アニメ『明日ちゃんのセーラー服』
こんばんは、西尾です。
はい、今日もアルバイトです。
何もありませんでした。
強いて言えば、忘れ物の運転免許証を回収した時、写真がヤンキーっぽくて怖いなと思っていたら、その横に「普通車はAT車に限る」の印字をゴシゴシ削って消した痕跡があって爆笑してしまったことです。多分オートマも恥ずかしいことじゃないぜ。まあ僕はマニュアルだから分かんないけど。笑
というわけで話すこともないので、今回も今期アニメ紹介をしたいと思います。今期もそろそろクライマックスということで、今日紹介する作品はこれまで紹介させていただいた中でもトップクラスに好きな作品です。
ちなみに、この記事を書く直前までこの作品の最新話を見ていました。
それではいきましょう。
『明日ちゃんのセーラー服』
軽いあらすじ
主人公、明日小路は母の母校である私立蝋梅学園中等部のセーラー服に憧れ、晴れてその新一年生となり、母の仕立ててくれたセーラー服で意気揚々と初日を迎えた。しかし、蝋梅学園中等部の制服は現在ではブレザーになっていて…。
学校側にもなんとかわかってもらい、蝋梅学園でただ一人、セーラー服の生徒となった明日ちゃんとその同級生たちとの間に育まれていく友情の物語。
まず初めに語るべきであろうこの作品の素晴らしい点は、何を隠そう作画の素晴らしさ。
キャラクターの動きの滑らかさから背景の書き込みの細やかさ、果ては横顔から見えるまつ毛の反り具合まで、その作画の一切に妥協が存在しません。
第一話を見た時にはこの神作画で3ヶ月持つのかオイ!?と思っていたのですがそれも杞憂、残すところ1話となった今日に至るまでどの瞬間を切り取っても美しい。
最初に衝撃を受けたのは、第一話の登校の様子。
明日ちゃんがひとしきり走った後に立ち止まり、口に入っちゃった髪の毛を払うシーン。まずその描写をしていること自体素晴らしい細やかさなのですが、さらにすごいのが、髪を払う瞬間にほっぺがちょっとだけぷるんっとしているんです。これを見て、「このアニメは、伝説になる」と悟りました。
そして作画について、全体を通してすごいと思っているのは、画面内で喋っているキャラクター以外のキャラの描き込みです。
僕がそれを強く感じた代表的なシーンは、明日ちゃんの一家が友人である木崎さんを家に送るため車に乗っているシーンです。
運転手の明日ちゃんママが後部座席にいる木崎さんに話しかける場面で、助手席に座っている明日ちゃんの妹花緒ちゃんが、瞬きしながらずっと外の景色を眺めてるんですよね。
まず、こういうシーンで話している以外のキャラクターって止まってることがほとんどなんですが、ここでは瞬きをしている。しかも小学生の女の子らしくちょっと目を輝かせて外の景色を眺めているという様子にしている。
こういう細かな部分への気配りが素晴らしいです。
そして、作中でも特に美しいシーンは少しタッチが変わってより原作に忠実な一枚絵として映してくれます。これもまた素晴らしい。
続いて、この作品のもう一つの大きな魅力はもちろんそのストーリーです。
基本的には明日ちゃんが同級生一人一人と仲良くなっていく様子を1話完結で見せて行くというお話なのです。明日ちゃんのハツラツさ、眩しさに引き込まれていく同級生たちの様子にもの凄く感情移入させられます。
僕の特にお気に入りの回は第七話「聴かせてください」です。
この回は、軽音楽が好きでアコギも持ってるんだけど演奏はできない、蛇森さんという子が明日ちゃんに演奏をせがまれて…。というお話です。
この回は明日ちゃんと蛇森さんの関係性のみならず、最も注目すべきなのが寮の同室である戸鹿野さんと蛇森さんの関係性のほどよさ、リアルさです。蛇森さんのちょっと見栄張ってしまう気持ちも、無理だろとなる気持ちも、そこからの変化も、なんだかすごく身近に感じられるんですよね。僕は蛇森さん大好きです。
詳しくは是非ご覧になって確かめてみてください。
ちなみにこの作品は、原作とアニメがある種相互補完的な関係性になっているという話を小耳に挟みました。原作は恥ずかしながらまだ未読なので、是非購入したいと思っています。
本当は花緒ちゃんのトトロみたいなシーンとか、爪切りを嗅ぐ木崎さんとか、話したいことは例の如く山ほどあるのですが、今回も色々と書き過ぎてしまったのでそろそろ終わります。
そして来週はついに最終回。体育祭が始まります。
最終回に体育祭を持ってくるアニメは傑作。ハンカチの準備をして待ちます。
ありがとうございました。
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