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眠岸ぷりんについて






メンバーについてのnote、色々なタイミングも重なりゆとりがなかったので予定より遅れてしまいました。
気にかけてくださってた方もいて、ごめんね。




おいおいプロデューサーしっかりしてよ!って感じなのですが、
どうしても心にゆとりがある状態で気持ちを込めて書きたくて遅くなりました。お待たせしてしまってごめんなさい。


















改めまして、




今日はNANIMONOの黄色担当、くいしんぼうインキャの眠岸ぷりんについて書きます!













先日、1月16日は眠岸ぷりんのお誕生日でした🍮









ぷりんちぇちゅ・ぷりん、生まれてきてくれてありがとう。おめでとう。
















お誕生日当日のVeats shibuyaは超満員。


ペンライトの黄色の海。


まるで大きな陽だまりのようでした。














Xのフォロワーも10万人を超え、誰から見ても大人気アイドルのぷりん。






きっと傍から見たら、可愛く生まれて愛されて、不自由なく幸せそうで順風満帆なアイドルに見えるであろう。







でも決して神様に選ばれた特待生だったわけではないってことをここに記したい。










ぷりんはラッキーでトントン拍子にかけあがってきた「持って生まれた子」ではない。




自分に自信がなくて愛されたくて認められたくて必死に執着して闘ってひとつひとつ手に入れてきた「努力の人」だ。











だからこそ、多くの人の希望になれる。





















ぷりんと出会ったのは3年前、2022年の1月。







私はプロデュースしていたコンセプトカフェ「ふらっと」のゲストメイド(1日店長のようなもの)を探していて、


以前からSNSで知っていたぷりんちゃんに会ってみたいなと思いタイミング良く開催されていた彼女の誕生日チェキ会へと足を運んだ。



ふたりとも若くて今見るとおもろい









初めて会った彼女はSNSの写真と変わらず、いやむしろ実物の方が遥かに美少女だった。




なのにお客さんは数えるほどしかおらず、どうしてこんなに魅力的なのに見つかってないんだろうという不思議な気持ちにさせられた。







アイドルを卒業してフリーで活動していたぷりんは、「よかったらふらっとでゲストメイドしてみませんか?」という突然の誘いを快く引き受けてくれた。














そしてゲストイベント当日。

(実はヲユとミフユもこの日はお手伝いメイドとして出勤していた。みんなの出会いの日。)









ニコニコと持ち前の愛嬌を振りまいて接客する彼女と、そんな彼女の明るさに癒されている様子のお客さんを見て、本当に素敵な女の子だなと感じた。















イベント終わり、このまま何も活動しないのはもったいないなと思っていた私は彼女と雑談している中で「もうアイドルはやらないの?」と聞いてみた。







その途端、彼女の表情が陰る。









実はそういう話もあったけれど、色んな大人に振り回されてしまって心が折れたという。













(私ならこんな素敵な女の子、絶対に幸せにしようって頑張るのに。)


心の中でそんな風に思ったことを覚えている。









その頃、すでにNANIMONOの構想があった私は今すぐにでも彼女を誘いたい気持ちと、彼女の傷に軽々しく踏み込んではいけないのではないかという気持ちで激しく葛藤した。






今はただ彼女に寄り添って、信用できる大人の1人になれたらいいなと思った。




結局その日だけでは話し足りず、後日彼女をご飯に誘った。













そして別日、プライベートで初めて会った彼女はイベントの日とは別人のようだった。







帽子を深く被り、目に光がなくて、まるで覇気がなかった。






こうなっている人間が、強い人間不信状態にあることを私はよく知っている。


過去の私もそうだったからだ。








彼女は小さな声でうつむき気味にこれまでのこと、これからどうしようか迷っていること、そんなことを少しずつ話した。私はひたすら聞いた。


(ちなみに覇気はないのに、ご飯を沢山食べていてそれが何とも微笑ましすぎた!笑)











