無理しますかね?という明確な騎手の事情も含んでおり、来期の日本なんて知らない!俺はやる!!のレーンJスイッチが入れば期待できるのですが果たして🤔

昨年もほぼ同じような制裁キングになってやる気スイッチがどっか行ってしまったのも見てきた人ならタスティエーラに重い印を打つのは怖くなりますよね、実際馬の力は足りてても渾身の騎乗をする他の騎手に比べて制裁を気にしたレーンJが馬券外になるシーンは往々にしてあると思ってしまいます

あとはどれだけタスティエーラが他馬と実力差があるかどうかだけの話ですね

皐月賞◯評価で2着になって印を大きく下げるのは予想する人間としてどうなの?というところもありますのでそれなりに上位の評価にはしたいです

しかし、オカルトデータとして前走時に13番より外の枠に入った馬は長い間勝利がありません
(0-3-3-60で良くて馬券絡み)

皐月賞で14番枠に入ったこの馬も勝利となると厳しいのかもしれません
あくまでも△△(二重△)という人気と同じ4番手評価というところが妥当だとは思います

見た目のインパクトで言えば勝ち馬のソールオリエンスが4コーナー17番手から差し切ったという事実に目を背けるのは難しいでしょう

特にこの馬は右回りが上手ではないというのが京成杯で見えた課題でありながらも鞍上が腹を括って競馬をして皐月賞では前代未聞と言えるような追い込み勝ちを決めました

左回りの方がスムーズに競馬はできると思うので凡走はしないと思いつつもデビューからの4戦目で最も間隔の詰まる今回は皐月賞のように後方でポツンとした競馬はしないはず

1枠1番で皐月賞を勝利したことでナリタブライアンにコントレイルという偉大な先輩に続きましたが、3枠5番というゲートから日本ダービーを勝利した馬にはディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルがいるとなるお三冠馬フラグはビンビンに立っていますが果たしてどうなることでしょう?

土曜の競馬で1勝クラスの2400m戦が2.25.4と時計そのものはスローのために平凡でしたが後半600→200mは11.3→11.0
準メインの古馬の1600m戦が1.31.6という時計でした

芝のクッション値が9.3という数値でありながらもかなりの高速馬場になっているCコース替わりの開催初週ということで日本ダービーも歴代何番目かの水準の時計になる可能性が高いです

①速い時計での決着が未経験
②発達しすぎた馬体が距離への融通性を奪う
③横山武Jが目下のところ不調
④キタサンブラック産駒の詰まったローテ

デイリースポーツ様より拝借
皐月賞前のフォトパドックでのソールオリエンス


そして次の写真がダービー前のソールオリエンスの馬体となるわけですが

毛ヅヤはピカピカ
胸板から前肢にかけてと後肢の筋肉の発達が異常


うん、見惚れましたね😂
うわぁ!皐月賞が仕上げきってないってホンマやったんか!と

ただ、これは本当に率直に思ったことなんですけど仕上げ切らない方が却って良かったのではないかな?とも🥺

これから走るのが〜2000mのレース、極端に言えばマイルまでのレースならこの仕上げは大正解だと思いますが、そこまで大きな馬体でもないこの馬とディープインパクトに共通しているのは跳びが大きくて耐空時間が少し長いストライドをしているんですね😊

ここまで筋肉質にしてしまうと跳びの大きさを活かすための柔軟さを奪いかねないのではないかな?というのが正直とても不安になった気持ちの方が大きいです

挙げていけば不安要素はなんぼでも出てきますが強調材料も限りなく挙げられるのでこの辺は自分の心とのチキンレースみたいなもんになるかなと

正直強いのは間違いないはずです
あとは皐月賞のパフォーマンスや無敗の二冠馬誕生を信じる気持ちを強く持てるかどうかになるかな?と思います

ソールオリエンスと横山武Jが持ってるか否かくらい言い切ってしまっても良いくらいには力そのものは抜けているでしょう

一方で皐月賞で不利があった馬たちにも触れておきたいです

ファントムシーフに関しては接触あり、落鉄あり、通ったコースもそこまで良い判断ではなかった中での3着と見直せる要素が沢山あります

しかしこれまでにこの馬は強い!と感じる決定的な何かが上位馬の中では圧倒的に不足しているイメージはあります

ホープフルSで感じた右回りでの並の馬感から右回りではどうしても主力候補として扱いたくなかったのが個人的な考えですが、共同通信杯と野路菊Sでは横綱相撲と言える競馬内容で自らの力で勝利してきた左回りになること自体はこの馬にとって大きなプラス材料となるでしょう

