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久々に、また、ジョーカー。

映画館では2度観た。

そんでもって、また動画配信サイトでレンタル。懲りずに。

この映画を観て面白かった、よくわからなかった、攻撃的だ、素晴らしかった。感想は多岐にわたって、観る人の感性による感想がさまざまで、なるほどなぁと思う。

自分の場合は、ジョーカーである「アーサー」に対して、半分「わかるぅ」で、半分「ふざけんな」という想いが二分割される。それはどうしてか。多分、その時の自分の置かれている状況。

ハッピーハッピーの時に観ていたら「ああ~やばいね~悪いねぇ~気の毒~~わーバイオレンス!だってジョーカーだもんね!」で終わると思う。でも、今の自分の置かれている状況はどちらかというと、ジョーカー寄り。(詳しくはここには記さないけれど)

運が悪い。やらかしてしまう。うまいこといかない。自分を肯定なんかできない。なにかと攻撃される。ふざけんな。こんなクソみたいな世の中で、いいことなんかあるわけない。

そんな時の地下鉄での殺戮シーンは「スッとする」。あんなクソみたいな奴ら、制裁されてしまえばいい。そう思ってしまう自分がいる。とても危険。でも、いつもの、ハッピーハッピーな時であれば「そんな…とうとう銃を使ってしまったの?!よくないよ!」になる。

だから、観る時の気分によって「ジョーカー」を観た感想が変わってくる、気がする。だからメンタルが落ちてる時に観ないほうがいい、なんてツイッターで言われていることは頷ける。どんな時でも観る作品を一貫性がある目で観られたらもっといい感想が呟けるんだろうなあ…。


悲しいけれど、何度もこの映画を観るたびに、これは大げさなストーリーじゃない。世界中のこのたくさんいる人間の中に、どんだけジョーカーになる人間が潜んでいると思う?と感じる。

だって自分も、その1人かもしれないから。


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