いじめに遭っていた過去、コンプレックスだらけの自分、信じていたのに裏切られてしまったこと、もう夢を諦めて無難に平凡に生きた方が良いと思ってしまっていること…








話を聞いていくうちに、この子に絶対信用してもらいたい!私が幸せにしたい!という強い気持ちが溢れてしまって



私はこの日、ぷりんをNANIMONOに誘った。
















この頃すでにNANIMONOはぷりん以外のメンバーが集まっていて、そこに最後に合流する形でぷりんが加わった。







初めてメンバーと会う日、ぷりんはすごく不安そうにしていた。

こんな私が受け入れてもらえるのだろうか、仲良くなれるのだろうか…そんなことばかりを心配していた。







どこまでも自分に自信がなく、臆病なのは今と変わらない。


私や周りの人間から、魅力的なんだから自信持ちなよってどんなに言われても信じることが出来ない。


それは過去の体験が根強く彼女の心に住み着いているからだ。信じることで傷付くことを彼女は身をもって知っていた。














そんな不安そうなぷりんをインキャなメンバーたちはすごく自然に、すんなりと受け入れた。


それはNANIMONOのメンバーもぷりん側の人間だったからなのだと思う。同類だという安心感、信頼感がきっとそこにはあった。







ぷりんもそんなメンバーに安心したのか、メンバーと打ち解けるまでにそんなに時間はかからなかったように思う。


メンバーといる時によく笑うようになり、デビューライブという目標ができたことによって、前よりずっと明るくなったぷりんを見て私も安心した。










そうしてぷりんが最後のピースとなり、NANIMONOは7人でデビューした。











メンバーひとりひとりをプロデュースしていく中で、私が驚いたのがぷりんの数への執着だ。





すでに数万人のフォロワーがいたぷりんだが、フォロワーが1人減っただけでもひどく落ち込み、原因を考えて、インプレッションを毎日記録してはどうしたら喜んでもらえるのか、どうしたら好きで居続けてもらえるのか、毎日のように試行錯誤していた。









ぷりんが持つ数字は、ただの数字ではない。




ぷりんがひとつひとつその手で大切に拾い集めた宝物なのだ。




こんなにひとりひとりと向き合ってファンを大切にするアイドルなのだから、愛されて当然だと思った。












それでも、やはりアイドルになったことや以前いたグループとの方向性が大きく変わったことで離れていってしまうファンも多かった。




その度に元気をなくしていく彼女に私は絶対に人気者にするから、今よりもっとすごい景色をみせるからと、具体的なNANIMONOの将来のビジョンを語った。










NANIMONOは他のアイドルとはライブの見せ方も楽曲も何もかもが違う。
今までにない、この子たちにしかできない、そんなグループにしたかった私はメンバーと一緒に1から100までを丁寧に積み上げた。





ぷりんはいつでも新しい試みに全力で向き合って、求めていることに対して100以上で返してくれた。













そうしてデビューから数ヶ月。


メンバーの頑張りが身を結んでNANIMONOは毎公演ソールドアウトするようになり、順調に人気を博していった。










特典会でのぷりんの列はどこまでも続き、時間内で足りないほどの人気メンバーとなった。








こうしてぷりんはNANIMONOの「眠岸ぷりん」になった。




他の誰にも替えがきかない、唯一無二のくいしんぼうインキャアイドルだ。




沢山愛されて幸せそうな彼女を見た時、私はようやくおなかいっぱい!になれた。














1年目の生誕ソロ曲はそんなぷりんの内側も見て欲しくて、

ぷりんのパーソナルな部分を曲にしました。

「PANDORA」歌詞
















それからもNANIMONOは走り続け、




ぷりんはどんな時でも与えられた期待に100パーセント以上のものを返してくれた。



与えられた仕事を完璧にこなし、提案されたこともすべて試して、こっそりボイトレに個人で通ったり、いつも陰での努力を惜しまなかった。


そんなぷりんへの周りからの信頼は絶大だ。







人を喜ばせたい精神が強いぷりんは根っからのエンターテイナーだと思う、アイドルが天職に違いないよ。











メンバー内でもぷりんは中立の立場で、場を和ませたり、元気がないメンバーがいたら率先して気にかけたり、いつだって優しい世界をつくる中心だ。






逆をいえば優しすぎるが故に、些細なことでも気にしすぎる。




新メンとしてねるが入ってきた時、



事務所の後輩ができた時、



メディアの仕事を受ける時、




どんな時でも自分がその子にとって、その場において誰かをがっかりさせたり傷付けていないか、眠岸ぷりんとして正しいかどうか、悩みすぎてしまう。









何千人、何万人から愛されていたとしても



たった1人に嫌われてしまうことに耐えられないのだ。















そんな優しいぷりんを、



どんなに辛い日だって笑顔で居続ける天才アイドルなぷりんを、



メンバー、TAKARAMONOのみなさんと一緒にこれからも支え続けたい。












おなかいっぱいすぎて、もう食べられないよ〜っていつかぷりんが言うその日まで、この世界のおいしいものをぜ〜んぶ味わってほしい。
















いつかその日が来るまでNANIMONOは止まらないし、

きっとぷりんもこれまでと変わらず、

いや、これまで以上にきっとキラキラしてたくさんの人をおなかいっぱいにしていくはずだ。















ぷりんがNANIMONOに託してくれた最後の希望を、
私は叶えたい。一緒に叶えよう。
















来年はもっと、再来年はもっともっと、


優しい黄色の陽だまりを広げていこうね🍮

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