課題としては高速馬場になった時の東京2400mという産駒にやや苦しい条件になりそうなことと7枠14番という枠から動いていく自分の形が作れるかどうかというあたりになりそうです

①ハービンジャー産駒の東京高速馬場対応
②上がり上位記録的には◯も枠的に不安あり
③乗り替わりでのダービー制覇のハードル

皐月賞は色々あっても3着に来ているので世代屈指の力があることは証明済ですし、ダービーでの乗り替わりに対しては武豊Jが3週に渡って追い切りに騎乗する徹底ぶりからコンタクトは取れているとも思えます

自信が漲るコメントが武豊Jの口からも出ていますし33回もダービーを経験してきた騎手が自信を持って臨むということで鞍上の経験が追い風になる可能性もあるでしょう

また、この馬に限ってはこれまで3名の騎手が手綱をとってきましたが和田J・福永元J・ルメールJと3勝を挙げたのはいずれも【初騎乗】時というのが逆に心強いデータになるかもしれません

追い比べになった時にソールオリエンスやスキルヴィングと同等以上の末脚を使うイメージは正直なところ湧きませんが、皐月賞以上にこの馬も仕上げてきた感はあるので人気的にはあまり買いたくないところではありますが軽視は禁物かと思います


次に直線ではオッ!と思わせるところがありながら掲示板外の6着に敗れたシャザーン

写真で解説した方が早いのでそうします

左上→右上→左下→右下の順

※左上
4コーナーを回る時にはタスティエーラやメタルスピードは完全に射程に入れる形になり真っ直ぐ追い出せばチャンスありという場面

※右上
インを掬ってきたショウナンバシットが大きくスライドして外に持ち出してきたことでタスティエーラも外に寄る形になり、嫌ったファントムシーフ(ルメールJ)は内側へシャザーン(岩田望J)は待って追う形になります

※左下
勝ち馬のソールオリエンスがものすごい脚で伸びてきたところで内側へ切り込み、メタルスピードも外側へ逃げたために完全にシャザーンの通るスペースが無くなります

※右下
ゴール入線直前はまたその差を詰めてきており3着になったファントムシーフとの差については直線での進路の取り方と不利の分とも言えます
最終的に切り替えられたのが残り3秒少しのところだけにスムーズな競馬さえできていればと悔やまれる結果になりました

パトロールを見ても感じたことは
見えていた騎手との差かなと感じます


とは言っても良くて3着という結果には変わりなかったと思いますし、この馬の最大の武器である瞬発力が活かせる馬場状態でもなかったことからこの敗戦で人気が10番人気程度に落ち着くのであれば日本ダービーこそ最大の狙い目だと思ってました

皆さんちゃんと競馬を観れる方が多いですね😂
正直、枠の問題もあったかとは思いますが5番人気はあまりにも想定外でした

配当的な妙味を感じてこそこの馬を推したかった日本ダービーだったのですが、5番人気となると話は少し変わってきます😅

上位4頭からは離れた5番人気ではあるのでこの馬の瞬発力が活きそうな今回の高速馬場自体は魅力的な舞台設定だと思います

ただ頭で買える馬かどうかとなるとタフな皐月賞が経験できたことそのものはプラス評価にしたいところですが、高速馬場でもスローの経験しかないところがこの馬の不安点でもあるといったところでしょう


ショウナンバシットに関してはゴールドシップのようなワープ走法で皐月賞は掲示板を確保しましたが、東京コースで同じことができるとは到底思えませんし長く速い末脚が必要となる舞台でよほどのことが無ければ馬券内率はかなり低いと感じますのでこの馬も無印とします

