アニメ『戦闘メカ ザブングル』

こんばんは、にしおです。
今日はずっとよくしてくださっている他事務所の先輩芸人、きつね日和さんの主催ライブに出させていただきました。
平場でのきつね日和さんとのトークの際、高校時代の松本さんの陰キャいじりエピソード、僕の陽キャにいじられていた(いじらせてあげていた)エピソード共にお客さんにドン引きされてしまいました。
アンケートには「今回は気持ち悪さが勝った」と書かれておりました。難しいですね。

まあその話はよいとして、今日紹介したいのは今年40周年をむかえるこちらの作品。
『戦闘メカ ザブングル』

奥の左から、ブラッカリィ、ウォーカーギャリア、ウォーカーギャリア(大)
ラグ、エルチ、ジロンのフィギュア
ザブングル
ラグのスイギュア

写真は僕の持っているザブングルコレクションの一部です。以前Twitterにも同じ画像を投稿しています。手抜きすみません。
『戦闘メカ ザブングル』は言わずと知れたガンダムの生みの親、富野由悠季監督の作品です。
前作である伝説巨神イデオンイデオンまでは富野喜幸名義だったものが、ここから富野由悠季名義になります。

軽いあらすじ
地球が、惑星ゾラと呼ばれるようになった未来。
イノセントと呼ばれる支配階級はドームに住み、シビリアンと呼ばれる庶民階級の生活を支配していた。
シビリアンの世界には、どんな罪でも3日逃げ切れば不問となる「3日限りの掟」が存在していた。
しかし主人公ジロン•アモスは、その掟に反し両親の仇を追う復讐の旅をしていた。その中での仲間達との出会い、別れ、戦い。そして次第に明らかになる世界の真実。
エネルギーに満ち溢れた波瀾万丈の痛快冒険活劇。

この作品に関しては話したいことが多すぎて何から言えばいいのかわかりませんが、まずお伝えしたい魅力は作品のもつパワーとノリの良さ。
これ以前の富野監督作品と比較するとかなり異質です。ある意味、このずっと後に制作される『キングゲイナー』や『Gレコ』に通ずるようなハツラツさを感じるのがこの『ザブングル』。この頃の氏の作品には珍しく、メインキャラクターの死者がほとんど出ません。
序盤は特にこの明るさが顕著で、ロボすらもコミカルなアクションをしたり、「アニメだからね。」というセリフに代表されるメタ的なギャグも沢山見られます。
ただし世界観自体は割と過酷で、メインキャラ以外は割と序盤からバンバン死ぬんですね。しかし、主人公ジロンをはじめこの世界の住人たちは悪い意味ではなく、割とカラッとしています。死を目の当たりにしても、もちろん悲しみますが切り替えて先に進んでいく。登場人物たちの考え方が価値観がしっかり世界観によって裏付けされているという感じがします。これがいい。

もう一つ、この作品の大きな魅力であり今の目で見ても画期的だと思うことがあります。
それが主人公のキャラデザ。
先程の写真にも映っていますが、参考のため別のフィギュアの写真を添えましょう。

主人公、ジロン•アモス


丸顔で到底イケメンとは言えない見た目をしています。劇中でも「土饅頭」と呼ばれるほどです。
しかし、あらすじにも書いた通り彼には掟を破ってでも両親の仇を打ちたいという目標があり、その行動には彼なりの筋が通っています。これが非常に魅力的なんですね。
そしてこの見た目であるが故にその行動力の高さやエネルギッシュな演出の似合うこと似合うこと。
見渡す限り砂漠の泥臭い世界で、こんな顔した主人公が暴れ回る、これだけでかっこいい。
『ガン×ソード』のヴァンもそうですが、復讐のために戦う主人公はカッコよいものです。

更に、この作品の凄いところをもう一つ。
今のロボットアニメではある種お約束ともなっている主人公ロボの交代。これを最初に行ったのがこの作品なのです。
序盤の主役メカはもちろんタイトルにもなっているザブングルです。

ザブングル

ちなみに、少し話は逸れてしまうのですがこのザブングル、第一話で2機出てきます。主役ロボがいきなり2機出てくる、これもかなり画期的だと思います。

ところが物語中盤になると主人公ジロンの乗るザブングルが大破、ウォーカーギャリアと呼ばれるマシンに乗り換え、以後ジロンはずっとこちらに乗ります。

ウォーカーギャリア

どうですかこのフォルム。主人公ジロンもそうですが、とても主役ロボには見えないのではないでしょうか。しかしこのジロンとギャリアの組み合わせが堪らないんですよ。
『ザブングル』の世界観、そしてその世界に存在しているウォーカーマシンと比較すると、前者のザブングルはヒロイックすぎて逆に浮いてしまっている気がするんですよね。もちろん大好きですが。
だからこそ、このウォーカーギャリアの馴染むこと。泥臭くかっこいい戦いも、コミカルなアクションもギャリアは全て完璧に魅せてくれます。
当時、主人公が番組タイトルになっていないロボに乗りはじめた時の衝撃。リアルタイムで是非味わってみたかった物です。

ちょっと話したいことはまだ山ほどあるんですけど、ちょっと長くなってきたんでこの辺にしておきます。
どの作品の紹介でもそうなんですけど、全くと言っていいほど語り足りないですね。
話したいことを上手くまとめる力と語彙力を身につけたいです。
最後に、僕が『ザブングル』で一番好きなキャラはコトセットさんです。

ありがとうございました。

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