2022一橋大国語/第二問/解答速報
【2022一橋大国語/第二問/解答速報】
出典は三熊花顛『続近世畸人伝』。筆者は江戸時代の画家。
問一 (語句の意味)
A.露の命→はかない命
B.おとがひ→あご
C.ひねもす→一日中
問二「はたしてしからば蚤、虱、蚊、虻のために人を生ずるやと詰りし人もあり」(傍線一)とあるが、どういう理由で詰っているのか、答えなさい(30字以内)。
〈GV解答例〉
「人を養う天物」は「害虫を養う人」と論理上同じだという理由。(30)
〈参考 S台解答例〉
この世では生き物は皆同等だ、という考えに共感できないから。(29)
〈参考 K塾解答例〉
生き物の中には、人の役に立たず、専ら害をなすものもあるから。(30)
問三 筆者はこの文で何を言おうとしているのか、説明しなさい(50字以内)。
〈GV解答例〉
生産に関わらない場合、特に牛馬のような生物は、因果応報の理からも、人と同じく憐れむべきだということ。(50)
〈参考 S台解答例〉
心のあり方や行いに対し、因果の報いがあることを忘れず、全ての生き物を人と等しく扱うべきだということ。(50)
〈参考 K塾解答例〉
生きる上でやむを得ない場合を除いて生き物を殺したり苦しめたりせず、人と同様に憐れむべきだということ。(50)