4着のメタルスピードに関しては距離も左回りも持続型スピード競馬も合わないと思いますし、母型からも突然変異的にこの馬が長距離をこなせる馬として出現したとも思いにくいです

皐月賞は何度も外差し決着になるからという理由でタフな馬場なら出番があると思ったこの馬に関しても日本ダービーで重い印を打つには至りませんでした

ただ、好きな馬枠という素人感丸出しの枠を設けてでも三連単の3着に100円だけは持っておきたいくらいには1週前と当週の追い切り内容が抜群に良いです

色んな競馬サイトでそんな名前あがってなかったけど?と思う人もおられるかもしれませんが、終始持ったままに抜群の手応えで11.0で流した美浦ウッドの動きを見せられると頭抱えました 笑

斎藤調教師も津村Jも皐月賞がローテ的に現状維持とのことでしたが、間隔があってレースのダメージもなかったことで過去1番の状態に持ってこられたとのことです

さすがにダービーはどの馬もよく見えますがこの馬は特別良く見えました
陣営に皐月賞(13番人気で4着)より遥かに良いと言われると買わないで良いだろうと決め打ちしていた心が揺さぶられます

馬券の水晶には入れなくてもこっそり絶対買っていると思っていてください😂


青葉賞組については簡単にします

スキルヴィング
ハーツコンチェルト

どちらも買える存在だと思います🤩

2.23.9という時計は過去10年で3番目に速い時計水準ではありますが、特に勝ち馬のスキルヴィングに関しては2着になるハーツコンチェルトを交わしきる場面だけ鞭を使って心を折りに行きましたが全体を通して余力たっぷりで青葉賞を終えることができました

それでも陣営としてはレース後のケアには細心の注意を払い馬体が萎まないか?
普段ならノーザンファームしがらきへと移すのを今回は輸送距離を考慮して天栄に移動し、しがらきから担当スタッフが天栄に派遣されるという徹底ぶりで調整してきました

レースに向けての追い切り過程が軽めというところで皐月賞組と比較した時の負荷の軽さが気になる方も多いでしょうし、この馬もソールオリエンス同様に間隔が詰まった時に結果の出にくいキタサンブラック産駒です

注意に注意をしてもダービーは簡単じゃないという結果になる可能性もありますが、ゆりかもめ賞を勝利した段階から青葉賞をダメージなく完走しての日本ダービーをオーナーサイドに提言していただけあって予定通りとも言えます

ルメールJも厩舎スタッフへの信頼を口にしており追い切りには一切跨らずにレースを迎えるこおになるのですが、なぜ追い切りに騎乗されに行かなかったか聞かれたインタビューで「必要ない、(馬とスタッフを)信じてるし勝つ自信があります」とのことです

常に有力馬に跨る騎手として勝つ自信があります=ダメなことも往々にしてあるわけですが、過去最速の2.23.0の時計で青葉賞を制したオーソリティも木村厩舎ですが日本ダービーには出走させませんでした

近年で最も制覇に近かったアドミラブルは1番人気に推されて33.3というダントツの末脚を繰り出しましたが、ルメールJが乗ったレイデオロの好判断のマクリが炸裂した2017年は8枠18番という枠でなければもう少し何とかなったはず

そう考えれば1枠2番という枠を引き当てたスキルヴィングには大きなチャンスがあると見て良いはずなのですがこの枠だけにやることが限られてくると思います

520kgを超えて跳びの大きなこの馬が揉まれる後方に下がるのはルメールJも避けたいはずなので悪くて中団イン、良ければ好位の内から中にかけての位置取りを選択することでしょう

①青葉賞組のダービー制覇へのハードル
②520kgを超える馬体での内枠対応
③戦ってきた相手関係の違い

色々あるのは間違いありませんがそろそろ歴史動いて良くない?とも思います

ハーツコンチェルトは余力たっぷりのスキルヴィングに競り負けた内容から逆転を信じるのは流石に無理があると思いますが、左回りになるとやはり変わるなと感じました

それでも道中の馬の動きで常に外へ外へと追いやられたスキルヴィングと比較すると無難に回ってきて一杯に追っても敗れてしまったことから3着候補の一角としては十分に狙える馬以上の評価は危険だと思います

