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初めての本拠地応援

2022年4月某日。中日ドラゴンズVS東京ヤクルトスワローズの試合を観るためにはるばる名古屋へ!!

さて、私はこの日ドラゴンズを応援しにいったというより
ドアラさんに会いに行った
の気持ちが強かったんですよ。
でも、試合前に練習をしてる選手の姿をみてると、あ、いつも動画でみる人たちだ!本物だ!うごいてる!いきてる!すごい!と3歳児知能ぐらいの興奮状態に陥ってました(試合は観ていたのに人の顔と名前を覚えるのが昔から苦手)

あっそういえば、試合の感想を書く前に、ちょっとした事件があったことを書こう。今まで生きてきた人生のなかで5本指にはいるほど個人的な事件。いつかすべらない話に出演する機会があったらこれを話す予定。

フォロワさんの某Mさんはドラゴンズファンの大先輩(以下、Mパイセン)
どうしてもドアラさんのメニューのパンが食べたい私は、売り切れやしないか、なんとかして確実に入手する方法がないかを聞いた。
そうするとMパイセンは
「まず、〇番の入り口から入ってエレベーターにのって4階で降りたら目の前にある店だよ」と教えてくださったのです!!!
神だ!ここに神が!ジーザス!クライスト!(泣いてない)

私はMパイセンの教えどおりに、試合当日〇番入口で待機したのであった。
そして入場と同時に左右キョロキョロ見回すも、エスカレーターしかない。
エレベーターとは?
近くのスタッフの方に「エレベーターってどこですか?」と聞く。
聞くは一時の恥、聞かずは一生の恥ってよくママンが言ってた。聞くしかねえ!
スタッフの方の顔が一瞬(なにいってんだこいつ)に見えた。
被害妄想だ。きっと、初めてきたのか?ってびっくりされたんだな。
すまんな、私は北海道から来たんだ。教えてくれジェントルメン。

「エレベーターは…あの左手の奥にありますが…」
が?いや、その語尾気になるけど気にならないわ!OK!サンキュー!
オッサン!(もうジェントルメンから降格している)

胸を躍らせた私はエレベーターを発見、乗り込むけれど、なぜか誰も乗ってこない。ははーん、Mパイセンさすがだな。こういう裏技やっぱ知ってるんだ。すげーわジーザス(クライスト)。

4Fに着き、エレベーターの扉が開く。
だが、開いた先にまた鉄の扉があって、固く閉じられている。
「あれ?間違えたかな?」と不安に思うも、特に立ち入り禁止とかの張り紙もない。
固い扉のドアノブはさらに固く、回るも開かない。
あれ?おかしいな?でもドアラさんのパンがこんなところでモタついてると売り切れてしまう(開場から10分も経過していない)
焦る私は、自分の最大の力(ほぼ体重)をかけて、刑事ドラマのごとく鉄の扉に体当たりしてみた。

結構音がした。いやかなりでかい音。

ドバーーーーーーーーーーーーーーーーン!!


扉は無事開いた。
そして目の前に店があった。「ドアラさんのパン」の写真もある。
だが突然現れた謎のドアラユニのババアと怯えた顔の店員の目があってしまう。
そりゃそうだ、もうそろそろ開場だ!お客様をお迎えする準備をしなければと思っていた店員さんに突然響き渡る鉄の扉を体当たりで開ける大きな音。
現れる突然の客。
お互い「…………」という何とも言えない間。

「すみません、ドアラさんのパンください」
ようやく絞り出した一言がそれだった。
顔はカープのビジユニより赤くなっていたと思う。だが私はドラゴンズファンだ。せめて青い顔をしていたかった。
店員さんはプロだ。「ドアラ先生のパンですね!かしこまりました!」
と笑顔で接してくれた。

目当てのブツを手にしてエスカレーターを降りようとしたときに、別のお客さんがやってきた。
あ、これが正規ルートだったんだ…。

後ほど現地で会ったMパイセンに話したら「エスカレーターって打ったつもりだった!!ごめん!」と謝罪された。
いいんだ、またネタができたから……そして思い出が増えた。いいことだ。


やっと試合の話に戻れる。
前述のとおり、私はこの時「推しの選手」とやらがいない。
ドアラさんしか目に見えていない。
実はこの日の先発は 今私がこよなく愛する 大野雄大 投手であった。
そんなん知らんがな、なんかオッサンが投げてるけど打たれてるやん、ぐらいの記憶しかない。

あの時の自分を濡れタオルでぶん殴りたい。

確かに試合は大敗だったけれど、何か清々しい気持ちだった。
「ドアラさんに会えた」
「野球って面白い」
「推しの球団を応援することの楽しさ」
「周りが全員ドラゴンズファン(当たり前)皆で応援することの楽しさ」
という満足感が全身を包んでいたからである。

こうやって私は「ドアラファン」だけじゃなく「ドラゴンズファン」になっていくのであったが、またそれは後日。

確かこれだった気がする この画像であってたらこれのために体当たりをした。

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