展開分析も一応しておきます✨

逃げ・番手
パクスオトマニカ
ホウオウビスケッツ
トップナイフ

先行 内・中・外
ベラジオオペラ
グリューネグリーン
ドゥラエレーデ
(ショウナンバシット)

好位〜中団
スキルヴィング
フリームファクシ
タスティエーラ
シーズンリッチ
ファントムシーフ
サトノグランツ

中団〜後方
ソールオリエンス
メタルスピード
シャザーン
ノッキングポイント

※ショウナンバシットに関してはデムーロJのスタートによる影響が大きそう

皐月賞ではグラニットの逃げは早く決まったもののベラジオオペラとグリューネグリーン、ダノンタッチダウンと予期していなかった馬たちも先行策に出たこととタッチウッドが外から抑えきれずに一気に行ってしまったことによるハイペース競馬となったが、パクスオトマニカが田辺Jで無理に行ったとしても皐月賞のような超前傾ペースになることは少し考えにくい

可能性があるならホウオウビスケッツがフリージア賞の再現を目指す競馬をした時に外の馬たちが譲らずに流れた時だろう

昨年ほど拮抗したメンバーが揃っていた場合には2.21〜2.22秒台もあり得るがドゥラエレーデが最初から控える展開なら2.24秒台でも不思議なしのスローかなというところ

持続力かつペース対応も含めると長く脚を使えるor高い瞬発力を持つ馬たちを上位に取りたいので以下の評価とします

◎②スキルヴィング
◯⑤ソールオリエンス
▲⑩シャザーン
△△⑫タスティエーラ
△⑭ファントムシーフ
3着候補①ベラジオオペラ
ロマン枠⑧メタルスピード

あとは3着に
⑦フリームファクシ
⑪ハーツコンチェルト

を足すかどうかですが抑えにしても中途半端な人気ですし基本的には要らないと思って買わないことにしました

◎と◯の差は=馬の差ではなく陣営や騎手を含めた経験の差です


ベラジオオペラに関しては不安はありますが皐月賞が3番人気で個人的にも◎を打ったのは高い瞬発力を前目の位置からでも発揮できる点と田邊Jでもさすがに控えて競馬をすると思っていたからです

ダービーでは勝ちきるのは本当に厳しい立ち位置にはあると思いますが東京コースでのパフォーマンスと内枠での信頼度から人気が大きく落ちる今回は買い目には入れたい

これで印をつけたところで解説していない馬は居ないと思いますがサトノグランツに関しては枠さえ内〜中なら買おうと思っていました

枠の並び的に16,17が前に行ってくれることで結果的に良い位置が取れないことは無いと思いますが枠順が出てからある程度川田Jも決め打ちして乗ることになると思うのでレース序盤から積極的に位置を取りにいく乗り方(福永元Jのワグネリアンのような乗り方)をするかな?というところは疑問です


まず基本の買い方
②→⑤→①⑩⑫⑭

次に抑えの買い方
⑤→②→①⑩⑫⑭
②⑤→①⑩⑫⑭→②⑤
②⑤→①⑩⑫⑭→①⑩⑫⑭
⑩→②⑤→①②⑤⑫⑭

とします

この買い方だとファントムシーフとタスティエーラが馬券内に残る形だとほぼ勝てないので金額に強弱はつけます

巷の意見ほど②⑤の2頭がめちゃくちゃ抜けてるとは思っていませんが、ダービーまでの一つ一つのレースを見てきてどうしても他の馬がここで大躍進するという光景が浮かびにくかったです😅

②⑤を出し抜くとなれば本当に自信があるコメントをしているファントムシーフだとも思いますが、どうしてもこれまでのレースぶりからそこまで強いと感じられないので抑え評価としました


それでは日本ダービーが終わる頃にみんな笑えていますように😊

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